私の中の悪魔と天使(2006年、日本)
監督:浦本正純
出演:岡麻子
あらすじ…死のうと思った電車の中で、みぞれはもう一人の自分ミゾレと対面する。
心理学的に見れば、ここに出てくる「もう一人の自分」というのはシャドー(影)のことだと解釈することができます。
シャドーの特徴の一つに、「当人とは正反対の性格を持っている」というものがあり、その点ではこれに合致している。というのは、主人公は悲しげでもう一人の自分は明るく振舞っていたのですから。
又、「二人の自分が一つになる」というのは、『ゲド戦記』「影との戦い」を想起させます。
尚、参考までにシャドーを扱った(と私が解釈した)他作品の記事を紹介しておきます。
・影
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