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小田島隆『テレビ標本箱』中央公論新社

 テレビに巣食う芸能人・業界人らに関する辛口コラム。
 裏表紙の紹介文に「猛毒注意!」とあるように、本書の文章には多分に毒が含まれています。例えば、水沢アキが森本レオにレイプされたことを告白した件について、和田アキ子が水沢アキを非難したことを取り上げ、このように結んでいます。

 結局、この件についてのアッコの立場は、徹頭徹尾セクハラオヤジのそれだった。そんなオヤジには「セカンドレイプ」という言葉を贈りたい。よくかみしめてほしい。
 思えば和田アキ子は、「本音」「毒舌」を売りにしながら、いつでも強い者の味方だった。局とタレントが揉めれば必ずタレントを叱り、大物俳優の不倫には常に擁護の姿勢を貫く。そして、弱小プロダクションのタレントを悪し様に罵る一方で、BーニングやJャニーズに対しては完全な無言だった。
 レイプ体質だな。
(P16)

 どれくらい毒気が含まれているか、おわかりいただけたでしょうか。こんな調子が200ページ以上も続くものですから、毒に対してある程度の免疫を持っていないと、読み進めるのは難しいと思われます。かく言う私も、「そこまで言わなくても…」と思わざるを得ない記述にぶつかることが少々ありました。
 又、読者の中にはお気に入りのタレントを批判されて不愉快になる人もいることでしょう。あるいは、批判の矛先が視聴者である自分たちに向けられて不快感を抱く(その指摘が図星であったら尚更だ)こともあるでしょう。
 本書を手に取る際は、それらの点を承知の上でお読みください。

テレビ標本箱 (中公新書ラクレ (231))

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