事業仕分け 第2弾(5月21日)
5月21日、五反田にて開催された事業仕分け第2弾に行ってきました。
会場はTOCビル(品川区西五反田7-22-17)。以前、フリーマーケットか何かのイベントでこのビルへ来た記憶があります。
セキュリティチェック(荷物検査と金属探知機によるチェック)をパスすると、当日の分の資料を受け取って会場へ。会場はワーキンググループAとワーキンググループBに分かれています。私は当初、宝くじ事業の仕分けが行なわれるワーキンググループBへ行ってみようと思ったのですが、注目されていた事業だけあって混雑していました。そこでワーキンググループBの方へ行ってみると、こちらは比較的空いていたので、こちらを傍聴することに決めました。
さて、宝くじの裏でどんな事業が仕分けの対象にされていたのかというと、(財)浄化槽設備士センターの浄化槽設備士資格(試験・講習)。すごく…地味です。でも、地味だからといっておざなりにしていると、どこかの誰かさんによって、いいように食い物にされちゃうから気を抜くわけには行きませんな。
財団法人浄化槽設備士センターは、浄化槽設備士の資格試験およびその講習を行なっているところなのですが、職員がたったの3人(常勤職員2人、非常勤職員1人)しかいない。ちなみに役員はその数倍の14人(うち天下りは5人)。
これでよく仕事が回るなと思ったら、試験業務は(財)全国建設研修センターに委託、講習業務は(財)日本環境整備教育センターに委託しているとのこと。なんだ、この財団法人、自分でやってる業務は殆どないじゃん。
というわけで、仕分け人たちの判定は「指定期間を1年以内に見直す」というものでした。
とりあえず財団を統廃合しておきましょうか。そうすれば役員を減らせますし、それがひいては試験料・講習費用の値下げにも貢献するでしょうし。
それから、次の(社)海外運輸協力協会の政府開発援助経済協力事業補助金(海外技術協力侵攻事業費補助金)の仕分けで省庁再編前から残る縦割り行政(旧運輸省!)を垣間見たり、更にその次の(財)リバーフロント整備センター・(財)ダム水源地環境整備センター(いずれも国道交通省所管)の河川水辺の国勢調査の仕分けでは環境省との連携ができていなかったり、更に更にその次の(財)河川環境管理財団の河川関係の広報資料館(水辺共生体験館)の管理運営の仕分けでは典型的なハコモノの持て余しを見出したり…。
それはそれは面白くてタメになる(他山の石という意味で)諸現象を見ることができました。
最後に、「民主党を仕分けしろ」という意見について少々。
某有名動画共有サイトで事業仕分けを報じるニュース映像に、「民主党を仕分けしろ」というコメントがいくつも付けられているのを目にしました。
それについて若干の反論をさせていただきます。そもそも民主党を仕分けするのは、蓮舫議員でも尾立源幸議員でもなく、我々国民です。有権者である我々国民が選挙で票を投ずることによって、縮減(議席減)や増伸(議席増)、廃止(壊滅的な惨敗)などの判定を下すのです。今年の夏に参議院選挙があるわけですから、そこで行動を示せばいいんです。
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