サビン・バリング=グールド『ヨーロッパをさすらう異形の物語 中世の幻想・神話・伝説(下)』柏書房
シャミル(ソロモンの神殿造りに用いられた虫)やハットー司教(ネズミに食い尽くされた強欲な司教)など、私の知らない話が結構出てきて、それはそれで刺激になりました。
ちなみに、第21話の「白鳥乙女」は日本でも「羽衣天女」という類話があり、第19話「メリュジーヌ」は日本神話のトヨタマビメの話(トヨタマビメは出産時に産屋を覗いてはならないと夫の山幸彦に告げたが、山幸彦は覗いてしまい、トヨタマビメの正体を見てしまう。その結果、トヨタマビメは子供を残して去る)と類似していますな。
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ヨーロッパをさすらう異形の物語(下) |
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