エネルギーの面的利用に貢献する地域冷暖房(2009年、日本)
エコプロダクツ2009の地域冷暖房セミナーにてこのDVDビデオを入手しました。ちなみに、かくも長いタイトルになっているのは、お役所仕事だからです。
製作:社団法人日本熱供給事業協会
備考:経済産業省資源エネルギー庁委託事業
まずは、タイトルに出ている「専門用語」について簡単に説明します。
エネルギーの面的利用とは、ビデオの解説によると、「地域の複数の建物でエネルギー利用の最適化を図る」ことであり、次に、地域冷暖房とは、エネルギーの面的利用の熱供給型を指します。これは具体的にどういうものかといいますと、ボイラーや冷凍機などの熱源設備を一つに集約し、そこから導管を通して温水や冷水、水蒸気を複数の建物に送って冷暖房に利用するというものです。
個別の建物が冷暖房の設備を用意する個別冷暖房に較べれば、省エネになり、CO2を削減したりヒートアイランド現象を軽減するなどのメリットがあるとのこと。
そして現在、新宿新都心地区、札幌市新都心地区、六本木ヒルズ地区、晴海アイランド地区、シーサイドももち地区など全国150地区で地域冷暖房が導入されています。
と、ここまで書いてきて、いいことばかりのように思えますが、そもそもこのDVDは、広報ビデオですので、批判的な内容は望むべくもない。
残念ながら私はその方面には詳しくないので(勉強不足と言われればそれまでですが…)、地域冷暖房のデメリットを広報ビデオとセミナーだけからでは見出しがたいのです。
→都市とエネルギー エネルギーの面的利用に貢献する地域冷暖房へ続く。
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