小山信康『ノートパソコンは買うな! 99%の人は騙される 価格の秘密』経済界
ファイナンシャル・プランナーの著者が、ノートパソコンやワイン、保険、ローンなどの価格構造(値段のカラクリ)を説き明かすというもの。
ちなみにタイトルで「ノートパソコンは買うな!」とありますが、著者(小山信康)は「親戚から中古で買った」(P18)ノートパソコンを使用しています。とはいえ、本書をよく読めば著者はノートパソコンをメインPCにはしておらず(「出張などの都合により外でパソコンを使いたいときにのみ、ノートパソコンを持ち歩くようにする」P32、「ノートパソコンには大切なデータを一切保存していません」P33)、デスクトップパソコンをメインにして両者を使い分けています。
とすると、「ノートパソコンは(メインPCとして)買うな!」ということでしょうか。…と思ったら、次の一文を発見。
もちろん、ノートパソコンを絶対に買ってはいけないというのではありません。私のように出張やセミナーなどでデータを持ち運ぶ必要のある人は、どんどんノートパソコンを使用するべきでしょう。大切なことは、本来の目的を考えて使用することです。(P36)
本来の目的…? なるほど、ノートパソコンの特徴は「パソコンを持ち運ぶことができる」ということであり(その分、デスクトップに較べて耐久性や拡張性などは犠牲になっている)、外出先でパソコンを使うという「本来の目的」に合致する場合にこれを使うべきというわけですな。
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ノートパソコンは買うな!―99%の人は騙される価格の秘密 (リュウ・ブックス アステ新書) 著者:小山 信康 |
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