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重村智計・長谷川慶太郎『北朝鮮自壊』東洋経済新報社

 重村智計・長谷川慶太郎の両名がほぼリレー形式で北朝鮮について述べたものです。2004年2月の発行なので、いささか古いネタもありますが、今でも通用するものもあります。
 例えば「ガタガタのインフラ」(P43)や「核爆弾の小型化は無理」(P76)などです。本書によると、北朝鮮では「八〇年以上を経た大正時代のSLを使っている」(P43)とのことで、先軍政治を続けている限り、このようなインフラの改善は望むべくもない。又、核爆弾の小型化については、重村氏ができない理由を色々と挙げています。

 ところで、最近の北朝鮮の動きについては当然のことながら本書では述べられておりません。そこで私の思うところを少々述べさせていただきます。
 北朝鮮は冷却塔を爆破し、アメリカはテロ支援国家指定を解除する手続きを取っており、宥和の流れとなっているのが現状です。しかしながら、この流れは一時的なもので、このまま素直に北朝鮮の非核化が実現するわけがない、と私は見ております。
 理由を3つ挙げておきます。
(1)核のカードはそう簡単に捨てられない
 核のカードをちらつかせることによって交渉を有利に展開したり、対北支援を引き出すという「うまみ」があります。
(2)アメリカ大統領選挙
 時期アメリカ合衆国大統領が誰になるか現時点では不明ですが(私はオバマ有利とにらんでいる)、ともかくも政権が交代すれば外交政策も変更になる。まあ、具体的にどうなるかわかりませんが…。
(3)そもそも北朝鮮が約束を守るわけがない
 誰かが言っていたことなのですが、「我々は約束をするとそれに拘束される。だが、北朝鮮は約束をしても『約束はしたけど、約束を守るとは約束しなかった』と言ってのける」そうです。こんな国と約束を交わしても、約束が守られると信じるわけにはいかない。

北朝鮮自壊 Book 北朝鮮自壊

著者:重村 智計,長谷川 慶太郎
販売元:東洋経済新報社
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