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人間椅子(2006年、日本)

監督:佐藤圭作
出演:宮地真緒、小沢真珠、板尾創路、石川謙、辻修
原作:江戸川乱歩「人間椅子」
備考:PG-12、サスペンス

あらすじ…編集者・倉田真理は作家・今野佳子の担当になる。佳子の家には黒い大きな椅子があった。

「人間椅子」人物関係図

 注意! この映画の主要キャラは全員変態です。一見まともそうな主人公(倉田真理)でさえ盗癖&ゴミ屋敷在住という特性を持っているのですから。
 まあ、江戸川乱歩原作ですからね。そこはお察しあれ。

 それから、ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、この映画は原作小説とは大きく異なっています。ですので、原作を読んでいたとしても映画の展開は読めないでしょう。
 次に、エロについて。最近観た「D坂の殺人事件」「失恋殺人」(いずれも江戸川乱歩原作)に較べれば控え目ですが、それでもやっぱりエロいです。例えば今野佳子×椅子とか、佳子×真理とか…。

 最後に一つ。
 この映画の製作年についてネットで調べてみると、2007年と2006年の2種類が書かれています。どうやら製作が2006年で公開が2007年らしい。
 又、レンタルしたDVDの盤面をチェックしてみると、「2006」とプリントされていました。というわけで私はこれを2006年の作品と判断しました。

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ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『エレベーターの少女』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:仲根かすみ
備考:ホラー

あらすじ…OLがウィークリーマンションのエレベーターで奇怪な少女たちに遭う。

 少女は合計3人。いずれもちびまる子ちゃんみたいな服装で、いつの時代の子供だよと思ってしまいます。ひょっとしたら、ちびまる子ちゃんの時代に死んだのかもしれません。それから、3人とも同じ服装をしているということは、服装による個性の違いがないということであり、「エレベーターの少女たち」の無個性化を表現しているのでしょう。

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ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『鼓膜移植』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:高松いく、松尾敏伸、広瀬悠江、安藤美奈子、伊倉伸之介
備考:ホラー

あらすじ…若い女性が鼓膜の移植手術を受ける。すると、妙な音が聞こえてくるようになる。

 主人公の女性が鼓膜の移植手術を受けた後、耳が異常によく聞こえるという描写があります。よく聞こえる、で想起したのが、映画「座頭市 Remaster」で座頭市(勝新太郎)が耳を動かして敵の待ち伏せを察知するくだりです。
 この話の主人公もそれと同じような芸当を求めるのは…酷でしょうかな。勝新は演技力がありますからね。

 それから、主人公がトリップする先は普通に電気が通っている建物の中で、しかもネオンだらけだったのでそんなに怖くはなかったです。

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ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『深夜警備員』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:半田健人
備考:ホラー

あらすじ…深夜、警備員が怪異に遭遇する。

 ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、主人公の警備員(男)がトイレで複数の男に襲われるとは…。ホラーじゃなかったらホモビになっちゃいそうなんだよなあ。
 とまあ冗談はさておき、主人公が警備員にしてはチャラい感じがするなと思ったら、彼はバイト君でした。バイトでこんな目に遭うのは割に合わない。

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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年、アメリカ)

監督:マット・リーヴス
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストン、リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラー
原題:Cloverfield
備考:SF、怪獣、PG12

あらすじ…ある日突然、ニューヨークに「何か」が現われ、街は大パニックになる。

 一般人の視点から、何が何やらわからないまま逃げまどう様子を描いています。時たまチラリと怪獣が映るので、怪獣に襲われていることはわかるのですが、怪獣の正体も名前も不明です。
 しかしそれでも、主人公たちの行く先々でこの怪獣は出現してくれるので、それなりにカメラに収まってくれています。普通ここまで遭遇しないだろうと思うのですが、物語の主人公が持つ特有の「凶運」が発動したのかもしれません。御都合主義と言い換えてもいい。
 それにしてもこの怪獣、ムートー(2014年のハリウッド版「ゴジラ」に登場した怪獣)に似ているなあ。

【怪獣映画】
ガメラ対宇宙怪獣バイラス
ガメラ対深海怪獣ジグラ
ガメラ対大悪獣ギロン
ガメラ対大魔獣ジャイガー
ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発
GODZILLA ゴジラ(2014年)
大日本人

トランスモーファー-人類最終戦争-(2007年、アメリカ)

監督:リー・スコット
出演:マシュー・ウォルフ、エイミー・ウェバー、グリフ・ファースト、エリザ・スウェンソン
原題:Transmorphers
備考:SFアクション、クソ映画

あらすじ…地球が宇宙人に征服され、生き残った人類は地下へ潜伏、地上は巨大ロボットが闊歩していた。人類側は敵ロボットの動力セルを奪おうとするものの失敗。冷凍刑に処されていたミッチェルに白羽の矢を立てる。

 CGはショボい、会話は無駄に長い、ロボットは安っぽい、ストーリーはそんなに面白くない。いいところが見当たらない…と思いながら観ていたら、なんと主人公(ミッチェル)の「衝撃の真実」が後半で明らかに。ここだけはちょっと面白いと思いました。
 他にいいところは…ああ、そうそう、ミッチェルの日本語吹替をやっているのが玄田哲章です。う~ん、いい声だ。

【追記】
 本作の欠点の一つとして、「登場人物が多すぎる」ということも挙げられます。この程度の話ではもっと絞った方が理解しやすい。そう、例えばこのくらい。

(1)主人公
(2)主人公の相棒
(3)ヒロイン
(4)無茶振りをしてくる無能上司
(5)科学的な説明をしてくれる科学者
(6)なぜか巻き込まれたガキ
(7)モブ兵士たち

 (1)と(2)の絡みを見せることでバディもの、(1)と(3)がチュッチュすることでロマンス、(4)の存在で危機を招来、(5)はSF世界の解説役、(6)で子供の視聴者層にアピール、(7)はすぐに死ぬことで(1)の有能さを際立たせることができます。

マダムと奇人と殺人と(2004年、フランス・ベルギー・ルクセンブルク)

監督:ナディーヌ・モンフィス
出演:ミシェル・ブラン、ディディエ・ブルドン、ジョジアーヌ・バラスコ、ドミニク・ラヴァナン、オリヴィエ・ブロシュ
原題:Madame Edouard
原作:『エドゥアール夫人』
備考:ミステリー、もはやコメディ

あらすじ…若い女性が殺された。レオン警視は捜査に乗り出し、ビストロ「突然死」に辿り着く。

 まず最初に注意点を一つ。この作品には奇人変人ばかりが登場します。彼らの「毒気」に当てられないようにご注意を。かく言う私は一回目に観た時に眩惑されてしまいました。
 尚、視聴の助けにと思って登場人物の一覧を作っておきました。参考までにどうぞ。

【登場人物一覧】
レオン警視……本作の主人公。編み物好き。
ボルネオ………レオンの相棒。よく機械を壊す。
バブリュット……レオンの飼い犬。愚痴が多い。
ニーナ…………レオンの部下。よくサボる。
ジネット…………レオンの母。懸賞マニア。
監察医
墓地の管理人
イルマ…………オカマの掃除婦。
ジェジェ………ビストロのシェフ。
ジャノ…………ビストロのバーテンダー。
ミミ……………ビストロの住人。
ブッチャー……ビストロの住人。
ローズ…………ビストロの常連。ローズワインを愛飲。
盲人……………ビストロの常連。
小鳥の愛好家…ビストロの常連。
ジェフ(ビンズ)…リサイクル業者。
司祭
マリー…………イルマの娘。美大生。
カリンヌ………マリーの先輩。美大生。
山高帽の男

 最後の山高帽の男について少々。彼はストーリーには絡まないのですが、作品のそこかしこでチョコチョコ出てきます。ある時は通行人として、またある時はレストランの客として。
 それにしてもこいつはどこかで見たことあるぞ…と思ったら、ルネ・マグリットの絵によく出てくる人でした。

 それから、今回の連続殺人事件は、被害女性の右腕が切り落とされているという猟奇性を帯びているのですが、その割には重たい感じはしません。奇人変人どもによるジョークや皮肉、ギャグなどが頻出するからだと思われます。
 それにしても最後の司祭♂のパンチラは…マリリン・モンローが元ネタなんですかね。

 最後に一つ。
 本作を純粋にミステリーとして見た場合、犯人を突き止めるくだりは偶然の要素が大きすぎることに気付きました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、ある人物がマリーを知っている状態で、あのタイミングであの屋敷のゴミ箱を漁らなかったらと思うと…。
 ひょっとしたらレオン警視は別の手がかりを見つけて犯人に辿り着くことができたかもしれません。でも、捜査の進捗具合を見る限りでは…あれがなければ、(映画の時間的に)あと30分以上はかかっていたんじゃないでしょうか。

怪談(2007年、日本)

監督:中田秀夫
出演:尾上菊之助、黒木瞳、井上真央、麻生久美子
原作:三遊亭圓朝『真景累ヶ淵』
備考:時代劇、ホラー

あらすじ…煙草売りの新吉と富本節の師匠・豊志賀は激しい恋に落ちる。だが…。

「怪談」人物関係図

 つい最近、祐天寺の累塚にお参りしてきたので観る気になった作品。尚、原作の『真景累ヶ淵』は未読です。
 それから、映画を視聴した後でYouTubeをチェックしたら、三遊亭圓生の落語『真景累ヶ淵』を発見したので、とりあえず最初の「宗悦殺し」(約1時間)のみ聴いておきました(さすがに全部はきつい)。映画では簡略にしか描写していませんでしたが、深見新左衛門が妻を殺害したくだりが怪談仕立てになっていたのが印象的でした。

 さて、それでは映画本編について。
 あらすじの段ではほんのさわりしか書きませんでしたが、人物関係図を見ると新吉の色恋が尋常じゃないことがわかります。
 それにしても、新吉はモテモテです。しかも新吉はモテていることに満更でもない。人物関係図には書きませんでしたが、後半で新吉はお園に鈴をプレゼントしており、お園を「攻略」しようとしていた節があります。
 どうしてこんなにモテるんだろう? そう考えた時、私はあるシーンが頭に浮かんできました。豊志賀が怒ってお園を家から叩き出した時、新吉が慌てて出てきてお園の下駄を出してやり、更には手拭いでお園の足を拭こうとさえしている、というくだりです。
 なるほど、新吉は優しいだけじゃなくて細やかな気遣いができる人物でしたか。こうやって女をメロメロにさせて行ったわけですな。

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累塚(祐天寺)

ハロウィン(2007年、アメリカ)

監督:ロブ・ゾンビ
出演:マルコム・マクダウェル、スカウト・テイラー=コンプトン、タイラー・メイン、ダエグ・フェアーク
原題:Halloween
備考:スプラッターホラー

あらすじ…ハロウィンの夜、マイケル・マイヤーズ少年は母親の恋人、姉、姉の恋人を殺し、精神病院に収監される。そして17年後、マイケルは妹に会うべく精神病院を脱走する。そしてハロウィンの夜、再び惨劇が…。

「ハロウィン」(2007年版)人物関係図

 YouTubeでファンフィルムを渉猟していると、マイケル・マイヤーズに行き当たることが何度かあり、それなら私も一本くらいは観ておこうと思い立ち、近所のレンタルビデオ店で「適当に」これを借りてきました。
 尚、今回取り上げる作品は、ジョン・カーペンター監督作「ハロウィン」をロブ・ゾンビ監督がリメイクしたものですが、カーペンター版は未見です。

 さて、それでは映画の中身について述べたいと思います。
 映画の中でマイケル・マイヤーズはブギーマンと呼ばれることになるのですが、映画内の説明によるとブギーマンは、ハロウィンを信じない子供を襲う存在とのこと。で、その予備知識を持った子供がマイケルを見て「ブギーマンだ!」と認識しそれが定着した次第。
 ただ、ブギーマンについて少々調べてみると、妖精の一種で、マイケル・マイヤーズのような殺人鬼ではないようです。ハロウィン云々の伝承はこの映画シリーズ独自のものか、あるいはどこかのローカルな伝承なのかもしれません。

 それにしてもこのブギーマン、銃弾を何発も撃ち込まれても平然としていやがる。もう人間を捨てているなと思わざるをえない。

 ところで、日本では数年前からハロウィンが仮想イベントとして周知されるようになりましたけど、ブギーマンの方はまだ入ってきていない(一般的な知名度が低い)。ですので、この映画が日本に入ってくるとなると、ハロウィンはともかくとして、ブギーマンが「文化の壁」となってしまうんじゃないでしょうか。

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マイノリティ・リポート(2002年、アメリカ)

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、サマンサ・モートン、コリン・ファレル、マックス・フォン・シドー
原題:Minority Report
原作:フィリップ・K・ディック「少数報告」
備考:SF

あらすじ…西暦2054年のワシントンD.C.。司法省のエリート班、犯罪予防局(プリ・クライム)が設置されてから6年、殺人事件はゼロ、犯罪件数も90%減少という成果が出ていた。それは未来を透視できる4人のプリコグ(予知能力者)に予知された“未来”殺人の光景を、、犯罪予防局が分析・判定し、事件が起こる前に“犯人”を逮捕し、殺人を未然に防ぐという最先端のシステムが成功を収めていたからである。
犯罪予防局のチームのトップに立つジョン・アンダートンは、愛する息子を失った事件をきっかけに、このシステムに自分の情熱のすべてを捧げてきた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。今や追われる立場となったジョンは、最新鋭の自動化された都市の探知網をかいくぐって必死の逃走を試みる。彼が助かる道はただ一つ、自ら信じてきたシステムに隠されてきた真実、“少数報告”を暴くことであった――。
(DVDパッケージ裏の紹介文より引用)

「マイノリティ・リポート」人物関係図

 網膜スキャンによる監視システムやスパイダー、ジェット・パックなど、B級SF映画ならばそれ単独で使えそうな要素を作品のそこかしこにぜいたくに配しており、その点では大作の名に恥じないと言っていい。
 ちなみに、色々と盛り込みすぎたためか、この映画は146分という長編になってしまっているのですが、テンポよく話が進むので私はあまり気になりませんでした。

 さて、ここからは突っ込みどころを少々。
 犯罪予防局ではプリコグの3人が殺人を予知しているのですが、いくら何でも3人じゃカバーできないんじゃないでしょうか。アメリカは広いし、人口だって多いですからねえ。
 しかも、映画の説明を見る限りでは彼らは希少な存在であり、欠員が生じたからといって補充できるわけではなさそうです。だとすると、プリコグは10年後、20年後も続けられるようなシステムではありませんな。
 それから、ジョンは捜査の網をかいくぐるために自分の眼球を他人のものと取り替えるのですが、摘出した自分の眼球を使って犯罪予防局の裏口から侵入します(出入口の認証システムが網膜スキャンになっている)。いや、ちょっと待てよ。この時点でジョンは指名手配犯なんだから、アカウントを停止しておかなきゃダメだろ。

マイノリティ・リポート 特別編

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