シドのNew Single「sleep」
今回紹介するのは、ヴィジュアル系ロックバンド「シド」のNew Single「sleep」です。
歌詞を読んでみましたが、まず冒頭から「唇が渇く音さえも 聞き逃さない距離で いつも眠った」と、すでに恋愛の対象と肉体関係を結んでいる(と思われる)状態から始まります。しかも「いつも」ということは、慣習化するほど逢瀬を重ねていることを伺わせます。
しかしこの歌詞の主人公はそれで満足かというとそうではない。「送られてくる 言葉たちは 色鮮やかな嘘 慣れた返信」と、相手が愛のメッセージを送ってくるんだけれどもそれは嘘で、送られる方(自分)もそれがわかりきっている。しかも、「その器用な指先で 今日も誰か 喜ばせるの」と、相手が他の誰かと浮気していることが示されます。
でも、主人公は「さよならに 踏み切れるはずもないと わかってるけど」と、まだまだその相手に対する恋愛感情を持ち続けて別離に踏み切れない。古風な言い方をすれば「踏まれてもついて行きます下駄の雪」といったところでしょうか。う~ん、切ないなあ。
シドのオフィシャルサイト:http://www.sonymusic.co.jp/sid/
レコチョク:http://recochoku.jp/sid/
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