監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ、ハキーム・ケイ=カジーム、コーリイ・ジョンソン、エンゾ・シレンティ
原題:THE FOURTH KIND
備考:超常現象スリラー
あらすじ…アラスカ州北部の町ノームでは、これまで多数の住民が行方不明になってきた。2000年10月、ノーム在住の心理学者アビゲイル・タイラー博士のもとに、不眠症を訴える住民が次々に訪れる。不審に思ったタイラー博士は、催眠療法で彼らが眠れない理由を解明しようとした。そしてそこでカメラが捕えたのは、これまで誰も目にしたことのない映像だった……。(チラシの紹介文より引用)
この映画は、試写会で観ました。
開映5分前に会場を見渡してみたところ、女性よりも男性の方が多かったように見受けられました。又、子供(小学生・未就学児)は見受けられませんでした。
ということは、この映画は大人の男性向けなのか…などと上映前に思っていたのですが、実際に観終わってみると、
「少なくともこれは子供向けじゃないぞ」
というのはよくわかりました。子供に見せたら軽くトラウマになるかもしれない内容だったからです。
具体的にどのシーン、どのシチュエーションがトラウマになるのだろうかということを書くのはネタバレになるので伏せておきますが、ネタバレにならない範囲で一つだけ例を挙げます。それは、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じていない方のアビゲイル・タイラー博士が、トーク番組に出演しているときの顔です。病んでる感が満載で、さながら幽鬼の如しです。
尚、チラシではこの顔にモザイクがかかっています。しかし、それでも怖い感じはつかめるのではないかと思い、ここに引用させていただきます。
さて、本作では実際に起こった事件っぽく見せる(実際に起こった事件だと思わせる)演出が随所に見受けられます。不鮮明な「記録映像」を挿入したり、登場人物たちの「その後」を最後に紹介したり、FBIの訪問回数を述べたり…。なるほど、そうやって信憑性を高める工夫をしているのか。
しかもよくよく考えてみると、これらの工夫は、精巧なCGなどを使わずに済むため、低予算でできるというメリットがありますな。
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