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桃太郎侍(1957年、日本)

監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、浦路洋子、河津清三郎、木暮実千代、堺駿二、杉山昌三九
英題:Freelance Samurai
備考:時代劇

あらすじ…桃太郎侍が若木家10万石のお家騒動に巻き込まれる。

 市川雷蔵は桃太郎と若殿の一人二役を演じています。物語の比較的早い段階で明らかにされるので言ってもネタバレにならないと思いますが、この両者は双子という設定です。一応、若殿を演じる時は裏声を使っているから演じ分けはできている…ってことでしょうかね。

 さて、この映画は三隅研次監督作品ということで、殺陣に力が入っています。特に、クライマックスの桃太郎と伊賀半九郎との一騎討ちにそれが見て取れます。その中でも例えば、石段での二人の取っ組み合いで両者の手がブルブル震えるところとかが生々しくて面白い。

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市川雷蔵(目次)

粟野村(1954年、日本)

 このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Nm9tJSTx90Y

備考:ドキュメンタリー、

あらすじ…粟野村(あわのむら)の共同電化計画が進められる。

 共同電化で具体的に何をするかというと、まずは電柱を立てて電線を引き、脱穀機を電気で動かす、というものです。他にも色々取り上げられていますがここでは割愛。
 まあ、社会が発展すれば、遅かれ早かれ電気を引くことになりますからね。これはその経過を収めた記録というわけです。

 尚、粟野村は福島県伊達郡にあった村で、今では市町村合併によって梁川町になっているとのこと。地図を見ると福島県の北部にあります。

グレンとグレンダ(1953年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/KOPG_lCEvUM

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/n6eE_z3qnNc
https://youtu.be/B0TBHaVyQao

監督:エド・ウッド
出演:エド・ウッド(ダニエル・デイヴィス)、ベラ・ルゴシ、ドロレス・フラー
原題:Glen or Glenda
備考:クソ映画

あらすじ…服装倒錯者が差別を受けていた時代。服装倒錯者のグレンは女装してグレンダになるという趣味があった。

 冒頭で女装男が自殺するシーンが登場。現在の新宿2丁目に行けば男の女装なんて珍しくないのですが、1950年代のアメリカではそうはいかないということでしょうな。
 尚、念のために言っておきますが、この映画の主人公グレンは同性愛者ではなく、女性の婚約者がいます。女装趣味と性的嗜好は別だということです。

 それはさておき、会話がダラダラしていてたるいですな。ストーリーも寄り道が多く、テンポよく進んでいるとは言い難い。服装倒錯というテーマはいいのですが、それを台無しにして余りある出来映えとなっています。さすがはエド・ウッド!

 最後に、タイトルについて。原題では"Glen or Glenda"(グレンかグレンダ)と、どちらかしかない、どちらか選ばなければならないような感じになっていますが、邦題では「グレンとグレンダ」(Glen and Glenda)と両者が並び立つ存在になっています。この邦題は結末を見届けるとわかるかもしれません(最後まで観るのは大変でしょうが…)。

原子と原子力(1959年、日本)

 このプロパガンダアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/oTDuEapUS8I

監督:前田一
監修:有馬朗人
備考:プロパガンダ

あらすじ…原子と原子力の仕組みを解説。

 まずは原子とは何かを説明しています。ここから説き起こすとは…。ちなみに物理学が得意でない私は途中でついて行けなくなりました。
 それから後半は原子力及び原子炉の説明に移り、最後は原子力の明るい未来への展望を示して幕を閉じます。私の見るところ、この辺は原子力の素晴らしさをアピールするプロパガンダでしょうな。
 尚、その「明るい未来」の中で、原子力で飛行機を飛ばす構想もあったとは驚きです。飛行機の墜落事故の可能性を考えると、原子力で飛ばさなくて正解でしたわ。

ゴリラの花嫁(1951年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1dy1gRQG_s0

監督:カート・シオドマク
出演:レイモンド・バー、バーバラ・ペイトン、ロン・チェイニーJr.、トム・コンウェイ、ポール・カヴァナー、
原題:Bride of the Gorilla
備考:ホラー

あらすじ…南米のジャングルの農園。農園の管理人バーニー・チャベスは、年寄りの雇用主を殺して彼の若く美しい妻を手に入れようとする。だが、原住民の魔女に殺害現場を目撃され、彼はその魔女によって夜の間はゴリラに変身してしまうという呪いにかけられる。

 そもそもゴリラはアフリカに生息しているのであって、物語の舞台の南米にはいないはずなのですが…。しかも、魔女も全然南米っぽくない(こちらは寧ろ東欧風か)。他にも動植物に詳しい人が見たら「それは南米とは違うだろ」とツッコミを入れられそうですが、そこはその方面に詳しい人たちに任せます。
 それから、ゴリラが金髪女を抱えて連れ去るシーンは最後の方で登場します。そのシーンを観たい方は一時間少々耐えるか、もしくはシークバーを操作して下さい。

 尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。

日は沈んでいた(1951年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/75Yb420EU-w

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/ORaTEyK2LBA
https://vimeo.com/80563260

監督:エド・ウッド
出演:アンジェラ・スティーヴンス、トム・キーン(リチャード・パワーズ)、フィリス・コーテス
原題:The Sun Was Setting
備考:ドラマ

あらすじ…余命2か月の女性ジューンのもとにボーイフレンドのポールがやってきてプロポーズするが、ジューンは拒否する。しかも、彼女は外出したがるがポールは反対する。その後、友人のレネが訪ねてくる。

 ジューンは余命2ヶ月ですが、その割には元気そうです。しかも4か月間ずっと部屋にいるという設定らしいのですが、イヤリングをしているところを見ると外出モードになっているようです。よっぽど出かけたかったんですかね。
 それにしても、登場人物がたったの3人で、しかも舞台がジューンの部屋だけというのは、凄い低予算ぶりですな。

 尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。

最後の幕(1957年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/XZQSC4Sa-CY

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/70khHPDk5O4

監督:エド・ウッド
出演:デューク・ムーア、ダドリー・マンラブ、ジェニー・スティーブンス
原題:Final Curtain
備考:一応ホラー、モノクロ

あらすじ…夜の劇場。俳優が一人居残っていると、怪奇現象が起こる。なんとそこには…!

 ナレーションを背景に俳優が延々ビビっています。しょうもない一人芝居を見ているような気分になりますな。「Xファイル」のスカリーなら「あなた疲れてるのよ」と言うところでしょうが、そんな冷静なツッコミ役はこの作品には登場しません。
 尚、この作品は約20分と短く、ストーリーも単純なので、エド・ウッドの映画を短時間で手軽に観ることができるというメリットがあります。おまけにそんなに怖くない!

 それから、少々調べたところ邦題は見当たらなかったので、邦題は私が勝手に「最後の幕」と付けさせていただきました。

新しい鉄道力(1957年、日本)

 このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/nHTzKW1dFy4

備考:ドキュメンタリー

あらすじ…新しい鉄道ができ、鉄道システムが新しくなった。

 たしかこの頃の日本は人口が増加していて、それに合わせて鉄道の需要もどんどん高まっていましたっけ。もっとも、東京駅の様子などを見ると、今よりは人通りが少ないようですな。まあ、今は混雑がよりいっそうひどくなったとも言えます。
 尚、私は別に鉄道には詳しくないので、技術的な説明はサッパリわかりませんでした。ただわかるのは、この時代は蒸気機関車から電車に切り替わる過渡期だということです。この映像作品の中では蒸気機関車が現役で走っているものの、電車の登場シーンの方がやや多いといったところです。

お伊勢まいり(1953年、日本)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/CWW-eNPn8fk

監督:伊勢長之助
出演:三木のり平、小野田勇
備考:ロードムービー、コメディ

あらすじ…三木のり平と小野田勇がお伊勢参りをする。

 伊勢神宮の外宮→内宮というルートでお参りするのですが、外宮はほんのちょっとだけで済ませています。私もお伊勢参りを経験しましたが、たしかに外宮と内宮を較べると内宮の方が見どころが多かったように記憶しております。

 尚、伊勢神宮のシーンは数分程度で、それ以外は二見浦の夫婦岩など他の観光名所を巡っています。お伊勢参りは伊勢神宮にお参りするだけではないんだぞということを示しているようです。
 しかもその中で、渡鹿野島(わたかのじま)がちょっとだけ登場。渡鹿野島の女性たちが出迎えてくれます。そもそも渡鹿野島は売春島と呼ばれており、作品内では婉曲な表現を取っていますが、簡単に言うとあの女性たちは売春婦ということです。
 こういうのが堂々と出てくるあたり、時代を感じさせます。

白鯨(1956年、アメリカ)

監督:ジョン・ヒューストン
出演:グレゴリー・ペック、レオ・ゲン、リチャード・ベースハート、オーソン・ウェルズ、ハリー・アンドリュース
原題:Moby Dick
原作:ハーマン・メルヴィル『白鯨』
備考:海洋スペクタクル

あらすじ…船乗りのイシュメルは捕鯨船に乗る。その船のエーハブ船長は白鯨モビー・ディックへの復讐の念に取り憑かれていた。

 原作小説は高校生の頃に読んだ記憶がありますが、あいにく昔のことなのであまり憶えていません。ただ、私が読んだ本では船長の名前は「エイハブ」と表記していたことは憶えています。

 さて、それでは映画に話を戻すとしましょう。
 この映画の序盤に、教会で神父が説教するシーンがあります。神父を演じるのはオーソン・ウェルズで、一介の神父にしては威風堂々としすぎているものの、説教はなかなかの名調子です。
 そして説教の内容は鯨がヨナを飲み込むくだりについてです。『旧約聖書』「ヨナ書」によると預言者ヨナを飲み込んだのは「巨大な魚」(第2章第1節)とあり、これは一般的に鯨であると解釈されています。
 捕鯨に出る前にこんな話を持ち出すというのは、鯨がそれだけ恐ろしいものなのだぞということを強調する演出なのでしょう。

 それから、イシュメルらが出航する直前、ボロボロの服を着た男が声をかけてきますが、彼の名はイライジャ。この名前は旧約聖書の預言者エリヤの英語読みです。ちなみに、エーハブはこれまた旧約聖書の登場人物、イスラエルの王アハブに由来します。
 エリヤとアハブについて知りたい方は旧約聖書の「列王記」を読むべし。

 それにしても、グレゴリー・ペック演じるエーハブ船長の気迫が凄まじい。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、彼はモビー・ディックを討つためならば捕鯨船の採算も自分の利益も度外視し、更には子供の人命救助さえも拒否するという非道ぶりを発揮。しかもそれらの行為が苦渋の判断によるものなどではなく、そんなもの当たり前だと言わんばかりの姿勢で一貫しています。
 そんなエーハブ船長の姿を見ていると、もうラスボスはモビー・ディックじゃなくてこいつでいいんじゃないかと思えてきました。

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