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母べえ(2007年、日本)

 この映画は、試写会で観ました。

監督:山田洋次
主演:吉永小百合
出演:浅野忠信、檀れい、志田未来、佐藤未来、坂東三津五郎
原作:野上照代『母べえ』(中央公論新社)

あらすじ…昭和15年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族だ。小さな家庭の穏やかな日常は、文学者である父・滋が治安維持法で検挙された朝から一変する。戦争に反対することが、国を批判するとして罪になる時代だった。(チラシの紹介文より引用)

 「母べえ」の試写会は有楽町で観たのですが、混雑していました。又、山田洋次監督&吉永小百合主演ということもあってでしょうか、観客の年齢層は高めでした。

 この映画は母べえの死を以って終わるのですが、そのシーンで観客たちの鼻をすする音が聞こえてきました。
 これは――。
 どこかで同じシチュエーションに出くわしたことがあると思いました。そこでよくよく思い返してみると、「Life 天国で君に逢えたら」の試写会も似たような反応であったということを思い出しました(「Life 天国で君に逢えたら」の方は比較的若い観客が多かったのですが)。
 そういえば、「母べえ」と「Life 天国で君に逢えたら」には作品の内容においても、共通点が幾つかあります。

(1)家族愛がテーマになっている。
(2)主人公の家族の手記を映画化したもの。
(3)主人公の死を以って映画が終わる。

 他にも細かい点をほじくり返してゆけば色々と出てくるでしょうが、共通点探しはこれくらいにしておきます。

 さて、肝心の映画の内容ですが、あらすじだけを追っていくと暗い話だと思われがちですが、小ネタが随所に盛り込まれていて笑えるシーンが幾つも出てきます。この笑えるシーンの登場によって、観ている方はすこしホッとすることができます。

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