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角川春樹『わが闘争』イースト・プレス

 角川春樹氏の自伝。
 ちょっと読むだけでも、著者が強烈な自我とものすごい自身の持ち主であることがわかります。例えば…

 自分を「歩く神社」のような存在だと思っている。つまり、おれが移動すると、そこに一種のおれの精神パワーの領域ができる。一緒にいる人たちが、UFOを見たり、あるいは、天狗や龍や鬼を見るなど、さまざまな心霊現象を体験したりするのは、おれのエネルギーの波動の影響を受けるからだ。
 台風にしても、おれがいればそこは避けて通る。昨年(二〇〇四年)十月九~十日におれは仕事で仙台に行っていた。そのとき、東京を台風が直撃した。もし、おれが東京にいたら、台風は直撃しなかったはずだ。
(P60)

 台風が自分を避けて通るとは…。凡人ならばそんな発想はとてもできないし、もし仮に思いついたとしても自伝で堂々と断言する図太さもありますまい。
 他にも、学生時代に一人で「二百人あまりの全学連の学生」を相手に喧嘩して勝った(P100)とか、句集『海鼠の日』で松尾芭蕉を超えた(P155)とか、色々と言っちゃってくれています。
 傍から見ている分にはなかなか面白い。

わが闘争―不良青年は世界を目指す

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