ライオンハート(1990年、アメリカ)
監督:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ハリソン・ページ、リサ・ペリカン、アシュレイ・ジョンソン
出演:シェルドン・レティック
原題:Lionheart
備考:筋肉ムキムキ格闘アクション
あらすじ…アフリカに駐屯する外人部隊にいたリヨン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、弟が瀕死の重傷を負っているとの知らせを受け、部隊を脱走する。そして弟の妻とその娘の窮状を救うために非合法のストリートファイター(リングネーム:ライオンハート)となって戦う。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムがとにかく戦いまくる。
対戦相手は外人部隊の兵士、ストリートファイター、スラム街の悪漢など、一応バラエティに富んでいるのですが、「クエスト」(1996年、アメリカ)が国際色(?)豊かなのに較べればちょっと地味な感じがします。
特にラスボス(最後の対戦相手)のアッティラは、モミアゲが取って付けたように不自然だし、猫を抱く以外にもキャラクターの出し方がもうちょっとあったんじゃないかと思います。
ちなみに、戦闘スタイルは打撃攻撃中心で、関節技や投げ技は殆どない。ファイターの中に関節技や投げ技のスペシャリストが一人くらいいてもよかった。
しかしながら、ヴァン・ダムの筋肉とアクションは堪能できます。そこが見所です。
尚、ストーリーについて若干述べさせていただきます。
ラストでリヨンが外人部隊の追っ手に捕われるものの、なぜか途中で突然解放されて義妹たちのもとへ戻ってハッピーエンドになります。
「なぜ?」と疑問に思いましたが、その後色々と思い返してみますと、外人部隊の追っ手たちは、胴元のシンシアと「アッティラとリヨンが戦って、アッティラが勝ったらリヨンを引き渡す」と約束するシーンがありました。
つまり、この約束は「アッティラが勝ったら」という条件であり、裏返して言うなら「リヨンが勝ったら身柄を引き渡さない」ということです。
彼らはその約束を、もったいぶって履行したということなのでしょう。
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