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ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『エレベーターの少女』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:仲根かすみ
備考:ホラー

あらすじ…OLがウィークリーマンションのエレベーターで奇怪な少女たちに遭う。

 少女は合計3人。いずれもちびまる子ちゃんみたいな服装で、いつの時代の子供だよと思ってしまいます。ひょっとしたら、ちびまる子ちゃんの時代に死んだのかもしれません。それから、3人とも同じ服装をしているということは、服装による個性の違いがないということであり、「エレベーターの少女たち」の無個性化を表現しているのでしょう。

『ODAKYU VOICE home vol.71 2017 3月号』小田急電鉄

 「小田急Group Information」(P12-13)にこんな記事を発見。

新宿駅南口「Flags」に「ナノ・ユニバース」がオープン(P13)

 …? フラッグス? ああ、タワーレコード新宿店が入っているビルか。そこのタワレコでDVD付きの雑誌を買ったことがありますけど、そういえば下のフロアにはファッション関連のテナントが色々と入ってましたっけ。
 記事によると、このナノ・ユニバースは「レディス&メンズファッションを取り扱う」(P13)とありますので、これもその類の店ですな。

ODAKYU VOICE home vol.71 2017 3月号

ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『鼓膜移植』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:高松いく、松尾敏伸、広瀬悠江、安藤美奈子、伊倉伸之介
備考:ホラー

あらすじ…若い女性が鼓膜の移植手術を受ける。すると、妙な音が聞こえてくるようになる。

 主人公の女性が鼓膜の移植手術を受けた後、耳が異常によく聞こえるという描写があります。よく聞こえる、で想起したのが、映画「座頭市 Remaster」で座頭市(勝新太郎)が耳を動かして敵の待ち伏せを察知するくだりです。
 この話の主人公もそれと同じような芸当を求めるのは…酷でしょうかな。勝新は演技力がありますからね。

 それから、主人公がトリップする先は普通に電気が通っている建物の中で、しかもネオンだらけだったのでそんなに怖くはなかったです。

『甘酒メーカー 糀美人-KOJI BIJIN-』marukome

 マルコメの甘酒メーカー「プラス糀 甘酒メーカー糀美人 MP101」で甘酒を作る場合、55度で8時間かかるらしい。だとすると、朝作ったら出来上がるのは夕方ということになります。発酵には時間がかかるんですね。

甘酒メーカー 糀美人-KOJI BIJIN-

ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版『深夜警備員』(2004年、日本)

監督:山本清史
出演:半田健人
備考:ホラー

あらすじ…深夜、警備員が怪異に遭遇する。

 ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、主人公の警備員(男)がトイレで複数の男に襲われるとは…。ホラーじゃなかったらホモビになっちゃいそうなんだよなあ。
 とまあ冗談はさておき、主人公が警備員にしてはチャラい感じがするなと思ったら、彼はバイト君でした。バイトでこんな目に遭うのは割に合わない。

石川淳「マルスの歌」

 ストーリーを簡潔に記すと以下の通り。
(1)小説が書けずに苦しむ。
(2)従妹の帯子がやってきて、姉(冬子)が死んだと言う。
(3)冬子の葬儀。
(4)伊豆の長岡へ旅行
 そしてストーリー全体を通して、「マルスの歌」とそれに伴う狂躁が通底しています。

 ところで、本書によるとこの短篇小説は1938年の作品です。即ち、前年の1937年には支邦事変が起こり、翌年の1939年には第二次世界大戦が勃発するという時代なのです。
 戦争の神マルスにしてみれば、いよいよこれから大ハリキリだぞといったところでしょうか。そしてこの作家(石川淳)はその神の心を敏感に嗅ぎ取っているのかもしれません。

【参考文献】
池内紀・川本三郎・松田哲夫=編『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』新潮社

SHERLOCK(シャーロック):シーズン2 第2話「バスカヴィルの犬」(2012年、イギリス)

監督:ポール・マクギガン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ラッセル・トーヴィ
原題:Sherlock: The Hounds of Baskerville
原作:アーサー・コナン・ドイル
備考:ドラマ

あらすじ…シャーロック・ホームズのもとにヘンリー・ナイトがやってくる。彼は20年前に父親を怪物に殺され、昨夜その現場で巨大な犬(ハウンド)の足跡を見たと言うのだ。シャーロックとジョンはダートムアへ向かう。

 邦題の「バスカヴィルの犬」は、犬の部分に「ハウンド」とルビを振っています。つまりただの犬ではなくハウンドであることが重要だと示唆しているのです。
 又、原題は"Hounds"と複数形になっており、「バスカヴィルの犬」は複数いるということであり、例えば一匹殺してもまだいるぞ、というわけですな。

 ところで、オーディオコメンタリーで指摘されて気付いたのですが、マイクロフトに連絡が行くくだりでディゲネス・クラブがちょっとだけ出てきます。この程度のことを言われて初めて気付くとは、私の観察眼もまだまだといったところでしょうか。

 それから、これはこのドラマシリーズ全般について言えることなのですが、原作の小説にかなりの改変を加えているので原作を読んでいてもそれだけで犯行のトリックや犯人を突き止めることは必ずしもできません。詳しく言うとネタバレになるので伏せますが、「原作はこうだったから、ここでも」といった思い込みには用心すべし。
 というよりは寧ろ、違っているところを楽しむ気概を持った方がいいかもしれません。例えばクライマックスのあの状況下でホームズの眼前にモリアーティの顔を見せるということは、ホームズにとってモリアーティはどんな存在なのか? といった具合にです。

【関連記事】
シャーロック・ホームズ(目次)

尾崎一雄「玄関風呂」

あらすじ…風呂桶を買ったはいいが置き場所がない。そこで玄関に置いて風呂に入ることにした。

 ユーモラスな作品。肩の力を抜いて読むべし。
 それにしても玄関に風呂桶なんか置いたら、水しぶきで靴が濡れちゃうかもしれませんな。…え? 大変なのはそこじゃない?

【参考文献】
池内紀・川本三郎・松田哲夫=編『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』新潮社

三匹の侍(1964年、日本)

監督:五社英雄
出演:丹波哲郎、長門勇、平幹二朗、桑野みゆき、香山美子
備考:時代劇

あらすじ…浪人の柴左近は旅の途中、3人の農民が代官の娘・亜矢を水車小屋に監禁しているのにでくわす。話を聞いてみると、代官の松下宇左衛門が重税を課しているので、彼の娘を捕えて年貢の減免を強訴するのだという。

「三匹の侍」人物関係図

 テレビドラマ版の「三匹の侍」は未見。とはいえ、この映画では3人(柴左近、桜京十郎、
桔梗鋭之介)のファースト・コンタクトを描いているので、ドラマを観ていなくても(多分)大丈夫です。

 さて、この作品を観ていて感じたのは、殺陣(たて)が多いということです。クライマックスでは3人揃っての殺陣があるのはもちろんのこと、3人それぞれの単独での殺陣もあれば、モブ浪人同士の殺陣すらもあったりします。
 田舎の農村にしてはおそろしく殺伐としていますな。

 ちなみに面白いと思ったシーンを二つ挙げておきます。
 一つは水牢に入れられた柴左近が、生きた蛙を捕まえて食べるところです。これは泥臭い。
 それからもう一つは、クライマックスの戦いの時、桔梗鋭之介が柴左近に、
「俺はお前が好きだ」
 とコクるくだりです。しかもコクられた方も満更でもない反応を見せています。ウホッ。

菊池寛「仇討禁止令」

あらすじ…高松藩士・天野新一郎は同志と共に婚約者・八重の父親で佐幕派の成田頼母を暗殺する。後に天野は明治政府に出仕して東京に住むが、そこへ八重とその弟・万之助がやってくる。万之助は父の仇を討とうとしていた。

「仇討禁止令」人物関係図

 ここで注意すべきなのは、成田頼母暗殺の実行犯の中に天野新一郎が入っているということを、万之助も八重も全く気付いていないということです。
 他の実行犯の中にはその後も生き残った者もいたし、計画を練っていた時に他にも同志はいたようだから、新一郎が犯行に加担していることを知っている人間は存外に多い。しかし彼らの口は堅かったようで、その秘密が万之助に漏れることはなかったものと推測いたします。
 それにしても、新一郎のドキドキ感がしんどい。これほどの秘密を抱えて生きるのがこんなにも辛いとは…。おそらく、この心の重荷が彼の寿命を相当削ったんじゃないでしょうか。

【参考文献】
池内紀・川本三郎・松田哲夫=編『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』新潮社

エドワードII(1991年、イギリス)

監督:デレク・ジャーマン
出演:スティーヴン・ウォーディントン、アンドリュー・ティアナン、ティルダ・スウィントン、ナイジェル・テリー
原題:Edward II
備考:ホモ映画

あらすじ…イギリス国王エドワード2世がガヴェストンを寵愛し、彼との男色行為にふける。だが、それが周囲の恨みと反感を買い…。

「エドワードII」人物関係図

 ガヴェストンがイギリスに戻ることを旅人(スペンサー)に語るそのうしろで2人の男がさも当たり前のようにホモセックスをしています。さてはここはハッテン場か!? ともあれ、この作品ではこのような調子で性的な描写、それもホモホモしいのがそこかしこに出てきます。これは家族と一緒に視聴するわけにはいきませんな。
 それから念のために言っておくと、そもそも中世ヨーロッパではホモ(およびホモ行為)は社会的に認められない存在ですからね。同性婚が認められている現代イギリスとは全く違う。
 とはいえ、そのホモを差し引いてもエドワード二世がダメ君主であることには変わりがありません。どこがどうダメなのか一々書きませんが、放蕩三昧の描写を観るだけでも視聴者には彼のダメダメっぷりが察せられるでしょうな。
 ちなみに史実でもエドワード二世の評判が悪いことは申し添えておきます。

【ホモ映画】
王の男

池波正太郎「獅子の眠り」

あらすじ…老中・酒井忠清は信州松代藩の跡目相続に介入しようとするものの、隠居していた真田信之に密書を奪われ、介入に失敗。忠清は密書を奪い返そうと焦る。一方、死を間近に控えた信之のもとには凶報が入る。近習の伊木彦六が藩の横目付の守屋甚太夫を殺したというのだ。

 作品の冒頭で語られる跡目相続の補助資料として、真田家の家系図をとりあえず掲載しておきます。尚、真田信之は信幸とも表記しますが、この作品の中では信之と表記してあるのでこれに従いました。

真田家の家系図

 さて、タイトルの「獅子の眠り」の獅子とは本作の主人公・信之のことで、この時93歳。長生きしてるなあ。「冬のライオン」より老いています。
 それにしても、93歳の老人を騒動に巻き込むとは、作者(池波正太郎)もなかなか酷なことをしますな。いや、あるいは、信之ほどの「人気者」ともなれば93歳になっても放ってはおかれない、と見るべきか。

【参考文献】
池波正太郎『黒幕』新潮社

«戦時下の造船(1918年、アメリカ)

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