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熊野聰『ヴァイキングの経済学 略奪・贈与・交易』山川出版社

 北欧のヴァイキングの経済活動がどのようなものであったかを、アイスランドのサガなどをもとに解明してゆくものです。
 貨幣経済には至っておらず(銀による度量衡はあった)、物々交換(P157では小間物の代金としてチーズが使われたという記述がある)で、しかも武力を背景とした取引(代価を置いてゆく略奪など)もあったという。
 未開の社会経済がどんなものであるかを知りたい場合、一つの例として参考になるのではないでしょうか。

ヴァイキングの経済学―略奪・贈与・交易 (historia)

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書評(経済)」カテゴリの記事

コメント

>earthdreaming様
コメントありがとうございます。

こんにちは!ご無沙汰しております。
ヴァイキングの経済活動の話は、
興味深いです。

貿易の仕事が長いせいか、
自然と貨幣(特にお金の機能)の話に、
アンテナをはりがちです。

チーズで小間物代の代金を
支払うという話も面白いですね。

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