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紹介

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バスカヴィルの獣犬(2002年、イギリス)

監督:デイヴィッド・アトウッド
出演:リチャード・ロクスバーグ、イアン・ハート、リチャード・E・ウラント、マット・デイ
原題:The Hound of the Baskevilles
原作:アーサー・コナン・ドイル『バスカヴィル家の犬』
備考:ミステリー/アドベンチャー

あらすじ…獣犬伝説が残る地ダートムアで、チャールズ・バスカヴィル卿が変死した。甥で相続人のヘンリー・バスカヴィルがダートムアへ赴くことになったが、モーティマー医師がシャーロック・ホームズに事件の解決を依頼する。

 ホームズがコカインを注射するシーンが登場します。原作の『バスカヴィル家の犬』ではコカイン注射の描写はなかったと記憶しています(その描写があるのは『四つの署名』)。
 シャーロック・ホームズが映像化される際にはコカインのことはカットされる場合が殆どなのですが、この映画では2回も出てきます。2回はやりすぎのような気が…。

 それはさておき、本作はBBC製作ということもあってか、なかなか出来はいい。上手にまとまっている感じがします。

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AVP2 エイリアンズVS.プレデター2(2007年、アメリカ)

監督:コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス
出演:レイコ・エイルスワース、ジョン・オーティス、スティーヴン・パスクール、ジョニー・ルイス、デヴィッド・パートコー
備考:PG-12

あらすじ…南極の基地でエイリアンを倒したプレデターたちは宇宙船で帰還の途に着く。だが、その中の一人にエイリアンの卵が寄生しており、そこからプレデターの遺伝子を持つプレデタリアンが誕生し、クルーを皆殺しにし、宇宙船はアメリカのコロラドに墜落する。と同時に、そのエイリアンを始末するべく新たなプレデターが派遣される。

 まず最初に、グロ注意。子供でも容赦なく惨死するし、生皮を剥いだ人間の死体だって登場します。…食事中に観なくてよかった。

 尚、地下(下水道)や夜間での戦闘が多く(こいつら夜行性か?)、暗くてわかりにくいのが難点の一つです。ダークナイトも暗かったが、こちらはそれ以上といったところでしょうか。

 ちなみに、派遣されたプレデターがたった一人しかいないとか、最後は政府が○○○を使って隠蔽しようとしたりとか、ツッコミを入れたくなる展開が見受けられますが、どうでもいいや。

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イラク 狼の谷(2006年、トルコ)

監督:セルダル・アカル
出演:ネジャーティ・シャシュマズ、ビリー・ゼイン、ハッサン・マスード、ベルギュザル・コレル
原題:Kurtlar Vadisi Irak
英題:Valley of the Wolves Iraq
備考:反米アクション映画、PG-12

あらすじ…イラク北部でアメリカ軍がトルコ軍部隊の本部を襲撃、トルコ人兵士11人を連行する(フード事件)。元トルコ諜報員のポラットは仲間を連れてイラクへと向かう。

 トルコの反米映画。
 大まかなストーリーは、主人公たちが敵を打倒するという、アクション映画としてはよくあるパターンです。しかしながら、本作の特徴はその中に実際に起きた事件(捕虜虐待など)や噂(臓器売買の都市伝説)をうまく織り込んでいるという点にあります。よくここまで詰め込んだものだと感心してしまいます。

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陰獣(2008年、フランス)

監督:バーベット・シュローダー
出演:ブノワ・マジメル、源利華、石橋凌、西村和彦、藤村志保、菅田俊
原題:INJU, LA BETE DANS L'OMBRE
原作:江戸川乱歩「陰獣」
備考:サスペンス

あらすじ…日本の作家、大江春泥を敬愛してやまないフランスの推理小説家アレックス(ブンワ・マジメル)は、大江の作品を非常に意識した新作を発表し、日本にプロモーションにやってくる。もちろん大江にもできれば会いたいという思いを抱え来日するが、この大江という作家、世界的に有名であるのに、誰一人として姿を見たものはないという。(パッケージの紹介文より引用)

 まず最初に断わっておきますが、設定からプロット、結末に至るまで、江戸川乱歩の原作とは大きく違っています。寧ろ別物として鑑賞した方がいいでしょう。

 ところで、本作には悪夢オチ(アレックスが悪夢を見るシーン)が何回か登場しますが、何だか作品全体が一つの悪夢であるような気がしてきました。ネタバレになるので詳細は伏せますが、はっきり言って救いがないですから。

 最後に猫好きの方へ注意というか警告を。本作には作り物ですが猫の惨殺死体が登場します。猫の生首が…と、詳しい描写はしない方がいいですね。

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Xファイル:真実を求めて(2008年、アメリカ)

監督:クリス・カーター
出演:デビッド・ドゥカブニー、ジリアン・アンダーソン、アマンダ・ピート、ビリー・コノリー
原題:The X-Files: I Want to Believe

あらすじ…FBI捜査官が行方不明になる。ジョー神父が透視によって探し当てたのは、別人の腕だった。そこでFBIは、元捜査官のフォックス・モルダーに協力を依頼する。

 Xファイルについて言えば、昔、テレビ朝日で放送されていたのを視聴していましたが、ファイナルシーズンまで放映されずに終わってしまったと記憶しています。ですから、この映画の中盤で、モルダーとスカリーが一つのベッドの中で語り合っているシーンが出てくると、
「あれっ、お前らいつの間にデキてたの!?」
 と、意外な感じがしました。
 それはさておき、事件を解決した後、モルダーとスカリーはチューして、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な感じで別れました。これって、次回作のフラグと解釈していいんでしょうかねえ。

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レニングラード 900日の大包囲戦(2009年、英露)

監督:アレクサンドル・ブラフスキ
出演:ミラ・ソルヴィノ、ガブリエル・バーン、アーミン・ミューラー=スタール、オルガ・ストゥローヴァ、アレナ・ステブノーヴァ
原題:LENINGRAD
備考:戦争ヒューマンドラマ

あらすじ…1943年、ドイツ軍はソ連に侵攻し、レニングラード(現サンクトペテルブルク)を包囲する。そんな中、新聞記者のケイトは取材中に空爆を受け、元婦人警官で市民兵のニーナに助けられるが…。

 食料がないという、飢餓地獄です。スターリングラードの戦いについては、文献である程度は知っていましたが、レニングラードでも地獄絵図が展開されていましたか。
 ともあれ、この映画を観ると食い物を粗末にしちゃいけないことが痛感できます。

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エンド・オブ・オール・ウォーズ(2001年、アメリカ)

監督:デビッド・L・カニンガム
出演:ロバート・カーライル、キーファー・サザーランド、シアラン・マクメナミン、マーク・ストロング、ジェームズ・コスモ、木村栄、佐生有語
原題:To End All Wars
原作:アーネスト・ゴードン『クワイ河収容所』筑摩書房
備考:2001年トロント国際映画祭正式出品作品

あらすじ…第二次世界大戦下。マクリーン中佐率いるスコットランド部隊は日本軍に捕えられ、捕虜収容所に送られる。そしてそこで、泰緬鉄道の建設に従事することに。マクリーン中佐は口論の末に殺され、副官のキャンベル少佐は脱走計画を企て始める。一方、ゴードン大尉は秘密の大学を開く。

 映画の冒頭、スコットランドから勇ましく出陣したと思ったら、次のシーンでは既に日本軍の捕虜になっています。その間の長距離移動や戦闘シーンなどは描写されておりません。そもそもこの映画は収容所が主な部隊なので、そういう余計な箇所は省略しても構わないのですが、特に戦闘シーンが無かったりすると「ははあ、これは予算が無いんだな」と勘繰ってしまいます。
 ちなみに、DVDのパッケージに出てくる爆撃は、アメリカ軍が捕虜収容所を爆撃して味方の連合国軍兵士を殺しているところです。戦争映画の見せ場らしい唯一のシーンとはいえ、これを持ってくるとは…。

 最後に、ゴードン大尉たちの「秘密の大学」について。なるほど、これは面白いアイデアですな。収容所という閉鎖的な空間で、しかも泰緬鉄道の建設という肉体的にも精神的にも追い込まれる状況下で知的作業が展開される。ガテン系には理解しがたいかもしれませんが、知的好奇心が旺盛な者ならばまたとない楽しみとなるのでしょう。

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ステロイド合衆国~スポーツ大国の副作用~(2008年、アメリカ)

監督:クリス・ベル
出演:クリス・ベル、マーク・ベル、マイク・ベル
原題:Bigger, Stronger, Faster
備考:ドキュメンタリー

あらすじ…アーノルド・シュワルツェネガー、ハルク・ホーガン、シルヴェスター・スタローン等のアメリカン・ヒーローがステロイドを使用していたことを知ってヘコんだクリス・ベル。彼はステロイドを使わないが、兄と弟は使っている。クリスはプロスポーツ選手や医療の専門家、政治家などにインタビューして行く。

 AV男優が液状バイアグラをペニスに注射したり、高校生が勉強のために覚醒剤を使用したり、筋肉ムキムキの牛が登場したりと、色々と衝撃的なハナシが出てきます。
 その中で私の興味を惹いたのは、アメリカ人には「筋肉信仰」があるということです。映画の中ではGIジョーが取り上げられていましたが、そういえばアメコミのヒーローなんかも(場合によってはヒロインも!)ヤケに筋肉ムキムキですよねえ。

 この映画を観終わった後、ニコニコ動画のレスリングシリーズに登場する、筋肉ムキムキの妖精たちを見ると、「彼らもステロイドを使ってんだろうなあ」と勘繰ってしまいます。

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ビン・ラディンを探せ!~スパーロックがテロ最前線に突撃!~(2008年、アメリカ)

監督:モーガン・スパーロック
出演:モーガン・スパーロック
原題:Where in the World Is Osama Bin Laden?
備考:ドキュメンタリー

あらすじ…モーガン・スパーロックがオサマ・ビン・ラディンを探しに行く。

 アルカイダのリーダー、オサマ・ビン・ラディンはアメリカ軍の特殊部隊シールズに射殺されましたが、これはその前に撮られたものです。
 エジプト、パレスチナ、パキスタン、アフガニスタンなどの国々を巡り、現地の生の声を聞いて回っているのですが、意外に思ったことが一つあります。それは、彼らの間でオサマ・ビン・ラディンが結構嫌われているんだということです。インタビューされた人の中にはアルカイダを支持するようなコメントをする人もいましたが、それらは少数派。多数は不支持です。
 ではなぜ嫌われているのか? 彼らの言葉に耳を傾けてみると、アルカイダのテロ行為は女性や子供をも巻き込んでいるし、彼らのせいでムスリムといえばテロリストだというイメージが世界に広まってしまった等々…。
 なるほど、アルカイダはイスラム社会の面汚しといったところでしょうか。たとえ「イスラムの大義」「ジハード」といった「正義の旗」を掲げていたとしても、汚い手段を使っているようでは支持できないわけですな。

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戦場でワルツを 完全版(2008年、イスラエル)

監督:アリ・フォルマン
出演:アリ・フォルマン、ミキ・レオン、オーリ・シヴァン、イェヘズケル・ラザロフ
英題:Waltz with Bashir

あらすじ…映画監督のアリ・フォルマンは兵役時代の友人から、レバノン戦争に関連した悪夢の話を聞き、自分にはその当時の記憶が全くないことに気付く。あの時に何があったのかを突き止めるべく、各地に散らばった戦友たちを訪ねて回る。そして、次第に恐るべき事実が明らかになってゆく…。

 この映画で取り上げられているのは、レバノン戦争と、その最中に起こったサブラ・シャティーラの虐殺(Sabra and Shatila massacre)です。サブラ・シャティーラの虐殺に関しては、wikipediaの日本語版には記事がないようでしたので、英語版のwikiを参照しました。
 こちらの記事の最初の段落部分を和訳してみました。

 サブラ・シャティーラの虐殺は、レバノン内戦中、1982年9月16日~18日に、ベイルートのパレスチナ難民キャンプで起こった。イスラエル国防軍が包囲する中、パレスチナ人・レバノン人はキリスト教徒のレバノンのファランジストによって虐殺された。その時、イスラエルはレバノンのPLOと戦争中だった。イスラエル軍はベイルートを占領し、パレスチナ難民キャンプを支配し、その街への入口をコントロールした。バシール・ジェマイエル(レバノンのマロン派教徒グループ、ファランヘ党の指導者で次期大統領)の暗殺後、レバノン民兵と呼ばれる集団が、キャンプに入って夜の間に住民を虐殺した。被害者数は700~800とも3500とも言われ(情報源によって異なる)、正確な数については議論が分かれる。

 レバノンのキリスト教徒グループ・ファランヘ党の指導者バシール・ジェマイエルが暗殺されたことの報復として、ファランヘ党の民兵たちが難民キャンプでパレスチナ人やレバノン人を虐殺した。しかもイスラエル国防軍は難民キャンプを包囲するという形でこれに「協力」した。この映画ではその現場にイスラエル軍の一兵士として居合わせてしまったアリは…と、さすがにその先は伏せておきましょう。
 ともかくも、この作品では子供の死体画像など、ショッキングな内容が盛りだくさんですので、気軽な気持ちでは観ないように。アニメだからって舐めてかかると痛い目を見ますぜ。

 最後に良かった点について。このようなアニメーションにすることで、夢の描写など抽象性・主観性の強い表現がうまくできています。

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