事業仕分け(前)
4月23日(金)、事業仕分け第2弾に行ってきました。
当日は時折雨が降るという、外出のモチベーションを下げる天候であったにもかかわらず、いざ行ってみると長蛇の行列でした。前回は行列に並ばずに入場できましたが、今回これほどとは予想外でした。それだけ、国民の事業仕分けに対する関心が高まっているのだと推察いたします。
話を元に戻しますと、今更引き返すわけにはいかないので並んで待つことに。入り口で貰った分厚い冊子(23日分の資料)に目を通したり、カバンの中に入れておいた新書を読んだりして時間を潰しました。
さて、あと少しで入れるというところで係員がやってきて、
「2FのワークンググループBなら5名入れます」
と言ってきました。ワーキンググループBは蓮舫議員がいない(=地味で注目されていない)方です。私は別に彼女目当てで来たわけではなかったので、左手を上げてその5名の中に入ることにしました。
2Fの傍聴席に着くと、B-2 中小企業基盤整備機構の高度化事業等の仕分けが始まって間もなくだと気付きました。
この仕分けで説明者は、この事業の意義や理念を強調していました。それだけを聴いていると事業の必要性がわかる部分もあります。しかし、仕分け人たちは、「当該法人が担わないといけないことなのか?」「そのやり方に問題はないのか?」などの突っ込みを入れて、説明者の論理を切り崩しにかかります。
例えば、中小企業基盤整備機構は阪神・淡路大震災などの災害時に、被災した中小企業に対して緊急融資を行なっているのですが、それについて仕分け人から「日本政策金融公庫も同じことをやっているけれども、それとの棲み分けは?」と突っ込まれていました。
たしかに、二つの組織が同じ場所で同じことをやるのは二重行政であり、無駄というものですな。
さて、レポートの分量が長くなってきましたので、今回はここまで。後編に続く。
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