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週間金曜日取材班『増補版 電通の正体――マスコミ最大のタブー――』金曜日

 発行人は佐高信。
 電通とは日本最大の広告代理店ですが、黒子役であるためか詳しいことはあまり世に知られてはいない模様。本書はそれを暴くことを目的としています。
 本書によると電通は永田町(特に自民党)と深い関係を持っていたり(P102)、有名人の子弟を囲い込んだり(P120)、「民放テレビ関係者にとっては“神様”以上の存在」(P40)だったりします。
 そういえば上杉隆氏がマスコミのタブーとして記者クラブ制度を挙げてこれを批判していましたが、大マスコミは取り上げませんな。
 それと同様に、本書の電通批判も黙殺されることでしょう。前者は既得権益を保持するために、後者はお金(広告収入)のために。

電通の正体―マスコミ最大のタブー Book 電通の正体―マスコミ最大のタブー

著者:『週刊金曜日』取材班
販売元:金曜日
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