空飛ぶタイヤ 第一話(2009年、日本)
このWOWOW連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」は、番組完成披露試写会で観ました。
監督:麻生学
出演:仲村トオル、田辺誠一、萩原聖人、水野美紀、ミムラ、袴田吉彦、他
原作:池井戸潤『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社)
備考:社会派ヒューマンサスペンスドラマ
イベントの冒頭、出演者の仲村トオル、田辺誠一、萩原聖人、水野美紀、國村隼の5名が舞台挨拶に登場。この試写会がブロガー向けのイベントであることを意識したコメントが散見されました(例えば、あいさつの最後に仲村トオルが「ぜひ好意的なブログ(記事の執筆)をお願いします」と言っていました)。
こういったその時その場所ならではの発言というのは、紋切り型の宣伝文句の羅列に較べればはるかに好感が持てます。
さて、続いては本題のドラマについて。
今回のイベントで視聴したのは全5回のうちの第1回(初回)のみなのですが、この回だけでも随分と内容が濃くて重いとの印象を受けました。その根拠を3つ挙げておきます。
(1)登場人物が多い
出演する俳優の顔ぶれだけを見ても、ドラマ2~3本は制作できるんじゃないかと思えるくらい多い。おまけに、脇役に至るまでキャラが立っている。
(2)会話のシーンが多い
風景を淡々と流すとか、登場人物が一人で沈思黙考するなどといったシーンは殆ど見受けられず、人と人が話しているシーンが圧倒的に多い。
(3)緊張が続く
演出の一つの手法として、2つの緊迫したシーンの間にユーモラスなシーンを挿入して、そこで観客に一息つかせる、というものがあります。
しかるに、このドラマではユーモラスなシーンがなく、絶えず緊張しっぱなしとなっています。
ちなみに、このドラマで扱っている「大企業のリコール隠し」のモデルとなった実在の事件について、若干の心当たりがありますが、それについては省略。もしもこの社会派ドラマの視聴をきっかけに、社会問題としてのリコール隠しに興味をお持ちになったら、関連書籍を参照するなりして調べてみるといいでしょう。
尚、このドラマは第1話無料放送となっております。
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