佐藤優『国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき』太陽企画出版
自らの裁判のことや、獄中で読んだ本のレビュー、歴史・思想についての論考と、種々雑多な内容となっています。なぜそうなっているのかというと、『文藝春秋』『週刊読書人』『月刊日本』『現代』などの各雑誌に様々なテーマで寄稿したものを一冊に取りまとめたものだからです。
本書では『神皇正統記』や大川周明、カール・マルクスに安田好弘と、左右両翼を幅広く取り上げており、佐藤優という人物の頭の中の広大さが見て取れます。ところで、本書の第5章の題名が「国家という名の妖怪」なのですが、「佐藤優という名の妖怪」を想起してしまいました。
国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき 著者:佐藤 優 |
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