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DANCE@PRESS 02 2010 no.18

 タワーレコード新宿店で入手しました。ダンサー向けのフリーマガジンです。
 これによると、4月25日(日)に「DANCE@LIVE FINAL 2010 英雄乱舞」というイベントが両国国技館で開催されます(P15)。
 そして、本誌では関西(P10-13)と台湾(P14)での予選の模様をレポートしています。へえ、成蹊大学がFINAL出場か…。
 …私がコメントできるのはこれくらいですかね。なにしろ、私はダンスには疎いもので、本誌に登場するダンサーの名前が全然わからないので。

DANCE@PRESS 02 2010 no.18

[休日DVDセミナー]ショートフィルムの楽しみ方(2007年、日本)

 この動画は、フリーDVDマガジン『code neo Aug.2007[Vol.9]』で観ました。

出演:別所哲也

 アジア最大級の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2007」代表の別所哲也さんが、ショートフィルム(短編映画)の魅力・醍醐味を語っています。
 私もショートフィルムを多少は視聴しており、そのレビューをこのブログに書いているから、ショートフィルムはある程度わかっているつもりです。
 ショートフィルムは長編映画に較べて手軽に鑑賞できるメリットがあり、一日に何本も観てその分の記事数を稼ぐことができます。長編映画の場合、私の精神力では一日一本が限界です。
 又、「低予算でよくここまで頑張った」「シュールすぎて何が何だかわからない」「オチはそれかよ!」「ウホッ、いいホモムービー…」など、玉石混淆・千差万別で突っ込みどころが色々ある(ありすぎて困るものもある)のも特徴です。

code neo Aug.2007[Vol.9]

KANニューシングル「よければ一緒に」

 今回紹介するのは、KANのニューシングルよければ一緒に(2月10日発売、税込価格1050円)です。
 シンプルな曲調で、休日のまったりした時間帯にBGMとして聴くのに適していると思います。
 なお、このPVは8分22秒と少々長いのですが、5分50秒くらいで一旦終わる(あるいは間奏が入る)かなと思ったら、「ラララララ…」と歌い続けたのには笑ってしまいました。おそらくは、8分もの長い曲でそれだけの歌詞を作るのは大変なのでしょう。

 ちなみに、3月10日にはニューアルバム「カンチガイもハナハダしい私の人生」が発売されます。

http://www.kimurakan.com/
http://www.dohhhup.com/movie/4IMhsALkbvS6gJjjMwstDEsffYh1bfJ3/view.php

KAN

アドルフ・ヒトラー『わが闘争(上)』角川書店(2)

 本書の第三章を読んでいると、こんな文章に出くわしました。「ユダヤ的民主主義」なるもの(社会主義? それとも社会民主主義?)をひとしきり非論理的な口調で非難した後、こう述べています。

 ゲルマン的民主主義 これに対立しているのが行動に対してすべての責任を完全に引き受ける義務を負っている指導者を自由に選ぶ、真のゲルマン的民主主義である。そこには個々の問題に対する多数決はなく、ただ自己の決断に対して能力と生命をかけるただ一人の決定がある。(P128)

 ここに登場するゲルマン的民主主義の指導者とは、ヒトラー総統閣下、あなたのことですね?
 たしかにヒトラーは、最期はピストル自殺をすることで責任を取ったのだと言えなくもない。もっとも、死ねばそれで済むという問題ではなく、ドイツは焦土と化し、更には東西に分断されてしまいました。独裁者が責任を取っても、そのツケは国民が払う羽目になるんですね。

わが闘争#上#―民族主義的世界観#角川文庫#

『わが闘争』(目次)

Blogger File 006 路上に響く歌声~伊吹唯~(2007年、日本)

 この動画は、フリーDVDマガジン『code neo Aug.2007[Vol.9]』で観ました。

出演:伊吹唯

 シンガーソングライター・伊吹唯さんの路上ライブをドキュメンタリータッチで取り上げています。
 路上ライブをしている場所が新宿南口でして、あのあたりで私は、たまにストリートペーパー『ビグイシュー』を購入します。あの近辺は有象無象のミュージシャンが路上ライブをやっているのをよく見かけており、ある時などは販売員の横で歌っているなんてこともありましたな。
 ひょっとしたら、私は路上で彼女の高く響く歌声を耳にしていたかもしれません。
 それはさておき、伊吹唯曰く、
「やっぱり聴きに来てくださる方にとってはライブハウスの方がいいんだろうなっていう風に思うんですけれども、一緒に頑張ろうみたいな形もありますし、やっぱり新しい方と出会えるっていうのもあるので、路上ライブは原点としてずっとやり続けて行きたいんです」
 とのこと。
 なるほど、たしかに路上ライブは新規のファンを獲得するきっかけになりますな。で、ファンになったらお金を払ってCDを買うなり、ライブハウスへ行くなりしてじっくり聴くべし、ということなのでしょう。

http://blog.livedoor.jp/yuibuki/

code neo Aug.2007[Vol.9]

神田敏晶『YouTube革命 テレビ業界を震撼させる[動画共有」ビジネスのゆくえ』ソフトバンク新書

 動画共有サイト「YouTube」にはお世話になっています。YouTube(ユーチューブ)に掲載されている動画を幾つか、このブログ「泉獺のどうでも映画批評」で取り上げているのです。
 さて、本書に話を戻しますと、この本は2006年12月発行ですので、ネット業界としてはちょっと情報が古いかもしれません。例えば本書でわずかに言及されているギャオとヤフーはその後、統合してしまったし、ニコニコ動画に至っては言及すらされていない。
 それだけ、動画共有の世界の動きが激しいのだと言えるのかもしれませんなあ。P161に掲載されている「ユーチューブを追撃する動画共有サービス」の一覧を眺めると、この中のどれくらいが今も生き残っていることやら…と思います。

YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ [ソフトバンク新書]

Spopre 78 February/2010

 このフリーペーパーは、コンビニのampmで入手しました。
 バンクーバーオリンピックという巨大スポーツイベントがあるため、バンクーバー五輪特集を組んでいます。
 その中で、「バンクーバーを熱くする選手たち」(P05-07)として、6人の注目選手が取り上げられています。安藤美姫(スケート・女子フィギュア)、浅田真央(スケート・女子フィギュア)、福島のり子(フリースタイルスキー・女子スキークロス)、西伸幸(フリースタイルスキー・男子モーグル)、高木美帆(女子スピードスケート)、岡田良菜(スノーボード・女子ハーフパイプ)の6人なのですが、ふと気付いたのは、男性が一人だけで他の5人が女性だということです。そういえば巻頭で取り上げられているカーリングの選手(本橋麻里、目黒萌絵、近江谷杏菜、石崎琴美、山浦麻葉)も全員女性ですな。
 それだけ、日本のスポーツ界において、男よりも女の方が元気なのだということを示しているのでしょうか。

Spopre 78 February/2010

都市伝説 ラクしてヤセる! 笑える0円ダイエット(2007年、日本)

 この動画は、フリーDVDマガジン『code neo Aug.2007[Vol.9]』で観ました。
 TDK(都市伝説研究所)が、ダイエットに効きそうな都市伝説を紹介。具体的にどんなことをするかというと、

・急ぎ足で歩く
・カラオケで熱唱する(雄たけび)
・阿波踊り
・腕まくりする(二の腕を締めつけることで、収縮した筋肉を元に戻す)
・モーツァルトの音楽を聴く(リラックスする)
・本屋に行く(本屋に行くと便意をもよおす、らしい)
・墓場に行く(恐怖でアドレナリンが分泌される)

 でも、体を動かせばカロリーを消費するわけですから、別に上記の行動じゃなくてもいい。とはいえ、「0円」で「ラクしてヤセる」方法というと選択肢が狭められてくるしなあ…。

code neo Aug.2007[Vol.9]

FILT 43 FEB-MAR2010

 このフリーペーパーは、都内の地下鉄駅構内で入手しました。
 特集「バカになる!」では、「バカ」をテーマに銀杏BOYZの峯田和伸(P4-7)、高田純次(P8-9)、赤塚不二夫(P12-13)、楳図かずお(P20)などを取り上げています。
 ちなみに私の場合、フリーペーパー批評バカでもあると言えます。このように、一銭の得にもならないフリーペーパーレビューを執筆しているのですから。というわけで私は今、バカになってまーす!(笑)
 さて、皆さんはどんなバカになりますか?

FILT 43 FEB-MAR2010

http://filt.jp/

『Life 天国で君に逢えたら』インタビュー映像(2007年、日本)

 この動画は、フリーDVDマガジン『code neo Aug.2007[Vol.9]』で観ました。

出演:大沢たかお、伊東美咲

 世界的ウィンドサーファー・飯島夏樹を描いた映画『Life 天国で君に逢えたら』に主演した大沢たかお&伊東美咲のインタビュー映像。
 伊東美咲曰く、
「(飯島夏樹の妻・寛子は)お会いする前には監督とかスタッフさんの方からはすごくアメリカンな方だよっていうのは聞いていて、で、台本を読みながらそのアメリカンなイメージでずっと読んでたんですけど、本当に、あの~実際演じてみると、そんなポジティブな考えだけでは絶対乗り越えられないことがすごくたくさんあって、それでもこう悩み一つなく本当にアメリカンでいれたのかなっていうところをすごく考えていて、で、実際お会いして、どんなに辛い時でも、二人の心が歩み寄ろう歩み寄ろうっていうその気持ちが強かったんですというのを聞いて、絶対普通の女性だったら今すぐ逃げたくなるような環境にあったんだけど、やっぱりそういう二人の気持ちがあったんだっていうことを本当に教えていただいたので、それを結構、私の中でもそれを心に置きながら演じてはいます」
 とのこと。
 こうしてインタビューで語られた内容を文章に起こしてみると、とにかく一続きの文章が長いことに気付きます。少なくとも途中で2、3箇所は文章を区切った方がいいんじゃないかと思います。
 それはさておき、映画の中では飯島夏樹が全然勝てずに(=賞金が得られずに)、家賃滞納で家を追い出されそうになるシーンが出てきますが、確かにこれなども「今すぐ逃げたくなるような環境」だったよなあ、と思い当たりました。
 最後に一つ。アメリカンでも悩んでいる人や壁を乗り越えられずにいる人なんていっぱいいるんですけどねえ。例えば、コロンバイン高校銃乱射事件を描いた映画『エレファント』などにはそういうアメリカンがたくさん出てきますぜ。

code neo Aug.2007[Vol.9]

【関連記事】
Life 天国で君に逢えたら

ULM(アーバンライフ・メトロ) 2010.2/No.70

 このフリーペーパーは、都内の地下鉄駅構内で入手しました。
 特集は「開運 幸せ祈願 キュートお守り」(P3-8)。映画「男はつらいよ」の寅さんが身に着けている帝釈天のお守りを始めとして、千木筥(ちぎばこ)のお守り(P7、芝大神宮)や蛙のお守り(P8、十番稲荷神社)など、様々なお守りを紹介しています。こうしてバラエティ豊かなお守りの数々を見ていると、呪具というよりアクセサリー感覚が強いのかもしれません。
 又、P20-23では荻窪の街を取り上げているのですが、この中の「大田黒公園」(P22)には行ったことがあります。入場無料なのでつい立ち寄ったのです。もしも有料だったら…多分行かなかったと思います。

ULM(アーバンライフ・メトロ) 2010.2/No.70

野村旗守・編『北朝鮮利権の真相』宝島社

 砂利(P119)やパチンコマネー(P218)、在日免税特権(P278)など、北朝鮮にまつわる利権の話が次から次へと登場します。
 ただし、出所不明の怪文書を引用する箇所がある(P117)など、信憑性の低い情報が混入しているのは否めません。その点を考慮して、本書の内容をいくらかは割り引いて読んだ方がいいでしょう。
 ところで、本書では北朝鮮が、日本の政治家を次々と包摂していった(取り込んだ)ことが述べられています。日本社会党の政治家はもとより、自民党では金丸信、加藤絋一、野中広務、…。
 …ん? この3人は、その時その時の、政権の実力者だった人じゃないか。そういえば本書でも、北朝鮮が政権の実力者をターゲットにしている旨の記述がありましたな。
 だとすれば、現在の鳩山政権の実力者は小沢一郎幹事長(検察との権力闘争で傷付いていますが)ですから、もしも今、北朝鮮が包摂工作をするとしたらターゲットはこの人になりますな。
 しかしながら、北朝鮮および朝鮮総連は金丸訪朝団の頃よりも疲弊しているので、それ相応の「実弾」(例:刻印のない金塊)を用意できるのでしょうか? それに、検察が小沢幹事長の起訴を断念したとはいえ、まだ目を光らせているでしょうから、下手に動いたらキャッチされる可能性があります。
 まあ、「最強の実弾」は汚い裏金などではなくて、「核兵器の放棄」と「拉致被害者全員の返還」なんですけどね。そっちの方が日本国民の支持を得られますから。

北朝鮮利権の真相 (宝島社文庫) Book 北朝鮮利権の真相 (宝島社文庫)

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ヘアメイクアーティスト原田玲奈に学ぶ10分簡単プロメイクレッスン!(2007年、日本)

 この動画は、MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1で観ました。
 尚、この動画は、

・「これ私?」プロ技で大変身(ファンデーションについての指南)
・お手本眉が自由自在!(眉を描く化粧についての指南)
・目を閉じても描ける秋冬トレンドアイメイク(目の周辺の化粧についての指南)

 の3本立てとなっております。

出演:原田玲奈、建みさと、MARISSA

 人気ヘアメイクアーティストの原田玲奈が建みさと(女優)とMARRISA(モデル)の二人に、メイク(化粧)を指南するというものです。
 時間がない時に使うテクニックなどを紹介しています。仕事柄、撮影の予定が押している場合などの時に使っているのでしょう。
 私は化粧に関しては門外漢なので内容についてはノーコメント。女性が化けてゆくさまをただ見守るだけです。

MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1

アドルフ・ヒトラー『わが闘争(上)』角川書店(1)

 本書の内容に取り掛かる前に言明しておくことがあります。それは、私(泉獺)がこのブログでヒトラーの著書を取り上げたことについて、「泉獺はナチズムの信奉者だ! ネオナチだ!」などと即物的に思うのは間違いであるということです。よもや賢明なる読者諸氏はそんな愚を犯すはずはないと信じておりますが、念のため。

 さて、ナチズムの特徴の一つに「反ユダヤ主義」がありますが、もちろん本書の中でもそういう記述があります。ヒトラーがユダヤ人に対して嫌悪感を抱いているというくだりを一部、引用してみます。

 一般に、この民族の道徳上の、あるいはその他の清潔さというもの自体が問題であった。水好きでないことが問題であることは、人々が外見を見ただけで、遺憾ながら往々にして、しかも目を閉じていてもわかる。その後わたしは幾度もカフタンをまとっているものの臭気で、気持ちが悪くなった。その上なお、きたない衣服をつけているし、外貌も雄々しくない。(P87)

 これをわかりやすい言葉に直すと、こうなります。
「あいつらフケツだよな。汚い格好してるし、臭いし。気持ち悪いんだよねー」
 こんなことを言うのは、現代日本なら小学生かDQNくらいでしょうか。
 そして更にこんなことを述べています。

 ユダヤ人がマルクス主義的信条の助けをかりてこの世界の諸民族に勝つならば、かれらの王冠は人類の死の花冠になるだろうし、さらにこの遊星はふたたび何百万年前のように、住む人もなくエーテルの中を回転するだろう。
 永遠の自然はその命令の違反を、仮借なく罰するだろう。
 だから、わたしは今日、全能の造物主の精神において行動すべきだと思う。同時にわたしはユダヤ人を防ぎ、主の御業のために戦うのだ。
(P97)

 マルクス主義(共産主義)はユダヤの陰謀であり、もしも世界中が共産化したら人類は滅亡してしまうぞと説く。ユダヤ陰謀論と人類滅亡!
 その上、神まで持ち出して、「神がこんなことを許すはずがない!」→「自分は神と共にある!」→「神のためにユダヤ人と戦う!」と論理を飛躍させています。あれれ、ヒトラーはいつから神の啓示を受けて預言者になったんだ?
 それにしても恐ろしいのは、反ユダヤ主義に唯一神の「御意向」(全能の造物主の精神)をふりかざしているということです。こうなると宗教戦争(聖戦)になってしまい、我々の目から見て不当と思えるユダヤ人への迫害も、彼らの目から見れば「正義」と映ります。
 この「正義」の道の先にアウシュヴィッツがあるのか…。

 さて、本書は重厚長大な政治書であり、内容も濃い。そのため私が読み進めるスピードは雪中行軍の如く遅々としています。安倍晋三『美しい国へ』や麻生太郎『とてつもない日本』とはえらい違いですな。
 ともあれ、本書のレビューは一回で終わらせることが出来ないので、何回かに分けて送ります。ご了承下さい。

わが闘争#上#―民族主義的世界観#角川文庫#

『わが闘争』(目次)

女性トップクライマー 元気のヒケツは?(2007年、日本)

 この動画は、MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1で観ました。

出演:野口啓代

 フリークライマー・野口啓代さんへの短い短いインタビュー映像です。
 彼女曰く、
「ランニング以外の楽しみは…甘いもの?」
 とのこと。…ということは、ランニングも楽しみなのですか。運動の苦手な私にとってはランニングなんて苦行です(ただしドMなら苦行は楽しみですが)。
 でも、ロッククライミングをやるような場所でトレーニングをするわけですから、雄大な自然を満喫しながらのランニングとなるはず。ならば、それはそれで味があるものだと推察いたします。
 ちなみに、この映像の最後にスイーツ(笑)の花束クレープ(発売:ローソン)を紹介。どうやらこれがこの人のスポンサーとなっているようです。

MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1

HOT PEPPER 2010.02 渋谷・恵比寿・中目黒・自由が丘

 P10-11の記事「女子会試写会inブルー」について。
 1月22日公開の映画「オーシャンズ」を取り上げているのですが、何とこの映画の撮影にかかわった中村宏治先生が登場して、佐渡島のコブダイなどの裏話を明かしています。
 出演者や監督をわずかな時間で拘束して、底の浅いコメントを言わせるだけの記事はよくあります(フリーペーパーでの遭遇率は決して低くない)。
 しかし本記事は拘束時間が長かったであろうし(試写会に来た女性たちに講義をしている!)、話された内容の知的レベルはそこそこ高い。ですので、これは無料情報誌にしては良質な記事であると言えるでしょう。

HOT PEPPER 2010.02 渋谷・恵比寿・中目黒・自由が丘

スロービューティ「沖縄島旅」/私にやさしい島時間/癒しの旅へ出かけよう(2007年、日本)

 この動画は、MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1で観ました。
 都会の喧騒から逃れて沖縄の宮古・八重山諸島に行ってみませんか、というもの。
 ぶっちゃけて言うとANAの長編CMなのですが、「碧」の景色を眺めているだけでもリラクゼーション効果がありますな。
 こういうところに行って、「やさしい島時間」を過ごすというのは、忙しい生活を送る人間にとっては貴重なリフレッシュの機会になるのでしょう。ただし、旅が終わった後も、自分の体のバイオリズムが島時間のまま戻らなかったら厄介なことになりますが。

MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1

ch FILES[シーエイチファイルズ]TOKYO EDITION FILE number 063 FEB.2010

 表紙上部のコピーに「中高生の“知りたい”が満載のフリーペーパー」とあり、中高生向けの内容となっております。例えばお菓子の記事があったり(P19-20の「グルメ調査隊」、P27のポテトチップスしお味調査)、大人向けの広告(居酒屋や消費者金融など)がなかったり…。
 又、「ラブリーボーン」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」といった映画や、BREAKERZ(P11)やkumi(P26)といったミュージシャンのインタビュー記事が掲載されており、最近の中学生・高校生はこんな映画を観たり、こんな音楽を聴いたりしているんだなというのが少しだけわかります。

ch FILES

松雪泰子「キャバレー」素顔のビューティトーク(2007年、日本)

 この動画は、MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1で観ました。
 ミュージカル「キャバレー」主演の松雪泰子さんへのインタビュー映像(当然のことながら、これを書いている現時点では、この舞台公演はとっくの昔に終わっています)。

出演:松雪泰子

 映像の尺はほんの数分で、話している内容もそれほど深いものは感じられませんでした。私の気を引いたのは、せいぜい、発声トレーニングのエクササイズに言及したことくらいでしょうか。でも、演劇人なら発声トレーニングはやっておいて当然だしなあ…。
 それにしても、こうして松雪泰子さんの顔をまじまじと見てみると、どうもタレ目らしいということに気付きました。私は普段から女優の顔にそれほど注意を払ってみていないので、今更ながらに発見した次第です。

MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1

樫原淑子『ハヤリもの50年』こう書房

 1957(昭和32)年から2006年(平成18)年までの50年間にヒット・流行した、商品・書籍・マンガ・テレビ番組・映画・言葉(流行語)・音楽(ヒット曲)を掲載したもの。その年にどんなことがあったのか簡潔に述べた文章があるものの、あとは事象の羅列だけで実にそっけない印象を与えます。
 その当時の世相を多少は掘り下げた(分析した)コラムがあってもよかったんじゃないかと思います。
 最後に、本書に掲載されている「話題の映画」について。私のこのブログ「泉獺のどうでも映画批評」で取り上げられた作品はないかと探してみたら、これが見事にない(2010年1月時点)。観た記憶があるものや、DVDで持っているものも何本かあるんですけどね。
 ま、そのうち「十戒」(P14)や「地獄の黙示録」(P102)のレビューを書いて発表する予定です。

ハヤリもの50年―昭和32年‐平成18年 あのころ夢中になった映画・音楽・商品・本など Book ハヤリもの50年―昭和32年‐平成18年 あのころ夢中になった映画・音楽・商品・本など

著者:樫原 叔子
販売元:こう書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

シドのNew Single「sleep」

 今回紹介するのは、ヴィジュアル系ロックバンド「シド」のNew Single「sleep」です。
 歌詞を読んでみましたが、まず冒頭から「唇が渇く音さえも 聞き逃さない距離で いつも眠った」と、すでに恋愛の対象と肉体関係を結んでいる(と思われる)状態から始まります。しかも「いつも」ということは、慣習化するほど逢瀬を重ねていることを伺わせます。
 しかしこの歌詞の主人公はそれで満足かというとそうではない。「送られてくる 言葉たちは 色鮮やかな嘘 慣れた返信」と、相手が愛のメッセージを送ってくるんだけれどもそれは嘘で、送られる方(自分)もそれがわかりきっている。しかも、「その器用な指先で 今日も誰か 喜ばせるの」と、相手が他の誰かと浮気していることが示されます。
 でも、主人公は「さよならに 踏み切れるはずもないと わかってるけど」と、まだまだその相手に対する恋愛感情を持ち続けて別離に踏み切れない。古風な言い方をすれば「踏まれてもついて行きます下駄の雪」といったところでしょうか。う~ん、切ないなあ。

シドのオフィシャルサイト:http://www.sonymusic.co.jp/sid/
レコチョク:http://recochoku.jp/sid/

美食ナビ 東京版 2-3 Vol.14

 表紙に「こだわり東京OLのおいしいグルメマガジン」というコピーがありますが、ぶっちゃけて言えば飲食店オンリーのクーポンマガジンです。
 例えば「塚田農場 新宿店」では「[いつでも使える]お会計より10%OFF」(P81)、「ガウディの舌」では「自家製サングリア1杯×人数分サービス[ランチ]パエリアセット注文で利用可」(P149)などとなっております。
 ところで、本誌のP22で紹介されている「Stella[ステラ]」はランチビュッフェを食べに行ったことがあるのですが、外国人や水商売と思われる女性などが利用していましたな。新宿歌舞伎町という立地条件によるものと思われます。
 ちなみに、ステラのクーポンを使うと、ランチビュッフェの料金が1200円から1000円になります。

美食ナビ 東京版 2-3 Vol.14

http://bnavi.c-pon.com/

石焼らーめん 火山

 寒い日が続きますが、こんな時は熱いものを食べて体を芯から温めるのはいかがでしょうか。
 今回紹介するのは、「石焼らーめん 火山 」です。まずは動画をご覧あれ。

 熱した石鍋に麺と大量の野菜を入れ、そこにスープを注ぎ込んで食べるというものです。これなら冷めにくく、ラーメンの熱さが長時間持続しますな。特に寒い日などは料理が冷めるスピードが速くて困ることがあるのですが、こういう石鍋なら冷める心配をしなくていい。
 又、野菜たっぷりというのは、私のようなメタボを気にしている人間にとってはありがたいことです。野菜をたくさん食べることによって食物繊維を摂取でき、更には「いっぱい食べた感」が得られるからです。

石焼らーめん 火山

 最後に、「石焼らーめん 火山 」のクーポンをどうぞ。印刷して持参すればOKとのこと。

クーポン

見るほどにモテ運上昇? 月のリズムメッセージ(2007年、日本)

 この動画は、MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1で観ました。

出演:穴吹恵子

 スピリチュアルヒーラーの穴吹恵子さんが一週間ごとの運勢を述べるというもの。このDVDマガジンでは2007年10月&11月分が収録されています。
 占いというと、どうにでも解釈できるような言辞を用いて、占ってほしい人に「当たっている」と思わせるものなのですが、こちらの占いはその「どうにでも解釈できるような言辞」をさらに推し進めた感じになっています。例えば、10月1日~7日分ではこんなことを言っています。

 10月1日から7日までのエンジェルメッセージをお届けします。
 この時期は、あなたが今年に入ってずっと培ってきた、あなたの根強い力に意識を向けて下さい。そして、どんな強さがあなたのもとに訪れ、それが実現しているかに意識を向けてすごしてみましょう。

 これで全文です。エンジェルメッセージとは、おそらく彼女にとっての神託・啓示・預言のようなものなのだと推察いたします。
 しかしここで注意していただきたいのは、抽象的過ぎるメッセージです。具体的に何をどうすればいいのか、そしてその結果がどうなるのかがサッパリわかりません。
 まあ、これはメッセージの受け手が解釈すべきことなのでしょう。
 ちなみに、10月8日以降の分も、同様に抽象性が高かったです。

MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1

戸棚からDVDを発掘

 以前、フリーDVDマガジン『code neo vol.8 may 2008』を取り上げましたが、その後、自分の部屋の戸棚をちょっとばかり探索してみたら、DVDが何枚か出てきました。

・code neo vol.9 Aug.2007
・code neo vol.11 Dec.2007
・MIRAIE[ミライエ] 2007.10.1
・エース交易『最新・純金投資虎の巻 小額で始める金取引』

 この中の『code neo vol.9 Aug.2007』では映画「Life 天国で君に逢えたら」を取り上げていて、主演の大沢たかお&伊東美咲のインタビュー映像も収録されているとのこと。
 この映画、私は試写会で観ていて、このブログにレビューを書いたことがあるのですが、こちらのコンテンツのことは全くスルーしていました。2007年の私、何やってるんだよ…という気持ちになります。

福田一郎『ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか』青春出版社

 著者はドバイ在住の財界人(コンサルティング業)で、2008年5月15日発行。内容は簡単に言ってしまえば「ドバイがいかに素晴らしいか」を述べたものです。
 本書はリーマン・ショック(2008年9月)やドバイ・ショック(2009年11月)の前に書かれており、ここに描かれているドバイはバブルがはじける前のバブリーなドバイです。その点を踏まえて読んだ方がいいでしょう。
 又、著者が好意的に評価しているドバイの特徴も、うまく行っているときはいいかもしれないが、デメリットも当然あるはずだし、裏目に出ることもあるでしょう。例えば、

 日本ではいくら政治に興味がなくても、政権交代や各種選挙の結果などが個人の生活に何らかの影響を与える可能性があり、政治と完全に無縁な社会生活を送ることは不可能である。海外に住んでいても、当該国の政治に影響される部分は多少なりともある。
 その点ドバイは(いい意味で)シェイク(首長)による独裁であるため、政治などの難しい部分はシェイクに任せておき、庶民は自分たちの生活やビジネスに専念すればいい。
(P83)

 世襲の独裁者が安定した名君ならばともかく、凡庸であったり暗愚であったり暴虐であったとしたら…? あるいは独裁者の席を巡ってお家騒動が起こったら…?
 民主主義体制なら、問題のあるリーダーは選挙で引き摺り下ろすことが出来ますが、ドバイにはそういう歯止めがないようです。

ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE) Book ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE)

著者:福田 一郎
販売元:青春出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

インビクタス/負けざる者たち(2009年、アメリカ)

 この映画は、試写会で観ました。

監督:クリント・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、スコット・リーヴス、ザック・フュナティ、グラント・L・ロバーツ
原題:INVICTUS
原作:ジョン・カーリン『インビクタス 負けざる者たち』NHK出版
備考:「インビクタス」は「不屈」という意味のラテン語。

あらすじ…それは、1995年のこと。マンデラはラグビーのワールドカップで、国の恥とまで言われた南ア代行チームを初出場初優勝へと導いた。(チラシの紹介文より引用)

「これってスポーツの政治利用じゃん」
 ひねくれ者の私は、感動物語に対して素直に感動することを潔しとせず、ついついこんな見方をしてしまいました。
 南アフリカではアパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃されて多数派の黒人が選挙権を手に入れ、その結果、黒人大統領(ネルソン・マンデラ)が誕生しました。しかし映画の中で大統領(モーガン・フリーマン)が言及しているように、経済も軍事も少数の白人が握っている状態です。
 そこでマンデラが採った政策は、黒人として白人に復讐するのではなく、両者の宥和です(白人も黒人も同じ南アフリカ国民だという趣旨のセリフもありました)。
 映画の中で大統領は、ラグビーの代表チームを激励して(選手一人ひとりの顔と名前を憶えておき、その名前を選手に呼びかけたりした)、ワールドカップでは白人も黒人もともに応援するよう仕向け(白人のためのチームからナショナルチームにした)、南アフリカ国民として一体感を持たせようとする。
 すなわち、ラグビーW杯というスポーツイベントを、人種間対立の解消という国策に利用したわけです。
 又、この政治的目論見は、優勝したときの感動的なシーンで白人と黒人がともに歓喜するシーンを流すことで、成功裡に終わったという描かれ方をしています。
 ただ一つ、誤解しないでもらいたいのは、私は別に
「これはスポーツの政治利用だからケシカラン!」
 と非難しているわけではないということです。
 もしもあの時、南アフリカがジンバブエのムガベ政権のような白人迫害政策を採っていたら経済は壊滅し、下手したら内戦に陥っていたかもしれません(ジンバブエを見よ!)。
 その点では白人と黒人の宥和は政治的に正しいと思いますし、そのためにスポーツを利用しても許されるんじゃないでしょうか。少なくとも私は、この大義名分の前では、許容します。

 さて、今年(2010年)は南アフリカでサッカーのワールドカップが開催されます。ここでは、映画で見受けられたような、黒人と白人が一緒に応援して一緒に喜び合うシーンが見られるでしょうか?

インビクタス〜負けざる者たち Book インビクタス〜負けざる者たち

著者:ジョン カーリン
販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

DaikoSHOP

 今回紹介するのは、香り雑貨の専門店「DaikoSHOP」です。アロマキャンドルやお香、アロマオイルなどを扱っています。
 この中で私が使ってみたいと思ったものがあります。それは安眠グッズ特集にて紹介されていたお香りらく ひのき お香15本入です。
 私は元々寝つきが悪い方だったのですが、最近では夜中に目を覚ますことが何度かあります。現在、自分の体に軽い気だるさがあり、どうもあんまり眠れていないみたいです。
 そこで先述のお香を自分の寝室で就寝前に焚いてリラックスし、深い眠りに落ちてみたいものです。あ、でも、それだと朝起きるのが大変かもしれませんね。

Cabiネット 2010 1 JANUARY

 皇居東御苑で入手しました。内閣府の広報誌です。
 P4では鳩山首相がCOP15に出席したこと、P5ではバリ民主主義フォーラムに出席したことが書かれています。もちろん本誌は政府広報ですので、ジャーナリズムがなすべきところの「問題点の指摘」はありません。
 ちなみに、P4右下には鳩山首相が「デンマーク王国のルッケ・ラスムセン首相と握手」する写真が掲載されているのですが、それを見ると鳩山首相の方が背が高いようです。
 次に、「特集 日本を元気に」(P6-15)では、一ノ蔵(P8)、奈良精工(P9)、吉田ふるさと村(P10)、NPO法人ETIC(P11)、社会福祉法人ゆたか会(P12)、有田園芸農場(P13)、そして政府の「緊急雇用対策」(P14-15)を掲載しています。
 これは飽くまで私見ですが、取り上げる企業・団体の数がちょっと多いような気がしますな。例えば『ビッグイシュー』で同様の企画をやろうとしたら、せいぜい4つくらいだからです。

Cabiネット 2010 1 JANUARY

春名流 純愛ブームの仕掛け方(2007年、日本)

 この映像は、「code neo vol.8 may 2007」で観ました。

出演:春名慶

 映画「そのときは彼によろしく」のプロデューサー・春名慶氏へのインタビュー映像。早口でまくし立てるようにしゃべっています。大ヒット純愛映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」もこの人が手がけたのか…。
 ところで、春名氏はインタビューの中で、
「大半の時間を脚本作りに費やしている」
 と言っていますが、これは私も少しはわかります。というのは、私は映画こそ作っていないものの、RPGツクール2000でゲームを製作しており、その際に設計・脚本に費やす労力が半端ないほど大きいからです。

code neo vol.8 may 2007

東京おさぼりマップ(2007年、日本)

 この映像は、「code neo vol.8 may 2007」で観ました。

音楽:坂本梨奈
原作:『東京おさぼりマップ』山海堂

 東京都内の「おさぼり」スポットを紹介。日比谷公園、日本科学未来館、レインボープロムナードの3箇所を取り上げています。
 このうち、私は日比谷公園には行ったことがあるのですが、たしかにそこいらの公園よりは木が多く、ベンチもそれなりにあるし、園内を散策するだけで軽く20~30分は潰せます。…あ、「おさぼり」は時間を潰すためにするんじゃなくて、リフレッシュ(気分転換)するためにするんでしたっけ。

code neo vol.8 may 2007

井村君江『ケルト妖精学』筑摩書房

 中世の古文献、アーサー王ロマンス、シェイクスピア「夏の夜の夢」「テンペスト」、『ピーターパン』『ガリバー旅行記』などの児童文学と、妖精という視点から捉えたイギリス文学史。
 シェイクスピアの「夏の夜の夢」「テンペスト」は読んだことがあり、特に「夏の夜の夢」では感動すら覚えたので、本書の第三部「英文学の妖精たち」第二章「シェイクスピアの妖精」(P216-266)は殊に興味深く読むことが出来ました。
 オーベロンやティターニア、パックがそれぞれどういう系譜を引いているのか、そしてシェイクスピアが彼らを象徴や寓意としての飾り物とはせずにいかに生命を吹き込んできたのか。これらを知るにつけ、もう一度「夏の夜の夢」を読みたくなってきますな。

【関連リンク】
井村君江『アーサー王ロマンス』

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