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パヴァン・K・ヴァルマ『だれも知らなかったインド人の秘密』東洋経済新報社

 インド人による「インド人とは何か」を述べたものです。
「驚くほど楽天家で、希望を持ち続けられる」(P31)
「インドでは贈収賄は珍しいことではありません」(P105)
「考えているのは自分のことだけ。他の人のことは無視」(P122)
 などなど、色々と書かれています。
 それにしても私が感じたのが、「読みにくいな」ということでした。著者の文章がつまらないのか? それとも訳者(村田美子)の力量不足によるものなのか?
 巻末の著者略歴をチェックしてみると、

パヴァン・K・ヴァルマ Pavan K.Varma
セント・ステファン大学(デリー)歴史科を主席で卒業後、デリー大学で法律を学ぶ。インド外務省員(モスクワ駐在)、国連大使(ニューヨーク駐在)、高等弁務官(キプロス駐在)を歴任し、その後ネルーセンター長(ロンドン)を経て、現在はIndian Council for Cultural Relations(インド文化関係評議会)のディレクターとして活躍中。インド大統領報道官、外務省公式スポークスマンなども務める。(P286)

 何のことはない、この人は外務省のエリート官僚じゃないですか。
 そこで思い当たったのが、本書の文章は「官僚の作文」だということです。しかも、官僚の作文の中でも、ソツのない、優秀な作文ですな。これじゃあつまらなくてもしょうがないか。
 ちなみに少しフォローしておくと、著者略歴を見る限りではヴァルマ氏は政治的に高い地位にいるため、書けないことが多いということも指摘しておきましょう。

だれも知らなかったインド人の秘密 Book だれも知らなかったインド人の秘密

著者:パヴァン・K. ヴァルマ
販売元:東洋経済新報社
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