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村上護『教科書から消えた名作』小学館

 ゆとり教育の導入によって国語の教科書から消えた文学作品を紹介したもの。
 椋鳩十『大造爺さんと雁』(P174)や壺井栄『石うすの歌』(P198)などは本書を読んで「あ、そういえば教科書で読んだな」と思い出して懐かしい気持ちにさせてくれました。
 又、教科書では読んでいないけれども大人になってから読んだ作品として、太宰治『走れメロス』(P42)や川端康成『伊豆の踊子』(P128)があります。これらの作品は、文量の多さを考慮すると教科書では部分掲載に限られるだろうから、ちゃんと読みたいと思った場合は文庫本を買うか借りるかして通読した方がいいでしょう。
 それから、教科書で読んで大人になってからもう一度読んだ作品に、梶井基次郎『檸檬』(P108)があります。大人になってから読み返してみると、「この主人公って、精神を相当病んでいるぞ」という新たな発見がありました。

教科書から消えた名作 (小学館文庫)

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