クリスマス黙示録(1997年、日本)
監督:キオニ・ワックスマン
出演:天海祐希、ロリー・ペティ、ジェイソン・ロンドン、初瀬かおす、ジェイムズ・レ・グロ
原作:多島斗志之(新潮文庫版)
英題:Christmas Apocalypse
あらすじ…「ある日本人女性を連れ帰れ」という指令の元、アメリカ・シアトルのFBIに、日本から女性刑事の杉村が到着した。その女性の恋人はシアトルを戦慄のどん底へ陥れる、狂気の爆弾魔!爆弾魔は「イブの夜に、シアトル全市を標的にして爆弾を仕掛ける」と予告してきた。(パッケージの紹介文より引用)
ちょっと疑問に思った点について。犯人の爆弾魔がFBIのデータベースにハッキングして捜査官の情報を盗み見るのは変だなあ…。犯人は爆弾の知識・技術はあるものの、それとハッキングの技術は別物。それにそもそも、FBIのセキュリティはそんなにヤワじゃないはずですがねえ。
それはさておき、この映画はハードボイルドのアクション映画なのですが、主演級の天海祐希はそんなに大したアクションをするわけではありません。犯人に一発殴られてノックダウンするほど軟弱です。
天海祐希の代わりにアクションで頑張るのはもう一人の主役、ロリー・ペティです。短髪で眉毛が細く、アゴが尖っていて、それがキーキーわめく。ある意味「武闘派」の彼女が体を張ってアクションするわけですな。
とはいえ、天海祐希は体を張るよりも心理戦を担当しているようです。特に、最後の段で犯人を説得するところはその白眉です。
« dead track(2005年、日本) | トップページ | 扉(2006年、日本) »
「1990年代映画」カテゴリの記事
- リュック・ジャケの世界:悪党の取り分―ヒョウアザラシの狩り(1999年、フランス)(2023.09.13)
- リュック・ジャケの世界:ウェッデルアザラシの春(1996年、フランス)(2023.09.12)
- ダビデとゴリアテ(1995年、アメリカ)(2023.09.08)
- 桃花台ニュータウン-建設編・第三部-(1992年、日本)(2019.10.24)
- 東京湾横断道路 中央トンネル川人北工事(1992年、日本)(2018.11.29)
コメント