勝谷誠彦『偽装国家Ⅱ』扶桑社新書
副題が「底なし篇」とあるとおり、偽装が次から次へと尽きることなく出てきます。
前作でも取り上げた食品偽装や耐震強度偽装、年金偽装では更なる深い闇が顔を覗かせています。
又、高校野球の裏金偽装や在日・韓国朝鮮人に対する偽装課税、大相撲の偽装など、新たな偽装問題も取り上げられています。
石川や浜の真砂は尽きるとも世に偽装の種は尽きまじ
と、思わず詠んでしまいたくなります。
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偽装国家II~底なし篇~ (扶桑社新書 22) (扶桑社新書 22) 著者:勝谷 誠彦 |
追伸:船場吉兆では客が食べ残したもの(いわゆる残飯)を別の客に出していたことが発覚しました。高級料亭偽装どころか、飲食店偽装と言ってもいいかもしれません。
又、四川大地震では学校の校舎が倒壊して多数の生徒が生き埋めになりました。剥き出しになった鉄筋の細さなどからして、校舎に建築偽装(いわゆる手抜き工事)があったことは明白です。
このように、新たな偽装が現在でも明るみに出つつあります。これはひどい。
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