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藤本ひとみ『ジャンヌ・ダルクの生涯』中公文庫

 ジャンヌ・ダルクの生涯をたどった歴史エッセイ。
 ジャンヌの出身地のドンレミ村や、ロワール、オルレアン、ランス、ルーアンと、ジャンヌにゆかりのある場所を著者は丹念に訪れていることが書かれています。旅費だけでも相当な金額がかかったんだろうなあ…。
 それはさておき、本書によると、ジャンヌは13歳の時に自宅の庭で初めて神の声を聞いたとのことで、著者もそれに倣ってジャンヌの生家の庭に立って神の声を聞こうとします。しかし幸か不幸か、神は著者に何も語りかけません。

 正午を過ぎて、私は立ち続けた。しかし、何の音沙汰もなかった。なぜジャンヌに聞こえたものが、私に聞こえないのだろう。ひょっとして神は、私を心正しくない人間だと、誤解しているのではないだろうか。あるいは、あれから六百年も経っているので、真昼の奇跡を起こすことを忘れているのかも。いやそれとも、私が十代の処女でないのが気に入らないのだろうか。しかし、そんなことで人間を差別していいのだろうか。

 神も、こんなうるさい人には声を掛けづらかったのかもしれませんな。
 ところでその後、著者は資料(裁判記録)を読み返してみると、当日ジャンヌが絶食していたことに気付き、「十三歳の育ち盛りの少女が、何も食べずに真夏の庭に立っていたのである。幻聴が聞こえても、不思議ではないかもしれない……。」と述べています。
 それも一理あるでしょう。しかし私はそれ以外にも、ジャンヌが巫女的な体質であったことや、戦時下という緊張した空気なども影響していたんじゃないかと思います。

【関連記事】
ジャンヌ・ダルク(1900年、フランス)

ジャンヌ・ダルクの生涯 (中公文庫) Book ジャンヌ・ダルクの生涯 (中公文庫)

著者:藤本 ひとみ
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ねこあんま 子猫がネコをコネコネもみもみ按摩師(2007年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1391745

 猫が猫を揉み揉みしています。これは正直言ってかわいい。
 でも、按摩されてる猫が気持ちよさそうにしているのはともかくとして、揉んでいる猫の方も目を細めて気持ちよさそうな表情をしているのはなぜだろう?

FDDにダース・ベイダー卿が降臨したようです(2008年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4093101

 フロッピーディスクの音でダース・ベイダーのテーマ曲を演奏してしまうというものです。
 フロッピーディスクとはまた古い。ですが、まあ、今となってはこうして楽器にするくらいしか使い道がないのかもしれません。

怪猫お玉が池(1960年、日本)

監督:石川義寛
出演:伊達正三郎、北沢典子、沼田曜子
備考:新東宝名画シリーズ

あらすじ…啓子(北沢典子)は、ある日から突然、怪猫の悪夢にうなされ始めるが、それは、遠く幕末に起った無惨な殺人事件による犠牲者たちの怨霊によるものであることがわかる。(パッケージの紹介文より引用)

 この映画の構造を簡単に記すと、
  現代→幕末→現代
 となっているのですが、物語の比重としては幕末の割合が大きく、その両端に位置する現代のシーンは、さながら幕末篇のプロローグとエピローグのような状態になっています。
 現代のシーンをバッサリとカットして幕末篇だけにしても、それはそれで一つの怪異譚として鑑賞できます。とはいえ、本作の尺はたったの75分しかないので、カットしたら一般的な商業映画の尺じゃなくなってしまいます。

【猫映画】
怪猫逢魔が辻
ザ・キャット
里見八犬傳 第三部 怪猫乱舞
病気の子猫

Animelo Summer Live 2009 ReBridge Hatsune Miku Part(2009年、日本)

 この動画は、YouTubeで観ました。
http://www.youtube.com/watch?v=lbFbXuaKviM

 8月22日に埼玉県・さいたまスーパーアリーナで開催されたイベント「アニメロサマーライブ2009-RE:BRIGE‐」にて初音ミクが登場し、楽曲を披露した模様を撮影したものです。
 歌声はともかく(初音ミクの歌はニコニコ動画で何度も聴いているので慣れています)、冒頭のトークでの発音がひどい。アンタ、どこの国の人間だよ…。

今日のイチオシDreamNews

DreamNews
今日のイチオシDreamNews

日本フードアナリスト協会 検定試験委員に亜細亜大学経営学部 茂木信太郎教授が就任されました アテナイオス株式会社

進化型おいしい調製豆乳

 株式会社フードケミファの「進化型おいしい調製豆乳」を飲んでみました。
 豆乳というとあんまりおいしくない、という記憶があったのですが、こちらを飲んでみると、結構飲みやすい。普通にゴクゴクと飲めます。
 又、家族にも飲ませてみたところ、「おいしい」と言っていました。
 ちなみに「進化型おいしい調製豆乳」は、牛乳と同じカルシウム量でカロリーは牛乳の45%OFF。しかもコレステロールが0とのこと。
 なるほど、「進化型」というのはこういうことだったのか…。

 尚、株式会社フードケミファではただいま「進化型おいしい調製豆乳発売記念キャンペーン」を実施中です。簡単なクイズに答えて応募すると、抽選で20名に進化型おいしい調製豆乳(18本入り)をプレゼントするというものです。詳細はキャンペーンページをご覧下さい。

「頭文字D」を本気で走ってみた。(2009年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7558977

 簡単に説明するとダンボールで作った車をかぶって山道を疾走するのですが、山道がきついしダンボールの中が熱くなって大変だったろうと推察いたします。いやあ、日本は今日も平和だ。
 ちなみに、ガンダムっぽいものとか色々と突っ込みどころが満載なので、随所にツッコミを入れながら視聴するといいでしょう。

パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008年、アメリカ)

 この映画は、DVD&ブルーレイ発売記念試写会で観ました。
 会場の受付で整理券を貰ったのですが、なんとそれが「No.1」。早く来すぎたのかと思っていたのですが、観客は私を含めてたったの14人でした。いくらミニシアターとはいえこの人数は少ないといわざるをえません。とはいえ、そのおかげでゆったりと鑑賞することができました。

Punisher

監督:レクシー・アレクサンダー
出演:レイ・スティーヴンソン、ドミニク・ウェスト、ジュリー・ベンツ、ダグ・ハッチソン、ダッシュ・ミホク、コリン・サーモン、ウェイン・ナイト
原題:PUNISHER:WAR ZONE
備考:R-15

あらすじ…たった一人で悪に制裁を加える孤高のヒーロー“パニッシャー”ことフランク・キャッスル。ある犯罪組織のパーティを奇襲したパニッシャーによって見るも無残な顔にされた組織一の邪悪な男ビリー、その名も“ジグソウ”は、N.Y.中の武装ギャングを集め、宿敵パニッシャーに怒涛の復讐を仕掛けて来る。(チラシの紹介文より引用)

 アメコミ原作の実写映画といえば、私は「300<スリーハンドレッド>」や「ウォッチメン」「ダークナイト」などを観てきましたが、これらに較べれば、バイオレンスの純粋性においては「パニッシャー:ウォー・ゾーン」が頭一つ飛び抜けているように感じました。というのは、他作品ならロマンスやラブシーン、家族愛を示すエピソードなどの、アクションとは異なる要素を随所に盛り込む演出が為されるのですが、本作はそういったものが削ぎ落とされていて、その代わりに残虐な戦闘シーンが次から次へと繰り出されるからです。
 主人公のパニッシャーが敵を次々と情け容赦なく殺しまくっていくのみならず、R-15指定に恥じない残虐描写の数々(血しぶきが飛ぶのは無論のこと、頭をショットガンで吹き飛ばされたり串刺しになったり…いい趣味してます)には参りました。「命を大切にしよう」なんていう標語はこの世界にはハナから存在しないものと思われます。

パニッシャー : ウォー・ゾーン [DVD] DVD パニッシャー : ウォー・ゾーン [DVD]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2009/09/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

風邪引いた

 風邪引きました。

【落書き】いいナマコ

Neta_014_cocolog_oekaki_2009_08_21_

【落書き】Zの中のZ

Neta_013_cocolog_oekaki_2009_08_20_

『靖國神社崇敬奉賛会 十年の歩み』

 8月中旬、靖國神社に参拝した折にこのパンフレットを入手しました。
 靖國神社崇敬奉賛会が設立されてから今年で10周年とのこと。靖國神社の歴史に較べると、奉賛会はやけに歴史が浅いですなあ。
 それはさておき、パンフレットには「各界から寄せられた声」が掲載されています。
 島村宜伸(衆議院議員)、綿貫民輔(衆議院議員)、千玄室、安蘇谷正彦(國學院大学学長)、伴五十嗣郎(皇學館大学学長)、古賀誠(日本遺族会会長)、海老原義彦(軍恩連盟全国連合会会長)、堀江正夫(英霊にこたえる会会長)、矢田部正巳(神社本庁総長)、山本卓眞(偕行社社長)、三好達(日本会議会長)、奥野義章(日本傷痍軍人会会長)、林崎千明(水交会会長)、萩原正夫(全国近歩一会会長)、寺島泰三(日本郷友連盟会長)、宮崎義敬(神道政治連盟会長)、荒巻禎一(全国神社総代会副会長)、面山千岳(全國護國神社会会長)、小堀桂一郎(東京大学名誉教授)、船村徹(JASRAC会長)、小野田寛郎(小野田自然塾理事長)、高橋史朗(明星大学教授)、打越和子(ジャーナリスト)、中條高徳(アサヒビール株式会社名誉顧問)、つのだ☆ひろ(ミュージシャン)、野口健(アルピニスト)、高森明勅(日本文化総合研究所代表)、新田均(皇学院大学文学部教授)、長谷川三千子(埼玉大学教授)、小林よしのり(漫画家)、中西輝政(京都大学教授)、富岡幸一郎(文芸評論家・関東学院大学教授)、遠藤浩一(拓殖大学教授)、惠隆之介(元海自仕官・作家)、一龍斎貞花(講談師)、小野田町枝(日本女性の会会長)、桜林美佐(ライター・キャスター)。
 とまあこのように声を寄せた人たちの名前書き連ねてきましたが、政界・財界・学会・マスコミ界などと、実に幅広い、そうそうたる顔ぶれです。これだけいるならば、政治的・社会的影響力が大きいのではないでしょうか。

靖國神社崇敬奉賛会 十年の歩み

【新日暮里衆院選】国民の選択【性欲実現党】(2009年、日本)

 この動画はニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7884810

 幸福実現党のCMをガチムチパンツレスリング風に改造したものです。
 とすると、次は兄貴による政見放送ですな。
 まあ、性欲実現党は新日暮里でなら圧倒的支持を集めるでしょうなあ。

ガチムチホイホイ(2009年、日本)

 この動画はニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7949752

 ビリー・ヘリントンが子供のゴキブリに簡単に吹き飛ばされるって、どういうことなの…?
 ああ、そうか、兄貴は森の妖精だから身軽なんですね。

としまえんのサッチー

 朝、新聞を読んでいて、水着姿の野村沙知代がメリーゴーランドの馬に乗っている姿が出てきた時はビックリ。ある意味グッと来ました。水着姿であれだけの衝撃はなかなか…。

コネタマ参加中: 水着姿にグッときた、女性タレントといえば誰?

【自民党ネットCM】プロポーズ篇(2009年、日本)

 この動画は、YouTubeで観ました。
http://www.youtube.com/watch?v=kZpSfahQ--0

 自民党が制作した、民主党を批判するCMです。
 要するに自民党によるネガティブキャンペーンなのですが、意地の悪い見方をすればそこまで自民党が追い詰められているという証拠なのではないでしょうか。

梁東準・太田哲二・全順子『韓国偉人伝』明石書店

 どこの国、どこの民族でも歴史上に偉人とされる人物がいるわけでして、韓国にも当然ながらそういう人物がいます。
 で、本書ではどんな偉人が紹介されているかというと…

・柳寛順  三・一運動で獄死した女子学生
・乙支文徳 隋の大軍一一三万を破った英雄
・申師任堂 韓国人が最高に尊敬する女性
・李瞬臣  豊臣秀吉の野望を砕いた水軍の英雄
・金通精  最後の三別抄将軍
・世宗大王 ハングルを創制した大王
・王仁   日本に文字をもたらした百済一の学者
・広開土王 碑文に刻まれた偉大なる功績
・檀君王検 建国神話

 以上の9人です。
 本書の序文「はじめに」によると、

 本書で取り上げた九人の人物名を並べて、日本人に「知っている人物はいますか?」と尋ねても、「一人も知らない」と答えるのがおそらく大半であろう。「聞いたことがある。知っている」と答える人でも、「せいぜい一人か二人」である。

 とあります。ちなみに私は本書を読む前に李瞬臣、世宗大王、王仁(わに)、広開土王(好太王)、檀君の5名は知っていたので、「平均的な日本人」よりは詳しいといえるのではないでしょうか。
 とまあ、自慢はさておき、本書のツッコミどころを指摘しておきます。

(1)第五話の金通精。「最後の」とあるとおり、物語の最後の最後にならないと登場しない。第五話は135ページから始まって168ページで終わるのですが、金通精は166ページでようやく登場します。つまり、彼の活躍が描かれるのはたったの3ページ…。

(2)第九話の檀君。偉「人」というより神様だろ。本書によると「寿命は千九百八歳であった」(P247)とあるし…。

 最後に本書を読み終えて気付いたことを一つ。
 あれ? 金春秋が載ってないじゃん。

韓国偉人伝 Book 韓国偉人伝

著者:梁 東準,全 順子,太田 哲二
販売元:明石書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

滝田誠一郎『50代にもよくわかる「ブログ」入門』ベスト新書

 ブログの入門書。タイトルに「50代にもよくわかる」とあるということは、これからブログを始めようと思っている50代の人をターゲットに想定しているということなのでしょう。
 とはいえ、40代でも60代でも問題はありますまい。その世代にしかわからないネタを満載しているわけではないのですから。
 ところで、私はこのブログ「泉獺のどうでも映画批評」を長らく運営しておりますので、ブログ初心者とは言えず、ブログに関してはある程度の知識を持っています。そのため、本書の説明は私にとっては当たり前のことが多すぎて物足りない点が多々ありました。
 しかしながら、携帯電話によるブログへの投稿は新鮮でしたな。というのは、私は携帯電話を使ってのブログ記事投稿はやったことがなかったからです。へえ、秘密のメールアドレスかぁ…、知らなかった。
 まあ、それがわかっただけでも私にとっては収穫でした。

 滝田誠一郎/「ブログ」入門 ベスト新書 滝田誠一郎/「ブログ」入門 ベスト新書
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

『イベントマガジン BANZAI 2009 AUG』シミズオクト

 このフリーペーパーは、下北沢で入手しました。

イベントマガジン BANZAI 2009 AUG

 イベントマガジンということで、どんなイベントが紹介されているのかチェックしてみると…

・個展 忌野清志郎の世界(P8)
 8/22-9/13, ラフォーレミュージアム原宿にて開催。

・石原裕次郎 二十三回忌法要(P14)
 7/5, 国立競技場で開催された法要をレポート。

・エクスポ in USA
 アメリカ合衆国で開催された4つのイベント「フエルセル セミナー&エクスポ2008」「ピッツコン カンファレンス&エクスポ2009」「アニュアル・カンファレンス&エクスポジション2009」「ジャパンデー2009」を紹介。

 残念ながら私は忌野清志郎ファンでもなければ石原裕次郎ファンでもない。また、アメリカへ行く予定もない。
 というわけで今回、私の食指は動きませんでした。

ビリー・ホッターと謎のプリンセスжケツホルデス 予告編(2009年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7837399

 映画の予告編をガチムチパンツレスリングの兄貴たちでやってみたもの。
 この動画の登録タグを見ると、「ビリー・ホッターと賢者の時間」「ビリー・ホッターとASSガバガバの囚人」「ビリー・ホッターと秘密のフェラ」「オナホ・マラフォイ」などとなっており、動画の外でも笑わせてくれます。
 しかも、動画が終わった後の提供のクレジットに出てくるのがなぜか「鳩山 由紀夫」。なんでこの人の名前が…。

VHStoDVD 4.0 Deluxe

 自宅にVHSテープが大量にある方へ。
 今回紹介するのは、VHSのビデオテープをDVDダビング できるソフト「VHS to DVD 」です。
 使い方を簡単に説明すると、ソフトに同梱されているビデオボックスをビデオとパソコンに接続し、パソコンへ映像を取り込み、それをDVDに焼き込むというものです。
 又、録画・録音機能や映像編集機能なども備えています。
 ちなみに、気になる価格は、販売価格:9800円(送料無料)です。

 尚、このソフトの体験記がありますので、併せてそちらもチェックしてみるといいでしょう。ちょっと読んでみましたが、山のようにあるビデオテープがかさ張るので処分しろと家族から怒られる云々の記述は私も経験があるので他人事とは思えなくなりました。

VHStoDVD 4.0 Deluxe

2009.08.06 NTV アナログ 放送事故(2009年、日本)

 この動画は、YouTubeで観ました。
http://www.youtube.com/watch?v=vrZR2NWV-3I

 出演者たちの何人かが小刻みに動き出し、不愉快なノイズと共に画面が乱れていく…。
 これはある種のホラー映像じゃないかと思いました。夏だからこういう恐怖映像もいいかもしれませんな。

『あわだま AwaDama 2009 AUGUST』

 このフリーペーパーは、下北沢で入手しました。

あわだま AwaDama 2009 AUGUST

発行:阿波おどり魂
編集:阿波踊り情報誌『あわだま』編集部
制作:同上

 なぜ、阿波踊りの情報誌が下北沢にあるのだろう?
 う~ん、謎だ。ひょっとしたら下北沢で阿波踊りのイベントがあって、その関係でこのフリーペーパーが持ち込まれたのかもしれない。
 そしてもう一つ謎があります。それは、この8月号(通巻19号)の中に6月号(通巻17号)が折り込まれていたことです。なぜ前々号がこんなところに入っているんだ?
 う~ん、わからん。

『週間アスキー 秋葉原限定版 2009.Aug.8』

 8月上旬、秋葉原へ行った際にヨドバシカメラで入手しました。

 P14~P17には「秋葉原最強夏休みイベントマップ」なる記事があるのですが、朝比奈みくるウィーク(7/24~7/28)やディアステージ☆海の家デー(7/17~7/20)など、私がこれを手に取った時点で既に終わってしまったイベントが結構ありました。
 「私が入手する時期が遅すぎたのかな?」と思ったら、P14の端に「※このコーナーは、7月7日発売の週間アスキー7/21号からの転載です。」とありました。
 なあんだ、転載でしたか。

週間アスキー 秋葉原限定版 2009.Aug.8

ダークナイト(2008年、アメリカ)

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、モーガン・フリーマン
原題:The Dark Knight

 この映画は、レンタルビデオで観ました。近所のレンタルビデオ店から借りてきたこのDVDを家族に提示した際、「それ何?」と訊かれたので、私は
「バットマンの最新作」
 と答えました。事実その通りなのですが、今までのバットマン映画と趣を異にしていると前評判で聞いていたので、自分の答えに何か引っかかるものを感じずにはいられませんでした。
 で、2時間半かけて鑑賞しましたが、確かに今回のバットマンは単なる勧善懲悪モノのアメコミヒーローとは異なっていて、作品中で「無法者」と呼ばれています。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、最後には自ら汚名をかぶることさえします。
 映画のタイトルが「バットマンVSジョーカー」じゃなくて「ダークナイト」となっているのもうなずけます。もしも題名が「バットマンVSジョーカー」になっていたとしたら、それは1時間半のB級アクション映画でしょうな。

 ところで、この映画の難点を一つ。夜間の戦闘シーンが何度か出てくるのですが、暗くてアクションがよくわからないところが幾つかありました。バットマンは夜目が利くから平気なのでしょうが、観ているこっちはそうでもないもので。

 最後に、敵役のジョーカーについて。
 このジョーカーを見ていて、私は『西郷南洲遺訓』の「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也」(遺訓 三〇)という言葉を思い出しました。西郷隆盛の意図とは異なりますが、この映画のジョーカーは命も名誉も地位も金銭もいらない(冒頭で銀行強盗をしていますが、その後、マフィアから巻き上げた金を盛大に燃やすことで金目当てではないことを示す)。
 こういう人間にはどう対処していいものやら…。

【関連記事】
ダークナイト ライジング
バットマン(目次)

ダークナイト [DVD] DVD ダークナイト [DVD]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2009/06/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

京極夏彦『冒険小説 今昔続百鬼――雲』講談社

 妖怪馬鹿の多々良勝五郎と、その同類の沼上蓮次郎が、伝説採集の貧乏旅行に出かけては事件に巻き込まれる――。で、多々良センセイは鳥山石燕の妖怪絵の解読にかかりきりで、それがうまい具合に事件解決に結びついてしまいます。何という偶然(何というご都合主義)!
 それはさておき、終戦から間もない時代設定で食糧事情が悪いはずなのに、多々良勝五郎センセイは肥え太っています。金持ちならともかく、この妖怪馬鹿は作品を読む限りでは貧乏人です。その貧乏人がなぜ肥満体を維持できるのだろうか? う~ん、謎だ。

 ちなみに、作中で取り上げられた妖怪絵の解読については、多々良勝五郎のモデルとされる多田克己氏が著した『百鬼解読』を参照されたし。

 今昔続百鬼ー雲 冒険小説 今昔続百鬼ー雲 冒険小説
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

上杉隆『小泉の勝利 メディアの敗北』草思社

 小泉純一郎がメディアをいかに手玉に取って、最後まで高い支持率を維持しつづけたのか、そして自分(上杉隆)を含むメディアがどのような過ちを犯し続けてきたのかを反省と自戒の念を込めて検証したもの。
 本書を途中まで読んでいて思い出したことがあります。それは小泉政権末期、某大手新聞(N本経済新聞)に「竹中後継・小泉院政」の前打ち記事(将来を予測した記事)が掲載されていたことです。即ち、小泉純一郎が竹中平蔵を後継の総理大臣に据えて、自分はそれを背後で操って院政を布く、というものです。
 この時、竹中平蔵は参議院選挙で当選して「選挙の洗礼」を受けていたとはいえ、一年生議員。おまけに党内の支持基盤は…。
 私が「竹中後継・小泉院政」を否定するのに用いた論拠の成否はさておき、結果的にこの前打ち記事は予想を外してしまいました。ご愁傷様です。
「田中角栄は『闇将軍』として権力を振るったとか。永田町の常識ならそうするのだろうが、小泉はそうじゃないからなあ…」
 などと思った記憶があります。
 そんな感慨に耽っていたら、本書のP236に「小泉&ブッシュ『竹中平蔵を次の総理に!』10の理由」とありました。ブルータスよ、お前もか!
 しかし、予想を大外ししたという自らの過ち(いわゆる黒歴史)を正直に認め、反省する著者の心意気は好感が持てます。

 小泉の勝利メディアの敗北 小泉の勝利メディアの敗北
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

妹が作った痛い RPG 「エッチな夏休み」(2009年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7750258

 妹が作ったんじゃなくて、うp主(男)が作った作品だと思います。そもそもタイトルのネーミングからして男性が付けそうなものじゃないですか。しかもこれ、RPGじゃなくてコマンド選択型のADVです。
 さて、内容の方ですが…川○市に殺人鬼が多すぎる。しかも、エッチはエッチでもアレですし…。

【替え歌】太郎ラリアット(2009年、日本)

 この動画は、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7599306

 ローゼン麻生こと麻生太郎首相を応援する替え歌です。
 リアルワールドでは麻生首相の支持率は超低空飛行ですが、この動画内では高い支持率を誇っています。そこまで応援しているのなら、街頭演説での応援や投票などで自らの力を示していただきたいものです(そうしてくれた方がローゼン麻生も喜ぶでしょう)。

 ところで、総選挙が終わったら、ローゼン麻生もある程度の時間が取れるはずですから、ニコニコ動画の生放送に出演してもらいたいものですなあ。それでもって、いつものべらんめぇ調で漢字の読み間違えをするものの「終わった人」の発言だからその場で突っ込まれることはあってもその後は注目されずに忘れ去られたりして。

最高6億円のくじ「BIG」

 今回紹介するのは、1等最高6億円が当たるくじ「BIG」です。
 ん? 300円が6億円になるとしたら…200万倍ですか。まあ、そうなる確率は低いと思うのですが、サイトの説明によると1等6億円が43本も出たとか。結構出るものなんですねえ。とすると、確率は思ったより高いということなのでしょうか。
 それにしても、6億円とは改めて考えてみるとデカい金額ですな。現時点で宝くじではそこまで行かないですから。これはBIGの大きな魅力であると言えるでしょう。
 ちなみに、このくじは予想不要(コンピューターが勝手に決めてくれる)で一口300円から購入できるという点も魅力となっております。

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