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ゴリラの花嫁(1951年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1dy1gRQG_s0

監督:カート・シオドマク
出演:レイモンド・バー、バーバラ・ペイトン、ロン・チェイニーJr.、トム・コンウェイ、ポール・カヴァナー、
原題:Bride of the Gorilla
備考:ホラー

あらすじ…南米のジャングルの農園。農園の管理人バーニー・チャベスは、年寄りの雇用主を殺して彼の若く美しい妻を手に入れようとする。だが、原住民の魔女に殺害現場を目撃され、彼はその魔女によって夜の間はゴリラに変身してしまうという呪いにかけられる。

 そもそもゴリラはアフリカに生息しているのであって、物語の舞台の南米にはいないはずなのですが…。しかも、魔女も全然南米っぽくない(こちらは寧ろ東欧風か)。他にも動植物に詳しい人が見たら「それは南米とは違うだろ」とツッコミを入れられそうですが、そこはその方面に詳しい人たちに任せます。
 それから、ゴリラが金髪女を抱えて連れ去るシーンは最後の方で登場します。そのシーンを観たい方は一時間少々耐えるか、もしくはシークバーを操作して下さい。

 尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。

日は沈んでいた(1951年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/75Yb420EU-w

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/ORaTEyK2LBA
https://vimeo.com/80563260

監督:エド・ウッド
出演:アンジェラ・スティーヴンス、トム・キーン(リチャード・パワーズ)、フィリス・コーテス
原題:The Sun Was Setting
備考:ドラマ

あらすじ…余命2か月の女性ジューンのもとにボーイフレンドのポールがやってきてプロポーズするが、ジューンは拒否する。しかも、彼女は外出したがるがポールは反対する。その後、友人のレネが訪ねてくる。

 ジューンは余命2ヶ月ですが、その割には元気そうです。しかも4か月間ずっと部屋にいるという設定らしいのですが、イヤリングをしているところを見ると外出モードになっているようです。よっぽど出かけたかったんですかね。
 それにしても、登場人物がたったの3人で、しかも舞台がジューンの部屋だけというのは、凄い低予算ぶりですな。

 尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。

最後の幕(1957年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/XZQSC4Sa-CY

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/70khHPDk5O4

監督:エド・ウッド
出演:デューク・ムーア、ダドリー・マンラブ、ジェニー・スティーブンス
原題:Final Curtain
備考:一応ホラー、モノクロ

あらすじ…夜の劇場。俳優が一人居残っていると、怪奇現象が起こる。なんとそこには…!

 ナレーションを背景に俳優が延々ビビっています。しょうもない一人芝居を見ているような気分になりますな。「Xファイル」のスカリーなら「あなた疲れてるのよ」と言うところでしょうが、そんな冷静なツッコミ役はこの作品には登場しません。
 尚、この作品は約20分と短く、ストーリーも単純なので、エド・ウッドの映画を短時間で手軽に観ることができるというメリットがあります。おまけにそんなに怖くない!

 それから、少々調べたところ邦題は見当たらなかったので、邦題は私が勝手に「最後の幕」と付けさせていただきました。

新しい鉄道力(1957年、日本)

 このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/nHTzKW1dFy4

備考:ドキュメンタリー

あらすじ…新しい鉄道ができ、鉄道システムが新しくなった。

 たしかこの頃の日本は人口が増加していて、それに合わせて鉄道の需要もどんどん高まっていましたっけ。もっとも、東京駅の様子などを見ると、今よりは人通りが少ないようですな。まあ、今は混雑がよりいっそうひどくなったとも言えます。
 尚、私は別に鉄道には詳しくないので、技術的な説明はサッパリわかりませんでした。ただわかるのは、この時代は蒸気機関車から電車に切り替わる過渡期だということです。この映像作品の中では蒸気機関車が現役で走っているものの、電車の登場シーンの方がやや多いといったところです。

お伊勢まいり(1953年、日本)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/CWW-eNPn8fk

監督:伊勢長之助
出演:三木のり平、小野田勇
備考:ロードムービー、コメディ

あらすじ…三木のり平と小野田勇がお伊勢参りをする。

 伊勢神宮の外宮→内宮というルートでお参りするのですが、外宮はほんのちょっとだけで済ませています。私もお伊勢参りを経験しましたが、たしかに外宮と内宮を較べると内宮の方が見どころが多かったように記憶しております。

 尚、伊勢神宮のシーンは数分程度で、それ以外は二見浦の夫婦岩など他の観光名所を巡っています。お伊勢参りは伊勢神宮にお参りするだけではないんだぞということを示しているようです。
 しかもその中で、渡鹿野島(わたかのじま)がちょっとだけ登場。渡鹿野島の女性たちが出迎えてくれます。そもそも渡鹿野島は売春島と呼ばれており、作品内では婉曲な表現を取っていますが、簡単に言うとあの女性たちは売春婦ということです。
 こういうのが堂々と出てくるあたり、時代を感じさせます。

白鯨(1956年、アメリカ)

監督:ジョン・ヒューストン
出演:グレゴリー・ペック、レオ・ゲン、リチャード・ベースハート、オーソン・ウェルズ、ハリー・アンドリュース
原題:Moby Dick
原作:ハーマン・メルヴィル『白鯨』
備考:海洋スペクタクル

あらすじ…船乗りのイシュメルは捕鯨船に乗る。その船のエーハブ船長は白鯨モビー・ディックへの復讐の念に取り憑かれていた。

 原作小説は高校生の頃に読んだ記憶がありますが、あいにく昔のことなのであまり憶えていません。ただ、私が読んだ本では船長の名前は「エイハブ」と表記していたことは憶えています。

 さて、それでは映画に話を戻すとしましょう。
 この映画の序盤に、教会で神父が説教するシーンがあります。神父を演じるのはオーソン・ウェルズで、一介の神父にしては威風堂々としすぎているものの、説教はなかなかの名調子です。
 そして説教の内容は鯨がヨナを飲み込むくだりについてです。『旧約聖書』「ヨナ書」によると預言者ヨナを飲み込んだのは「巨大な魚」(第2章第1節)とあり、これは一般的に鯨であると解釈されています。
 捕鯨に出る前にこんな話を持ち出すというのは、鯨がそれだけ恐ろしいものなのだぞということを強調する演出なのでしょう。

 それから、イシュメルらが出航する直前、ボロボロの服を着た男が声をかけてきますが、彼の名はイライジャ。この名前は旧約聖書の預言者エリヤの英語読みです。ちなみに、エーハブはこれまた旧約聖書の登場人物、イスラエルの王アハブに由来します。
 エリヤとアハブについて知りたい方は旧約聖書の「列王記」を読むべし。

 それにしても、グレゴリー・ペック演じるエーハブ船長の気迫が凄まじい。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、彼はモビー・ディックを討つためならば捕鯨船の採算も自分の利益も度外視し、更には子供の人命救助さえも拒否するという非道ぶりを発揮。しかもそれらの行為が苦渋の判断によるものなどではなく、そんなもの当たり前だと言わんばかりの姿勢で一貫しています。
 そんなエーハブ船長の姿を見ていると、もうラスボスはモビー・ディックじゃなくてこいつでいいんじゃないかと思えてきました。

怪猫逢魔が辻(1954年、日本)

監督:加戸敏
出演:入江たか子、坂東好太郎、勝新太郎、阿井美千子、村田千英子
原作:高桑義生
備考:ホラー、怪猫映画

あらすじ…女歌舞伎の座頭・市川仙女は中村座の桧舞台に立つ事となったが、仙女に代わって座頭になる野望を抱く坂東染若の奸計にはまる。花道から転落し、負傷した仙女は、傷薬と偽った毒薬により無惨な形相となった挙句、斬殺された。だが、どこからか現われた仙女の愛猫・美乃は主人の残血を舐める。それ以降、次々と怪異が起こり、仙女を陥れた者たちが襲われていく……。(パッケージ裏の紹介文より引用)

 まずは時代考証的なことを少々。
 女歌舞伎というちょっと聞き慣れない言葉が出てきたので調べてみたところ、阿国歌舞伎や遊女歌舞伎といった女性が演じる歌舞伎を女歌舞伎といい、1629年(寛永6年)には幕府から禁令が出ました。又、この作品の舞台となった中村座は1624年(寛永元年)にできており、両者はギリギリ同じタイミングで存在しうる。ただし、登場人物たちの風俗は江戸時代初期には見えないし、作中で言及されるようなお岩さんはもっと後の時代の人です。

 次に、あらすじはDVDパッケージの説明文を引用させていただきましたが、これでストーリーの殆どを言ってしまっています。ネタバレしてんじゃねえよと思うかもしれませんが、怪猫シリーズをある程度知っていれば(あるいは知っていなくても)後半の展開は予想できるってもんです。それに、そもそもここまで書いたのは私じゃない。

 それから、勝新太郎について。
 この作品で彼は瑞々しい好青年を演じていますが、正直言って印象が薄い。この時は新人で、人気に火がつく前です(勝新がブレイクするのは、悪役を演じた「不知火検校」)。

 尚、クライマックスの場面で演じられていた歌舞伎は「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」(通称:かさね)で、この演目の中で女性の顔が無惨なことになって悪い男に殺される、というのは市川仙女と共通しています。
 この状況下でよくもまあ、こんなものを上演しようと思ったものだ。いや、ひょっとしたらこの演目は前もって決まっていて、寧ろこんなのを演じていたからこそ仙女の怨霊を「召喚」してしまったのかもしれませんな。

ハロウィン・パーティ(1953年、アメリカ)

 このショートフィルムは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/uc1UQrvbPPQ

原題:HALLOWEEN PARTY

あらすじ…ハロウィン前夜、一家がハロウィンの準備をする。だがその翌日、家族の外出中に犬が…。

 この後、少年(ピーター)が変装するのですが、何に変装するのかというとカカシ(スケアクロウ)です。今だったらバットマンシリーズに登場するスケアクロウになるでしょうな。

濡れ髪剣法(1958年、日本)

監督:加戸敏
出演:市川雷蔵、八千草薫、中村玉緒、香川良介
備考:時代劇

あらすじ…遠州佐伯藩の若殿・松平源之助は剣の腕を誇っていたが、許婚・鶴姫の近習にこてんぱんにやられてしまう。そこで源之助は一念発起、家出する。一方その頃江戸では、家老の安藤将監の陰謀が進められていた。

 上記のあらすじの段を読むと、若者の成長を描いた時代劇と思ってしまうかもしれません。たしかにそういった要素はありますが、はっきり言ってこれはコメディです。
 例えば源之助の旅の道中での振る舞いなどは、傍から見ればクルクルパーのやってることですからね。
 とはいえ、クライマックスでは大立ち回りのチャンバラが展開されます。そこでは彼はいかにも時代劇のヒーローらしい。又、それによってコメディの時とシリアスの時とでは全然違った印象を受けることになり、市川雷蔵の演技の幅の広さを垣間見ることができます。

【関連記事】
市川雷蔵(目次)

点と線(1958年、日本)

監督:小林恒夫
出演:南広、山形勲、高峰三枝子、加藤嘉
原作:松本清張『点と線』
英題:The Dead End
備考:サスペンス

あらすじ…男女の死体が発見される。状況から見て心中かと思われたが、鳥飼刑事は男が所持していた食堂車のレシートが一人分になっているのを不審に感じる。

 原作は未読。後で調べてみるとテレビドラマ化もされているとのことですが、そちらも未見です。

 予告篇でも明らかにされているので言ってもネタバレにはならないと思いますが、死んだ男女は心中に見せかけた他殺です。ついでに言えば犯人の目星も早い段階で付き、その容疑者の「鉄壁のアリバイ」をいかに崩すかが中盤以降に描かれます。

 ところで、松本清張といえば時刻表を駆使したトリックが持ち味ですが、本作ではそれが遺憾なく発揮されています。時刻表をロクに見ない私なんかは作品内で説明されてもついて行けませんが、時刻表とにらめっこして進める作業はなかなか緻密で大変なものだというのはわかりました。

 最後に一つ。
 高峰三枝子のヤンデレ演技にはそそられるものがありました。

【松本清張原作映画】
霧の旗(1977年)
張込み(1978年)
無宿人別帳

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