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自主制作映画 『でる部屋』(2012年、日本)

 この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/G2zt0AKVldE

監督:神野聡
出演:牧山孝明、川瀬怜男、鈴木子竜、斉藤捷吾、長谷川美夢
備考:ホラーコメディ

あらすじ…アパートを追い出された大学生の井沼は、学校のとある教室に勝手に住み着くことにした。しかしそこは幽霊が出る部屋だった。

 30分弱という自主制作にしては長い尺ですが、基本的にゆるい感じで話が進みます。演技もどこかゆるいです。
 尚、霊能者・浅原のくだりは映画「死霊のはらわた」の影響があるように感じられました。浅原の本とか、浅原が惨殺されるところとか…。

小松左京「大坂夢の陣」

あらすじ…タイムトラベルで未来からやってきたテレビ局の取材チームが大坂冬の陣を撮ろうとする。

 現地の取材チームは大規模なもので、最終的には「何千人じゃねえ、もう万人でさあ……」(P452)と言われるくらい多くなるとのこと。詳細は本書の描写に譲りますが、現代のテレビ特番とはケタがいくつか違うようです。
 そんなに来ちゃったら現地人にバレそうなものだし、歴史の因果律も大いに狂いそうなものだが…と思ったら、最後にとんでもないオチを用意していました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、SFならではの決着と言えます。

【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社

サタデー・ナイト・ライブ:トランプの電話会談(2017年、アメリカ)

 この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/pZOF9q5fzfs

出演:アレック・ボールドウィン、ベック・ベネット、アレックス・モファット、ケイト・マッキノン
原題:Oval Office Cold Open - SNL
備考:コメディ

あらすじ…トランプ大統領が各国の首脳と電話会談をする。

 まずは原題について。
 "Oval Office"は大統領執務室のこと。この作品の舞台は大統領執務室となっています。
 それから、"Cold Open"は番組制作のテクニックの一つで、直接話に入った後でタイトルやオープニングを入れる手法です。実際、この話の最後でバノンがタイトルコールをしています。
 ただ、YouTubeのこの動画ではこれだけで終わっているので、邦題を(勝手に)付ける際には内容を重視しました。

 さて、スティーブ・バノン(大統領顧問)が死神姿で登場しています。そういえばこの人、死神って呼ばれてたんでしたっけ。日本だったら自民党のゲッベルスこと世耕弘成にナチス・ドイツの格好をさせるようなものでしょうか。
 それから、トランプが一方的に電話を切るというのは、1月28日にオーストラリアのターンブル首相に対して実際にやったことです。非礼にもほどがある。
 又、最後にバノンが大統領の席に座るのは、彼が影の大統領であることを風刺したものです。その横の小さなデスクでトランプが遊ぶって…ある意味すごいわ。

 それでは私の翻訳をどうぞ。

【拙訳】
デービッド「大統領、失礼します。夜なのでもう帰ろうと思いますが、何かご指示はありますか?」
トランプ「いや、ないよ、デービッド。だけどさ、ホワイトハウスで働くってどうなんだい? 両親は誇りに思っているかね?」
デービッド「アップルビーズ
(※1)で働くようなものです」
トランプ「結構。あともう一つ。ほら、私は娘のイヴァンカと彼女の夫のジャレッドを愛している。彼らはいつも私を穏やかに保ち、何か狂いすぎたことをしないことを確かめる」
デービッド「その通りです」
トランプ「簡単な質問だ。彼らはいないのか?」
デービッド「はい、彼らは安息日
(※2)でいません」
トランプ「完璧だ。ユダヤ人がいない時、正統派ユダヤ教徒は遊ぶだろう。それじゃあスティーブ・バノンを寄越してくれ」
バノン「やあ、ドナルド。来たぞ」
トランプ「やあスティーブ、くつろいでいるな」
バノン「それはどうも」
トランプ「私は違うよ。私は長い一日を過ごした。疲れてヘトヘトだよ。誰かに訳のわからないことができるように感じる」
バノン「多分オーストラリアに電話すべきだ」
トランプ「マジ? 何も打ち合わせとかしてないけど。それってまずくない? …やってみよう」
ターンブル「もしもし、オーストラリア首相のターンブルです」
トランプ「はい、もしもし、ドナルドです」
ターンブル「トランプ大統領、これはどうも。あなたのムスリム入国禁止令について多くの否定的な反応があると聞いています」
トランプ「いや、そうじゃない。みんなそれを愛している。ボーリンググリーンでの大虐殺
(※3)のゆえに我々はそれをやらなければならなかった」
ターンブル「そんなの聞いたことがない」
トランプ「ああ、恐ろしいよ
(※4)。多くの人たちが死んだけど、実際、彼らは幸運だ。彼らは『アプレンティス』(※5)がどれだけ悪いものになったかを見なくてよかったのだから」
ターンブル「トランプさん、我々の難民をいまだに受け入れ続けていることに感謝します」
トランプ「何だって?」
ターンブル「オバマ大統領は1200人の難民を受け入れると言いました。貴国の思いやりは忘れられることはないでしょう」
トランプ「いやいやいや、難民なんて! アメリカが第一でオーストラリアはクソ、おたくのサンゴ礁は破たんしている。戦争の準備をするんだな!」
ターンブル「ちょちょ、待て」
トランプ「スティーブ、まずいことになったと思う。まずかったか?」
バノン「いいや、計画通りだ」
トランプ「誰の計画だ? 君の計画か?」
バノン「いいや、あなたの計画」
トランプ「OK、よろしい。メキシコに電話しよう。私は彼らに壁の(建設)費用を払わせる賢い外交手段を考え出したんだ」
ペニャニエト「もしもし、ペニャニエト大統領です」
トランプ「壁の費用を払ってくれる人は何と言った?」
ペニャニエト「へ?」
トランプ「いや、壁の費用を払ってくれる人は何と言った?」
ペニャニエト「へ?」
トランプ「いやいや、君は『何だ』と言わないと」
ペニャニエト「ハハハ、君が言ってるのは、君自身が壁の費用を払ってくれるってことか」
トランプ「いや、お前が払え、負け犬、悪い奴め。俺たちの戦車が来るぞ、戦争の準備をするんだな!」
トランプ「スティーブ、私はもう働き過ぎている。やめるべきだ」
バノン「もしくは多分ドイツに電話すべきだ」
トランプ「OK」
メルケル「もしもし、私の愛しいバラク? バラク・オバマ、寂しかったわ」
トランプ「いえ、ドナルド・トランプです」
メルケル「ああっ、気持ち悪っ! ええ、ドナルド。あなたの国民はまだ抗議してるの?」
トランプ「はい、みんな通りを行進していて、彼らは『アプレンティス』がどれだけ悪くなってしまったのか怒っています」
メルケル「電話をおかけいただいてありがとうござい…
(※6)
トランプ「非常に重要になりつつある人物がいます。彼の名前はフレデリック・ダグラス
(※7)。直ちに彼と連絡を取ろうと思っている。彼は今非常に忙しいんだ」
メルケル「それはとても凄いわね、ドナルド。私もう行かないと…」
トランプ「私も2週間前の国際ホロコースト記念日については真面目になりたいんです。あなたもご存知の通り、600万人が…私の就任式にいました。そこにはそれだけ多くの人たちがいたんです。メディアはそれをカバーするのを拒否しました。不公平です。いつの日か、この闘争についての回想録を書いて、それを『我が闘争』
(※8)と呼ぶつもりです。アンジェラ、ドイツ語では何て言うんだい?」
メルケル「アンゲラです」
トランプ「え?」
メルケル「私の名前はアンゲラです」
トランプ「私を修正しないでくれ。今は私が統括している。ドイツはクソ、お前の壁は失敗、戦争の準備をするんだな!」
バノン「ああ、とても面白かったぞ」
トランプ「ありがとう、スティーブ、ありがとう。ああ、とてもいいことを思い付いた。見てろ」
ペニャニエト「もしもし?」
バノン「もしもし、おめでとうございます、あなたに2名分のハワイ無料航行が当選しました。あなたの国のクレジットカードの番号をご用意下さい」
ペニャニエト「我々は壁の費用を払わないぞ、ドナルド」
トランプ「ああ、そうだな」
トランプ「スティーブ、我々のいわゆる同盟国は全て私にとっては意味深い」
バノン「適当な小国に電話したらどうかな? 誰がボスか見せてやるんだ」
トランプ「ジンバブエはどう?」
バノン「完璧だ。アメリカの底力を見せてやるんだ」
ムガベ「もしもし?」
トランプ「ジンバブエ、こちらは町の新しい保安官だ」
ムガベ「待て、ドナルド・トランプか?」
トランプ「そうだ」
ムガベ「俺を独裁者だとでも思ってるのか? お前の背骨を裂いてやる! そしてお前の髑髏盃で酒を飲むぞ! お前は階下を歩くことさえできない! このチビの白人の厄介者め! 二度とジンバブエに電話してくるんじゃねえぞ!」
バノン「OK、ドナルド。今夜はもう充分楽しめたぞ。もう元のデスクに戻ってもいいかな?」
トランプ「ああ、もちろんだ、大統領閣下
(※9)。自分のデスクに行くよ」
トランプ「これ面白いな。大好き」
バノン「ああ、面白い。それではニューヨークから中継だ、サタデー・ナイト!」

※1.ファミリーレストラン。
※2.ジャレッド・クシュナーは正統派ユダヤ教徒であり、安息日を守る。又、妻のイヴァンカも同宗教に改宗している。
※3.ボーリンググリーンはアメリカのケンタッキー州の都市。トランプのカウンセラーのケリーアン・コンウェイがその地で虐殺事件(Bowling Green massacre)が起こったと言ったが、実際にはそんな事件は起こっていなかった。
※4.ターンブルは文字通りそんな事件は聞いたことがないと言っているが、トランプはそれを前代未聞の事件だと述べたと解釈している。
※5.かつてトランプが司会を務めていたテレビ番組。アーノルド・シュワルツェネッガーが2017年1月からこの番組の司会を務めている。
※6.原語は"Thank you so much--"とあり、直訳すると「ありがとうございます」だが、メルケルは話を切り上げたがっているように見受けられたのでそのニュアンスを込めて訳した。
※7.フレデリック・ダグラス(1818-1895)は黒人の奴隷制度廃止運動家。トランプは彼が存命中であるかのように話した。
※8.『我が闘争』はヒトラーの著書。
※9.バノンは「影の大統領」とも呼ばれていた。

ドナルド・トランプ

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ドナルド・トランプ(目次)

松本清張「秀頼走路」

あらすじ…大坂落城時に落ちのびた浪人の山上順助は、ひょんなことから桐の紋のある小袖と短刀を手に入れる。

 この後、山上順助は入手した(正確に言えば強奪した)アイテムを使って豊臣秀頼を騙ってゆくのですが、そもそもこの人物はどうしようもないダメ人間として描かれています。酒好き女好きだけならまだしも、戦意はなくて「彼は最後まで持ち場からの脱走を考えていた」(P411)という有様。又、ここには一々書きませんが、逃走時にも色々と悪行を働きます。
 もちろん本作は豊臣秀頼薩摩逃亡説を材に採ったフィクションですが、大坂城内にはこういった輩も来ていたことは想像に難くない。真田幸村や後藤又兵衛などのような「英雄」だけが来ていたわけではない、ということですな。

【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2016年、アメリカ)

監督:J・J・エイブラムス
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、ハリソン・フォード、マーク・ハミル
原題:Star Wars: The Force Awakens
備考:SF、エピソード7

あらすじ…ルーク・スカイウォーカーが姿を消した。銀河帝国軍の残党ファースト・オーダーはルークの行方を追っていた。

 カイロ・レンとハン・ソロの関係を書いてしまうとネタバレになるんじゃないかと思っていたのですが、この「フォースの覚醒」を実際に観ると、割と早い段階でその点が明らかにされていて、そこは意外に感じました。さすがに「帝国の逆襲」の時のようにクライマックスで明かされる、なんてことにはならずとも、もうちょっと引っ張ってもよかったかなと思わないでもない。
 とはいえ、この作品では旧キャラ(レイア・オーガナ、C-3PO、R2-D2など)や新キャラ(フィン・レイ、BB-8)、ミレニアム・ファルコンにデス・スターなど色々と盛り込んでいるから、それらの洪水に圧倒されてしまい、先述の点は半ばどうでもよくなってきました。

【関連記事】
スター・ウォーズ(目次)

安部龍太郎「大坂落城」

あらすじ…徳川方の砲撃が大坂城の天守を直撃し、淀殿はパニックに陥って和議を訴える。息子の豊臣秀頼はたしなめるが、母に押し切られてしまう。

秀頼はどうしようもない無力感にとらわれ、気力が萎えていくのを感じた。(P351)

 私も本作を読んでいて、そんな感じに襲われました。とはいえ、そもそも秀頼はお坊ちゃん育ちで、「英雄」でも「勇将」でもない。彼にその種の期待をするのは…いや、まあ、大坂方の武将たちは期待してたんでしょうけどねえ。

【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社

殺人狂時代(1967年、日本)

監督:岡本喜八
出演:仲代達矢、団令子、砂塚秀夫、天本英世
原作:都筑道夫
備考:アクションコメディ

あらすじ…大学講師・桔梗信治のもとに、溝呂木博士の殺し屋たちが次々に襲いかかる!

 主人公の桔梗信治と行動を共にする人物に「大友ビル」という者がいます。大友ビル…これはオートモービル(自動車)をもじったものだな、多分。
 それから、この大友ビルが、自分は顔が広いと言った時に画面が彼の顔にズームして更に引きのばされます。顔が広いという比喩を映像で直接表現しています。
 次に、主人公について。彼は殺し屋たちを次から次へと返り討ちに。それはもう、「お前本当にただの大学講師か?」とツッコミを入れたくなるくらいの手際の良さです。ただ、心理学を教えているだけあって、心理分析は鋭い。

 最後に、どんでん返しの連続について。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、「実は○○は××だった」というのがたて続けに展開されます。しかしそれらも、どこからが本当でどこからが嘘かよくわからない。
 ここに至って観客は煙に巻かれてしまいます。

 ともあれ、この作品全体にユーモアがあふれているので、あまり難しいことは考えずに視聴した方がいいでしょう。

トランプ家系図

トランプ家系図

 トランプモノのコメディ作品では家族もネタにされることがあります。トランプ大統領は「一門」を重用しているから、彼らも風刺の対象になってしまうのです。
 そこで補助資料として簡単な家系図を作っておきました。こうして見ると…複雑な家庭事情ですな。

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ドナルド・トランプ(目次)

滝口康彦「旗は六連銭」

あらすじ…大坂へ馳せ参じた真田幸村は度々献策するが、容れられない。

 幸村の家臣として穴山小助が登場。彼についての説明は本作ではちょっと見当たりませんが、おそらく真田ファンには説明するまでもないのでしょう。尚、他の十勇士は登場しない模様。

 それはさておき、幸村の献策が容れられない、というのは、大坂方における彼の存在感がそこまで大きくなかったということの表われなのでしょう。
 と同時に、大組織の中で自分の計画を実行させるだけの政治力を幸村が持ち合わせていなかったと言えなくもない。真田幸村が大坂場内で根回しに奔走するという姿はイメージしにくいですな。

【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社

ある殺し屋(1967年、日本)

監督:森一生
出演:市川雷蔵、野川由美子、成田三樹夫、小池朝雄
原作:藤原審爾『前夜』
備考:フィルム・ノワール

あらすじ…小料理屋を営む塩沢は、実は凄腕の殺し屋。木村組組長から対立する組長・大和田の暗殺を請け負い、成功させる。そんなある時、塩沢はひょんなことから転がり込んできた圭子と、木村組の前田と組んで…。

「ある殺し屋」人物関係図

 主人公の塩沢は寡黙な殺し屋です。これはアラン・ドロン主演の映画「サムライ」の殺し屋ジェフ・コステロと共通します。ただ、違いがあるとすれば、コステロの過去が一切描かれていないのに対し、こちらの塩沢は古い写真を見せることによって戦争中は戦闘機のパイロットだったことが観客に明かされます。
 尚、その古い写真には若い頃の大和田も一緒に写っているらしく、大和田と塩沢は因縁浅からぬ関係だということを示しています。とはいえ、映画ではそれ以上深く掘り下げることはせずに済ませており、多くは語られません。まあ、そっちの方が塩沢にミステリアスさが出るか。
 それから、クライマックスのアクションシーンも面白い。ベルトを鞭のように振るって戦うなんて、私は初めて見ましたよ。

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市川雷蔵(目次)

火坂雅志「老将」

あらすじ…尾羽打ち枯らした老将・和久宗是(わくそうぜ)が奥州の伊達政宗のもとへ身を寄せる。政宗は宗是を二千石の高禄で召し抱え、小姓の桑折(さおり)小十郎に彼の世話を命じる。小十郎は不満だったが…。

 小十郎は宗是のことを全く知らなかったのですが、実は凄い人物だということが途中で明らかにされます。小十郎は物語開始時点では元服前の少年であり、和久宗是というマイナー武将を知らなくてもやむをえまい。
 いや、寧ろこれだけ若い(したがってそれだけ無知な)人物の視点から描くことで、宗是の凄さを浮かび上がらせる効果があるのかもしれません。

【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社

オリエント急行殺人事件~死の片道切符~(2001年、アメリカ)

監督:カール・シェンケル
出演:アルフレッド・モリナ、メレディス・バクスター、レスリー・キャロン
原題:Murder on the Orient Express
原作:アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』
備考:ミステリー

あらすじ…エルキュール・ポアロがオリエント急行に乗っていたら殺人事件が発生。ポアロが捜査に乗り出す。

 まずは登場人物一覧を掲載しておきます。原作小説とは異なりますのでご注意を。

【登場人物一覧】
エルキュール・ポアロ…………名探偵。
ウォルフガング・ブーク………鉄道会社の重役。ポアロの友人。
サミュエル・ラチェット…………アメリカ人の金持ち。殺害される。
ウィリアム・マックイーン………ラチェットの部下。
ボブ・アーバスノット…………IT会社のCEO。
メアリー・デベナム……………救援活動家。
フィリップ・フォン・ストラウス…モナコの貴族。ヘレナの夫。
ヘレナ・フォン・ストラウス……モナコの貴族。フィリップの妻。
スラ・アルヴァラード…………南米の独裁者の未亡人。
キャロライン・ハバード………女優。
トニー・フォスカレッリ…………イタリア人セールスマン。
ピエール・ミシェル……………車掌。
ヴェラ・ロサコフ………………宝石泥棒。ポアロに求婚する。

 今作は現代が舞台ということで、VHSビデオやノートパソコンなどが登場しますし、特にパソコンは捜査で活用されています。又、登場人物たちの設定も現代風にアレンジされています(例:軍人→IT企業のCEO)。
 それから、エルキュール・ポアロの髪がフサフサで背もそこそこ高い。これはデヴィッド・スーシェ版ポアロとは対照的と言えるかもしれません。

 それにしても、序盤でヴェラ・ロサコフがポアロにプロポーズしたのには驚きましたな。一般的にプロポーズは男性が女性にするものとされていますが、その逆をやってみせています。これは女性が強くなった現代ならではのことであると同時に、ヴェラがそれだけ「積極的」な女性であるということを示しているのでしょう。

【関連記事】
オリエント急行殺人事件(1974年)

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