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クリストファー・マッキントッシュ著、吉村正和=訳『薔薇十字団』筑摩書房

 まず最初に、本書の冒頭に掲載されているコリン・ウィルスンの難解な序文について。薔薇十字団についてある一定レベル以上の予備知識を持たずに読むと意味がわからず困惑してしまうかもしれません。少なくとも初心者はここで弾き返されることでしょう。
 ところで、本書は古代の神秘思想から始めて、中世・ルネサンス期のオカルティズム、そして17世紀から現代に至るまでの薔薇十字現象を論述しています。
 本書で取り上げられている薔薇十字団は、ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエらによる初期の薔薇十字団、薔薇十字友愛団、黄金薔薇十字団、薔薇十字=カバラ教団、カトリック薔薇十字教団、黄金の夜明け教団、薔薇十字教団、薔薇十字協会など…。どれだけ薔薇十字系の結社があるんだよとあきれてしまいます。しかもそれぞれの組織は活動時期・活動場所のみならず組織の性格までバラバラで、「それでいて薔薇十字団であることに変わりなかった」(P258)と来たもんだ。
 やれやれ、これでは薔薇十字団が具体的にどんなものであるか把握するのは困難ですな。

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