ラストゲーム 最後の早慶戦(2008年、日本)
この映画は、報知新聞社主催の試写会で観ました。
監督:神山征二郎
出演:渡辺大、柄本佑、和田光司、脇崎智史、片山享、中村俊太、柄本明、宮川一朗太、三波豊和、山本圭、原田佳奈、藤田まこと、富司純子、石坂浩二
備考:実話
あらすじ…1943年。六大学野球が廃止され、更には大学生に対する徴兵猶予も撤廃されることになった。そこで早稲田大学野球部顧問・飛田穂洲や慶応義塾塾長・小泉信三らの尽力によって、10月16日、学生たちにとって最後になる早慶戦が開かれた。
試写会の冒頭では、サプライズゲストとして、主演の渡辺大が舞台挨拶に登場。足が細いように見えました。
渡辺大曰く、撮影場所は長野県上田市の市営球場だったが、野球の練習中に雪が降る。焚き火に行く時だけみんな足が早くなるとのこと。
他にも色々と撮影の裏話を語ってくれました。
今回のように、上映前に舞台挨拶を入れてくれたら、観ている方の映画に対する好感度もアップするんですがねえ…と思っていたら、神山征二郎監督も登場。サプライズの二段構えか。
もっとも、監督の方はちょっとしゃべっただけで、すぐにスポーツ報知の撮影に入ってしまいましたが。
とはいえ、一般人にとって監督をナマで見る機会は滅多にないので、顔を見せただけでも良しとしましょう。
さて、上映中のことですが、戸田順治兄の葬式のシーンで鼻をすする音が会場のそこかしこから聞こえてきました。ここが一つの泣き所でしょうなあ。そしてもう一つの泣きどころは、早慶戦が終わって早稲田の応援団が慶応を応援する歌を歌ったところでしょうか。
尚、悲しいとか感動するといったシーンばかりではなく、大学生がバカをやらかす(例:酔っ払って警察のお世話になる)など、笑いどころも幾つかありました。
ちなみに、この映画は青春物語かというと、確かにそういう部分も半分くらいあるのですが、そればかりではありません。飛田穂洲(柄本明)や小泉信三(石坂浩二)、早稲田大学学長(藤田まこと)など「大人たち」の駆け引き・熱情も、この映画には欠かせない柱の一本となっているのです。
最後に、主題歌の鬼塚ちひろ「蛍」は結構良かった。
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