北園大園『へんな古代生物』彩図社
古生代・中生代・新生代の、奇妙な姿かたちをした生物たちを紹介。ステゴサウルス(P72)やアンモナイト(P96)といった有名どころもチラホラ見受けられます。
ちなみに、「へん」といえば各項目の解説の中に「へん」な文章(ネタ要素の強い駄文)を仕込んでいるのも本書の特徴です。例えばP132のケブカサイの解説の末尾部分を引用してみると…
同様に、ワキ毛を剃っていて当たり前のグラビアアイドルの中で、堂々たるワキ毛をたくわえた“ワキ毛アイドル”こと矢吹シャルロッテがついつい気になってしまうのも、無理からぬこと……いや、これはケブカサイの例とは違い、個々人の性癖による部分が大きいのかもしれない。(P132)
引用文では省略しましたが、「矢吹シャルロッテ」の部分に※が付いていて、脚注には矢吹シャルロッテファン以外の人にとってはどうでもいい情報を載せています。「まったく、こんなしょうもないこと書きやがって…」と、ネタとして楽しむべきなのでしょう。
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へんな古代生物 著者:北園 大園 |
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