ビリー・ザ・キッドの帰還(1938年、アメリカ)
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/TjcrCDlY6w4
https://youtu.be/rz41v0gNaBI
監督:ジョセフ・ケーン
出演:ロイ・ロジャース、スマイリー・バーネット、リン・ロバーツ、ウェイド・ボトラー
原題:Billy the Kid Returns
備考:西部劇、ミュージカル
あらすじ…無法者のビリー・ザ・キッドは入植者の側に付いていたために人々の間では人気があった。そんな時、保安官パット・ギャレットがビリーを殺した。その後、ビリー・ザ・キッドにそっくりなロイ・ロジャースが流れてくる。連邦保安官のデーヴ・コンウェイはビリーが死んだことを知り、ロイを「新しいビリー・ザ・キッド」として雇う。
ビリー・ザ・キッドは西部開拓時代に実在したアウトローで、パット・ギャレットはビリーを射殺した保安官。とはいえ、この映画は史実とはあまり関係ないことは申し添えておきます。
あらすじの文章だけだとちょっとわからないと思い、解説(らしきもの)をいささか書いておくことにします。
この映画の背景を簡単に説明すると、ここでは悪徳牧場主たちが中小の入植者への嫌がらせ(というより犯罪)を繰り返しており、ビリー・ザ・キッドは入植者の側に付いていました。
そして本作の主人公ロイ・ロジャースはテキサスの元保安官代理で、新任の若い保安官とそりが合わず辞職してこの新天地に流れてきました。連邦保安官は悪徳牧場主たちへの抑止のために「新しいビリー・ザ・キッド」が必要だと判断し、ビリーそっくりのロイにビリー役をやらせたという次第。
ところで、この作品ではビリー・ザ・キッドは「義賊」というイメージが強調されて描かれているようです。そもそもビリー・ザ・キッドは人気者だから、そんな風に描かれるのもわからなくはない。
それから、ロイや友人のフロッグ・ミルハウスが歌うシーンが何度も出てくるので、ミュージカル映画という面もあります。ロイは初登場時から歌い出すし、フロッグは楽器のセールスマンで音楽バンドを率いています。こいつら本当によく歌います。
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