犯罪王リコ(1931年、アメリカ)
監督:マーヴィン・ルロイ
出演:エドワード・G・ロビンソン、ダグラス・フェアバンクスJr.、グレンダ・ファレル、シドニー・ブラックマー
原作:ウィリアム・R・バーネット
原題:LITTLE CAESAR
備考:ギャング映画
あらすじ…田舎町で強盗を働いた主人公は、暗黒街のボスになる大望を抱いて、相棒と共に、大都会へ出てくる。やがて、暗黒街の大物に取り入った主人公は、組織の中で頭角を現し、力を持つようになるが、やがて悲惨な最後を迎えることになる。(パッケージの紹介文より引用)
タイトルに「犯罪王」とありますが、主人公のエンリコ・バンデロ(通称リコ)が上りつめるのは街を仕切るギャングの幹部までで、王と呼ぶにはちょっと不足気味です。せいぜい「犯罪大臣」くらいでしょうか。でも、それじゃあ通りが悪いし、原題で彼の愛称でもあるリトル・シーザー(Little Caesar)にちなんで「犯罪王」となっているのかもしれません。
さて、本作品の内容についてですが、リコがのし上がるスピードが異常に速いような気がします。下積み時代の活躍がもっと描かれていてもよかったんじゃないかと思います。
ところで、私の好きなシーンは、リコが相棒に銃を突きつけるくだりです。リコの眼光鋭い目から涙がにじみ出てくるのです。うまい演技だなあ。
犯罪王リコ [DVD] FRT-149 販売元:ファーストトレーディング |
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