ナチになったドナルドダック――総統の顔(1943年、アメリカ)

 この動画は、YouTubeで観ました。
http://www.youtube.com/watch?v=H2I7rlmefA8

監督:ジャック・キニー
制作:ウォルト・ディズニー
出演:ドナルド・ダック
原題:Donald Duck as a Nazi - Der Fuehrer's Face

あらすじ…ある朝、ドナルドダックは目が覚めると、ナチ党員になっていた。しかも、軍需工場に動員されて砲弾の製造に参加する。

 アメリカのプロパガンダムービーですので、敵役のナチスドイツの描写がいかにも悪い感じになっています。ヒトラー総統の写真に対して必ず敬礼しなければならないなど、当時のアメリカがドイツに抱いていた(あるいはアメリカ政府がアメリカ国民に抱かせようとしていた)イメージがどんなものであるかを窺い知ることが出来ます。
 それはともかくとして、ドナルドが混乱の極みに達して気絶した後、砲弾が砲弾を飲み込んでゆくシーンなどが流れます。これはドラッグムービーのような映像じゃないかと思いました。

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シャーロック・ホームズの殺しのドレス(1946年、アメリカ)

 この映画は、Yahoo!動画で観ました。

監督:ロイ・ウィリアム・ニール
出演:ベイジル・ラズボーン、ナイジェル・ブルース、パトリシア・モリソン
原作:コナン・ドイル
原題:Dressed to Kill
備考:モノクロ、ミステリー

あらすじ…ダートムーア刑務所の囚人が3つのオルゴールを作り、それがロンドンのオークションで落札された。落札者の一人が殺害され、ホームズとワトソンが調査に乗り出した。

 シャーロック・ホームズがバイオリンを弾いてダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)を演奏していたのにはしびれました。
 ちなみに、この映画では音楽(オルゴールのメロディ)が謎を解く鍵になります。

 ちなみに、ワトソンはホームズに較べてちょっと老けているなと思いました。

Movie/シャーロック ホームズの殺しのドレス - Dressed To Kill Movie/シャーロック ホームズの殺しのドレス - Dressed To Kill
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汚名(1946年、アメリカ)

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント、イングリッド・バーグマン、クロード・レインズ、ルイス・カルハーン
原題:Notorious

あらすじ…お父さんがドイツのスパイだったという事で汚名を着てやけになっているイングリッド・バーグマン。その前に現れたCIAのケイリー・グラント。南米にいるドイツ・ナチの集まる屋敷にスパイとしてのりこんでくれというのである。見事潜入したバーグマンはグラントと連絡をとりあううち激しい恋におち入る。(パッケージの紹介文より引用)

 ヒロインの女性がブラジルへ行って、何をやっているのかというと、現代の言葉で言えば「ハニートラップ」です。
 ですので、もしも今、このスパイ映画を作るとするならば、ベッドシーンが盛り込まれたでしょうなあ。しかしさすがに1946年ではそういう描写は無理です。
 その代わり、キスシーンが長い。この長いキスシーンは、下手なベッドシーンよりもかえってそそられるものがあります。

 それはさておき、この映画の最も大きな見所は、心理戦・駆け引きであると思います。仲間内であっても本音を言わずに、それぞれの思惑が交錯する…。「007」には出てこないようなスパイ戦の醍醐味ではないでしょうか。

汚名

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Superman:"Showdown"(1942年、アメリカ)

 このアニメ作品は、Free Moviesで観ました。
http://emol.org/movies/superman/showdown/index.html

監督:Izzy Sparber
邦題:ニセスーパーマン現る

あらすじ…スーパーマンの偽者が金品を強奪する。

 人気者に対してそのニセモノが登場する、ということは結構あります。日本だけでも、ウルトラマン(第18話「遊星から来た兄弟」)やウルトラセブン(第46話「ダン対セブンの決闘」)、ゲゲゲの鬼太郎(マンガに登場)のニセモノだってある。だからシチュエーションとしては珍しいことではありません。
 で、このニセモノなんですが、スーパーマンの格好をしてオペラハウスに侵入しています。おいおい、そんな格好をしていたら目立ってしょうがないだろうが…。だって赤マントに全身青タイツ、そして赤パンツですよ…、そんな格好でウロウロされたらすぐに見つかってしまうはずではないでしょうか。
 もちろん、最後はスーパーマンが黒幕と一緒に捕まえて一件落着。めでたしめでたし。

superman

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Superman(1941年、アメリカ)

 このアニメは、Free Moviesで観ました。
http://emol.org/movies/superman/superman/index.html

監督:Seymour Kneitel

あらすじ…ロイス・レーンがマッドサイエンティストに囚われ、マッドサイエンティストは巨大な光線銃で都市を破壊しようとする。

 まあ、要するにお定まりのパターンなんですが、それにしてもロイスの行動は無謀としか言いようがない。マッドサイエンティストの元へのこのこと一人で出かけて、すぐに捕まる。ちょっとは警戒しろよ…。
 あ、でも、スーパーマンが助けに来てくれると確信していたのか。

superman

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Superman : Mechanical Monsters, The(1941年、アメリカ)

 このアニメは、Free Movies & Documentariesで観ました。
http://www.moviesfoundonline.com/mechanical_monsters.php

監督:デイブ・フライシャー
邦題:謎の現金強奪ロボット

あらすじ…マッドサイエンティストがロボットを操って現金強奪をさせる。

 頭から電気をバチバチ出しているロボットって、おかしいだろ…常識的に考えて。そんなことしたら電圧が安定しないのになあ…と考えてしまうのは現代人の知識があるからで、当時の1940年代の人間にはそこまでわかっていなかったのでしょう。
 ちなみに、悪役のマッドサイエンティストがボタンをポチッと押してロボットを操作していますが、あのボタンの数では、複雑な操作は不可能です(最後はスーパーマンと大立ち回りを演じているくらいですから)。

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Superman : Secret Agent(1942年、アメリカ)

 このアニメは、Free Moviesで観ました。
http://emol.org/movies/superman/secretagent/index.html

監督:Seymour Kneitel
邦題:テロリストは誰だ!

あらすじ…スーパーマンが金髪美女を救う!

 えーと、今回の敵は…「a gang of Nazi saboteurs」、手元の辞書を使って訳すと「ナチ破壊工作員の一味」。要するにドイツのスパイ(それも破壊活動を主な任務とする)ですか。
 それにしてもアメリカの大都市のど真ん中でドンパチやるなんて、無茶苦茶ですなあ。そんなに目立っては、スパイなんて務まらないでしょうに。

superman

蛇足:ちなみに、ここに出てくる金髪美女は、スパイ一味に追われる連邦捜査官です。

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Superman : "Electric Earthquake"(1942年、アメリカ)

 このショートアニメは、Free Moviesで観ました。
http://emol.org/movies/superman/electricearthquake/index.html

監督:デーブ・フライシャー
邦題:マンハッタン島を乗っ取る男

あらすじ…マッドサイエンティストが電気の力で大地震を起こしてマンハッタンを壊滅させようとする。

 電気の力で、というより、電線を導火線にしてマンハッタン島の地盤を爆破して大地震を起こしているわけですが、わざわざ海底に秘密基地を作って海底に爆薬を仕掛けるよりも、地上に爆弾を仕掛けた方が効率がいい。でもまあ、それはこの「マッドサイエンティスト」の美学に反することなのでしょう。
 それはさておき、このマッドサイエンティストの攻撃でニューヨークは大地震に見舞われ、建物は崩落し地割れができるのですが、スーパーマンが颯爽と現れて悪者を退治すると、次のシーンではニューヨークの町並みがものの見事に元通りになっています。いやいや、あれだけ壊れたら、復興には少なくとも数年は要しますって。

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Superman: "The Artic Giant"(1942年、アメリカ)

 このショートアニメは、Free Moviesで観ました。
http://emol.org/movies/superman/articgiant/index.html

監督:デーブ・フライシャー
邦題:氷河の古代怪獣

あらすじ…シベリアで発見された氷付けのティラノサウルスが、氷が解けたことにより目覚め、街で大暴れする。そこへスーパーマンが駆けつける。

 この映画のティラノサウルスを見た時、一瞬「ゴジラじゃないか?」と思いました。もっとも、この頃のティラノサウルス像はといえばゴジラのように直立二足歩行だと考えられていたから、あながち間違いではないでしょう。
 それにしてもこのティラノサウルス、でかすぎですな。そしてでかい割には、スーパーマンにあっけなく縛り上げられてしまって、なんだか拍子抜けの感がしないでもない。

 ちなみに、ティラノサウルスは悪くないです。悪いのは、ティラノサウルスが本来いるべきではない現代によみがえらせてしまった人間の方です。

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サムソンとデリラ(1949年、アメリカ)

監督:セシル・B・デミル
主演:ヘディ・ラマール、ヴィクター・マチュア
原題:SAMSON AND DELILAH
原典:『旧約聖書』「士師記」13-16
備考:第23回アカデミー賞美術監督・装置賞、衣装デザイン賞

あらすじ…ユダヤの民がカナンの地に定住して、いまだ王を立てていなかった頃、ユダヤの民はペリシテ人の支配下にあった。
 ユダヤのダン族に怪力無双の男・サムソンがいた。彼は、ペリシテ人の娘セマダールと結婚しようとする。だが、セマダールの妹デリラは彼に懸想し…。

 聖書が身近にある欧米人なら、「サムソンとデリラ」と聞けば「ああ、あの話か」とすぐに了解されるでしょうが、聖書を読んでいない日本人には原話を知らないというハンデがあります。とはいえ、複雑なストーリーではないので、知らなくてもさして困ることはありません。でも、知っていたら小ネタ(例:獅子と蜂蜜の件、サムソンが門を持ち運んだ話、サウル少年など)や原話と異なる点がわかって面白いのではないでしょうか。
 ちなみに私は聖書を読破しており、当然ながらこの話も知っていました。いや寧ろ、この部分を読んで感銘を受けたのを憶えています。

 さて、この映画についてですが、デリラの悪女ぶりが光っていますな。デリラは何度となくサムソンをだまし、サムソンもある程度はそれを承知して対処しているのですが、デリラの方が一枚上手で、結局はサムソンはだまされてしまう。デリラがサムソンに眠り薬を一服盛るシーンはその白眉です。
 いつの世にもこういう男女って、いると思いませんか? 例えば現代ならルパン三世と峰不二子とか。だからこそ時代や場所を越えて「サムソンとデリラ」が通用するのかもしれません。

 又、豪華な衣装や装置にも言及しておかねばなりますまい。それでアカデミー賞を取ったのですから。
 衣装はキンキラキンでカラフルであり、実に贅沢ですな。歴史的にはこんなにゴージャスではなかったろうに…とも思いますが、そこはお話ですので目くじらを立てることはありますまい。むしろ目の保養にしたほうがいいでしょう。
 又、ダゴンの神殿も、今でしたらCGで立派なのが造れますが、そんなものが全くない当時の技術で結構頑張っています。これはすごい。

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姿三四郎(1943年、日本)

 この映画は、著作権の切れた昔の映画を無料で公開しているサイト「Free Movies & Documentaries」で観ました。
http://www.jonhs.net/freemovies/sugata_sanshiro.htm

監督:黒澤明
主演:藤田進
出演:大河内傳次郎、轟夕起子、月形龍之介、志村喬 他
原作:富田常雄『姿三四郎』

 あらすじ…明治15年、姿三四郎は柔道の修行のために都会へ出てくる。

 この作品の冒頭に「御詫び」の文章が出てきます。それによると、この映画は「昭和十九年三月再上映した際に当時の国策の枠をうけ監督黒澤明氏並びに製作スタッフの関知せぬまま一八五六尺短縮されたものであります」。しかも、短縮した部分のネガフィルムは散逸してしまったという(※)。惜しいかな。
 でも、こんな断り書きが出てくること自体、当時の世相を感じることができます。

 ところで、私が観た映像では英語の字幕が付いているのですが、柔道(柔術)を「karate」と表記しているのはいただけませんなあ。おそらくはjudoとkarateの区別の付かない人が字幕をつけたんじゃないでしょうか。

 16分ほどのところでヒグラシが鳴くところには感心しました。BGMとして聴いてみるとなかなかに優れたもので、面白い演出じゃないかと思います。
 又、最後の果し合いのシーンでは風が強く吹いているのですが、この強烈な風の音がいい緊張感をかもし出してくれています。

※ウィキペディアの項目「姿三四郎(映画)」によると、「電力節約のため1作品の上映時間が80分以下に制限された」からカットされたのだが、「ソ連崩壊後、ロシアのコズモンドフィルムで満州国からソ連に持ち去られた一部のカット部分のフィルムが発見された。2002年に発売されたDVDではその部分が加えられた91分の『最長版』が収録された。」とのこと。ちなみに私が観たのは、カットされた方の79分版です。

姿三四郎 姿三四郎

販売元:東宝ビデオ
発売日:2002/10/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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Eleventh Hour (1942年、アメリカ)

 このショートムービーは、著作権の切れた昔の映画を無料で公開しているサイト「Free Movies & Documentaries」で観ました。
http://www.jonhs.net/freemovies/eleventh_hour.htm

 あらすじ…戦時下の日本。横浜にクラーク・ケントとロイスが潜入する。そしてケントは毎夜11時にスーパーマンとなって破壊活動をするが、ロイスが日本兵に捕われてしまう。

 8分ほどの短いショートムービーですが、当時のアメリカのプロパガンダを知ることができます。アメリカンヒーローもこうやって国策に協力していたわけですな。
 それにしても、出てくる日本兵がどいつもこいつも細目の出っ歯ばかりだし、変な日本語を使うし(日本人には殆ど聞き取れない。「早く行け!」というセリフだけはわかった)で、それはそれで突っ込みどころのある作品です。まあ、当時のアメリカ人の日本人に関する知識なんてタカが知れていたわけですから、この程度でもやむをえないのでしょう。

※知らない人がいるかもしれないので念のために言っておきますが、当時アメリカは日本と戦争していました。

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壮烈第七騎兵隊(1941年、アメリカ)

監督:ラオール・ウォルシュ
主演:エロール・フリン

あらすじ…カスターは南北戦争で活躍して一躍英雄となる。戦後、飲んだくれていたが妻の尽力で第七騎兵隊の司令官となる。そして、クレイジーホース率いるインディオ連合軍と戦い、壮烈な戦死を遂げる。

 アメリカの歴史上有名な、第七騎兵隊の壊滅を描いた作品で、死地に臨むカスターがよく描かれています。一方のインディアンの方はお粗末なものですが、時代的限界を考慮に入れればやむをえないのではないかと思います。
 今だったら、クレイジーホースらもきっちり描かなければ、人権団体などから指弾されることでしょう。ちなみに私は、ライバルをしっかりと描写しておくことはいいことだと認識しております。

クレイジーホース

壮烈第七騎兵隊 [DVD] FRT-253 DVD 壮烈第七騎兵隊 [DVD] FRT-253

販売元:ファーストトレーディング
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