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火坂雅志『沢彦』小学館

 独裁制を布いた織田信長は従来、軍師・参謀の類を持たなかったとされています。
 この時代小説ではそれが「いた」として、禅僧・沢彦(たくげん)が織田信長のブレーンとして描写されています。
 本書の「あとがき」で著者が、「沢彦宗恩について、記録上、わかっていることはさほど多くない」(P721)と述べていることもあり、それ以外の部分は大幅に想像で補っています。
 例えば妙心寺の大先輩に当たる太原雪斎に単独で会いに行ったり、友人の快川上喜と諜報戦を繰り広げたり、更に本能寺の変では…おっと、クライマックスのネタバレになるのでこれは伏せておかねばなりませんな。
 ともかくも、加藤廣『信長の棺』ほどではないにせよ、インテリジェンスが仕掛けられています(※)。

※ちなみに、私が本書を読むきっかけとなったのは、たしか『信長の棺』のあとがきで『沢彦』が取り上げられていてそれを心に留めておいたからだと記憶しています。

沢彦(たくげん) Book 沢彦(たくげん)

著者:火坂 雅志
販売元:小学館
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