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河内山宗俊(1936年、日本)

監督:山中貞雄
出演:河原崎長十郎、中村翫右衛門、市川莚司、原節子
英題:Priest of Darkness
原作:河竹黙阿弥『天衣紛上野初花』
備考:時代劇

あらすじ…悪徳茶坊主の河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)は今日もゆすりで大金をせしめる。そんなある時、お浪と広太郎のトラブルに巻き込まれ…。

【主要登場人物一覧】
河内山宗俊……茶坊主。
お浪……………甘酒屋で生計を立てている娘。
広太郎…………お浪の弟。
金子市之丞……森田屋の用心棒。
北村大膳………松前家重役。
お静……………河内山宗俊の情婦。
三千歳…………遊女。広太郎の幼なじみ。
森田屋…………悪役。

 話の進行がちょっと早い。例えば、広太郎が北村大膳の小柄を盗むのですが、盗むシーンは出てこず、大膳と金子市之丞との会話で済ませています。又、画面の切り替えも早い。
 愚考するに、原作の歌舞伎はもっと長いはずだから、この1時間20分少々の映画にする際には色々とカットしたのでしょう。
 それから、まともな殺陣は終盤になってようやく登場。そもそも河内山宗俊は武闘派というよりインテリヤ○ザです。この作品にチャンバラ活劇はあまり期待しないように。

月光石(1933年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/3aI830dLQfs

監督:T・ヘイズ・ハンター
出演:ボリス・カーロフ、セドリック・ハードウィック、アーネスト・テシガー
原題:The Ghoul
備考:ホラー

あらすじ…ヘンリー・モーラント教授が神秘的な宝石を持ったまま死亡する。彼は埋葬されるが、やがてグールとなって墓から甦る。

 原題のグール(Ghoul)は日本では食屍鬼と訳されますが、これはボリス・カーロフ演じるモーラント教授を指します。尚、ここでのグールは、アンデッドモンスターとしてのグールといっていい。
 又、邦題の「月光石」は死者をグールにする宝石のことです。話によると元々はエジプトにあったものだとか。そういえば、古代エジプトにはミイラを作って死者を復活させる…なんていうハナシもありましたっけ。

 さて、この作品のグールですが、無言で人の首を絞めてきます。まあ、元々は学者だから、戦闘スキルはそんなに高くないのでしょう。

人生のお荷物(1935年、日本)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/CBbOR_9yDo8

監督:五所平之助
出演:斎藤達雄、吉川満子、葉山正雄、坪内美子、田中絹代、水島光代
原作:伏見晁
備考:小市民コメディ

あらすじ…サラリーマンの福島省三は3人の娘が嫁いで一安心、と思いきや、家にはまだ小学生の息子がいた。

「人生のお荷物」人物関係図

 タイトルの「人生のお荷物」とは子供たちのことで、「お荷物」が片付いたと思ったらまだいた…という父親の嘆息が出てきます。もっとも、息子の方はたまったものではありませんが。
 それから、登場人物は全員小市民です。しかも、出てくるコメディのネタはどれも大笑いするようなものではなく、どちらかというとほのぼの系。だとすると、これは戦前の「サザエさん」みたいなもの、といったところでしょうか。

ホワイト・ゾンビ(1932年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/vd88ogGoBmk

 こちらでも観られます。
https://youtu.be/lQ0hL4EBC58
https://youtu.be/S6GmZqLuG0s

監督:ヴィクター・ハルペリン
出演:ベラ・ルゴシ、マッジ・ベラミー、ジョン・ハロン、ロバート・フレイザー、ジョセフ・カーソン
原題:White Zombie
備考:ホラー、ゾンビ映画

あらすじ…新婚のパーカー夫妻は大地主のボーマンの招きに応じてハイチを訪れる。だが、ボーマンはパーカー夫人(マデリーン)に横恋慕していて、ブードゥーの白人司祭ルジャンドルにマデリーンの誘拐を依頼する。ルジャンドルは数多くのゾンビを操るゾンビマスターだった!

 初期のゾンビ映画。ここでのゾンビは凶悪なモンスターというよりも、ゾンビマスターの操り人形のような、生きる屍として描かれています。まあ、こういうのも怖いと言えば怖い。
 又、序盤でゾンビをチラリと登場させて、地元民の馭者にゾンビとは何かを説明させています。この頃はゾンビの知名度が低かったから、こういうくだりも欠かせません。

 尚、本作の公開当時の邦題は「恐怖城」といいますが、ゾンビが人口に膾炙した現在ではどうもしっくり来ない。というわけで、当記事では別のタイトル「ホワイト・ゾンビ」を用いました。
 一応、物語の後半では城とおぼしきものが登場します。ただし、その外観はどう見ても書き割ですし、城という割には警備がガバガバなのですが…。

動絵狐狸達引(1933年、日本)

 このアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/WyGvGMa2RFg

 こちらでも観られます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm362220

監督:大石郁雄
備考:モノクロ

あらすじ…狐と狸が喧嘩する。

 タイトルの読みは「うごきえこりのたてひき」。達引(たてひき)とは義理や意地を押し通すこと、意地の張り合いから起こる喧嘩といった意味があります。
 それはさておき、この作品でキャラクターがヌルヌル動くさまを見ると、当時の日本アニメはまだまだこの程度のレベルだったんだなと思わないでもない。

ライムジュース事件(1930年、イギリス)

 この人形劇は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/k6BEyIjDdgE

監督:ジャック・ハリソン
原題:The Limejuice Mystery or Who Spat in Grandfather's Porridge?
備考:パロディ

あらすじ…ロンドンのアヘン窟で殺人事件が発生。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)は名探偵ハーロック・ショームズに捜査を依頼する。

 ハーロック・ショームズといえばモーリス・ルブランのルパンシリーズに登場する名探偵エルロック・ショルムスの英語読みです。まあ、シャーロック・ホームズのパロディをやるには適した名前かもしれませんな。
 さて、そんなショームズの捜査ですが、大した活躍も見せずに事件を「解決」しています。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、これで解決するなら世話はない。

【関連記事】
シャーロック・ホームズ(目次)

御誂治郎吉格子(1931年、日本)

 この無声映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/_LfwYgYQEbI
https://youtu.be/jzZYT9Nbi_w
https://youtu.be/k2e-heFGtSo
https://youtu.be/Ng5cC2H0BEY
https://youtu.be/0RkrLHBH3js
https://youtu.be/9fgXeqlHwQk

監督:伊藤大輔
出演:大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子
原作:吉川英治「治郎吉格子」
備考:時代劇

あらすじ…江戸の武家屋敷を荒らし回った盗賊の治郎吉は、ほとぼりを冷ますために上方へ行き、そこで「おせん」という湯女と出会う。

 鼠小僧の名前は一般的には「次郎吉」と表記しますが、原作小説では「治郎吉」となっています。

 さて、ストーリーですが、最後の部分が原作小説とは若干異なります。悪役の仁吉との決着を最後の大捕物のくだりに持ってくることでアクションがスムーズに展開されるようになっています。
 また、おせんのとある献身的な行為を入れることで彼女のインパクトを強める効果が出ています。それはもう、この物語の正規ヒロインはお喜乃じゃなくて私よ、といわんばかりに。

リビアでアラブ人がムッソリーニを歓迎(1937年、アメリカ)

 このフィルムは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/EzCOvuJgvAs

原題:Arabs Welcome Mussolini in Libya - 1937 Historic Footage

 わずか44秒の作品で音声は一切ない。
 さて、1937年といえばまだ第二次世界大戦は勃発していません。とはいえ、ムッソリーニ一行が軍服に身を固め、銃を持った兵士たちがズラリと並ぶ中を歩くさまは実に物々しいですな。

お前は自分が何をやってるかわかってない!(1931年、アメリカ)

 このアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1EeCxBJbAfo

監督:ルドルフ・アイジング
原題:You Don't Know What You're Doin'!
備考:音楽アニメ

あらすじ…ピギーはガールフレンドのフラッフィーをジャズコンサートに連れて行く。

 ピギーがコンサート会場を出た後の描写が、クスリによる幻覚みたいです。しかもこの時点でピギーはフラッフィーを会場に置き去りにしてるんですよねえ。音楽はいいけど、人格的には…。
 まあ、それこそ主人公に対しては"You Don't Know What You're Doin'!"(お前は自分が何をやってるかわかってない!)と言うべき状態なのでしょうが。

ニュース映画:ボニーとクライドの死(1934年、アメリカ)

 このニュース映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/k8TJcbRauzM

原題:Bonnie and Clyde's Death - Newsreel (1934)

あらすじ…ボニーとクライドが壮絶な死を遂げた。

 ボニーとクライドとは1930年代に銀行強盗を繰り返していた男女で、最後は車で逃走中に警察から銃撃されて死亡しています。又、この事件は後に「俺たちに明日はない」という題で映画化されているのは有名な話です。
 さて、この映像では蜂の巣になった車が映し出されていて、銃撃の激しさがうかがえます。しかも、2度目に観た時にはどうやら死体も映っているらしいことに気付きました。怖いなあ。

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